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2006年08月06日 (日) 晴れ

[]第6回行政法研究フォーラム

行政法研究フォーラムが昨日神戸大学で開催されました。


今回のテーマは「行政不服審査制度の再検討」です。今年の3月に研究会報告書が出され,先日まではパブリックコメントも行われていました。

「行政不服審査制度改正に関する論点の検討」(前田雅子先生)では,今回の研究会報告書を中心に論点ごとの検討がなされました。今回の研究会報告書は簡易迅速性から手続的保障にシフトしたものであること,処分の見直しや再処分といった発想からは離れることが改めて印象づけられました。

「行政不服審査制度改正に関わる論点と課題」(松本敦志・総務省行政管理局行政手続・制度調査室長)では,今回の研究会報告書の注目点でもある,審理の対審的構造化と行政処分以外への対応についてより詳しい話がありました。改革案における審査担当者とは,本省の場合には官房内に設置される部署を想定しているようです。また処分以外のものへの対応はなお流動的な要素が多く残されている印象を持ちました。

尹龍澤先生からのコメント(東アジアの行政不服審査制度)では,韓国・中国・台湾の行政不服審査制度と日本の制度との興味深い比較がなされました。韓国については何度か話を聞いたことがあったので概要は知っていましたが,中国・台湾については詳細を初めて知り,大変興味深かったです。

木佐茂男先生からのコメントでは,現行法が本当に使われてきていたのかの現状把握の重要性,審査の担い手としての公務員の問題,審級省略との関係,条例のシステム(とりわけ情報公開条例)との関係などさまざまな視点から,研究会報告書への指摘がなされました。簡易迅速と公正性の両立を可能とするシステムや担い手をどう作っていくかという問題意識に共感しました。

研究フォーラム会場からの眺め

会場となった神大会館は,バス停からはやや遠いのですが,眺めは抜群...本当に国立大学の敷地だろうかと思われるほどの眺めでした。いつもは正門(前回は通称「阿部ゲート」)からしか入ったことがなかったのですが,どの門から入っても設備が豪華だということがよく分かりました。

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