Oyajisculler's blog

(おやじスカラー戸田便り)

1) 2007年、北京五輪前年のブレーキ付きUT

以前、外人コーチABが、コーチング用として東大チームに紹介していた動画です。
ブレーキ付き付きとすることで、艇速が落ちキャッチでキャッチが掴みやすくなるメリットあり。技術練習の一環でやっているとのこと。
ミドルのブレード深さはかなり深め。押し切りは一枚シッカリキープし、タップダウン及びフェザーは自分のフィニッシュレンジの中で完了している。タップダウンに要するレンジロスは、見た所、20〜30cm程度で結構長い。これはタップダウン前のブレードが深い為にそうなるのだと考える。
彼のブレードワークの素晴らしいところは、タップダウン時に無駄なプレッシャーをブレードに与えず、殆どニュートラルの状態でブレードをリリースするため、白い泡やスプラッシュを殆ど出さずにリリースしている点。素晴らしい!
また、リリース完了時にフェザー完了、且つ、リカバリー時のブレードクリアランスが完全に完了しており、後はハンズアウェーしてフォワードするだけ、というシンプルなブレードワークになっている点。素晴らしい!
Drew Ginnは、この類稀な超効率的テクニックを駆使して、五輪金メダル3個、銀メダル1個を獲得している。
フィニッシュのリリース後に、ハンズアウェーせずに一瞬止めているが、これはバランスコントロールの技術練習の一環と思われる。
フォアやエイトの高レートクルーボートでは、素早いハンズアウェーが必須であり、この点は真似るべきではない。但し、技術練習の中でやるのは良いと思う。
https://m.youtube.com/watch?v=iYlmrNEPJus

3) 2012年ロンドン五輪 men's four 決勝 動画の後半が決勝

豪州フォアクルー: 銀メダルの3番がDrew Ginn
https://m.youtube.com/watch?v=x6wHZNWF7pA

東大対校チームもDrew Ginnのブレードワークをお手本とし、超効率ブレードワークを身につけよう。

以上