オネエ は侮蔑語だった?

今やすっかり定着した感がある、オネエ という言葉。けれどこれ、2丁目では侮蔑というか、良い意味で使われてなかったの知ってました?

ゲイの間で一番嫌われるのが、実はオネエです。友達になる分にはいいけど、恋人として付き合うのは絶対NG!!!ってゲイが今も大多数です。

ゲイは男性が好きです。だから女性的なオネエ、即ちオネエ言葉を使うゲイ、女装をするゲイはどうしてもゲイの間では生理的に気味悪がられます。(女装者はニューハーフや女装家というのであって、オネエとはいいません。オネエは飽くまで女装しない女性的なゲイを指します)。

そのオネエが、今はゲイと同義語で、しかも毎日のように地上波で使われていることに時代の変化(テレビ局の方々が誤解しているだけですが)と、少しばかりの違和を感じます。そんな時、


日本テレビ系春の新番組「ガチガセ」を見ました。
10人の男性が登場し、オネエかどうか見破るという内容でした。やはりここでもオネエか否かを見破るのであり、ゲイか否かではありません。そしてオネエ言葉を使わなそうなゲイの人にも、わざとオネエっぽい仕草をさせたり、オネエ言葉で喋らせていました。

どうしてもテレビ局の方々はゲイをオネエっぽく振舞わせようとします。そのほうが見た目とのギャップが可笑しく、視聴者のウケもいいからでしょう。

しかし!!!このブログで何度も言っているように、オネエはゲイの一部です。オネエ言葉やオネエっぽい仕草はしないゲイの方が多数派なのです。日本テレビを始め、日本のテレビ局の皆様、どうかそのことをご理解ください。そしてゲイをオネエ扱いして、笑いものにするのも、そろそろ止めて頂けませんかね、テレビ局さん。お笑いを全て否定しませんが、オネエではないゲイにまで誇張したオネエ振る舞いをさせるのは行き過ぎだと思います。