「『雀画バカ一代』を読む」第0回 (Glimpses of Unfamiliar Genre-Comic)
ブログ開始2日目にして早くも書くことがなくなったので、コラムを読む、という試みを始めよう。コラムと言っても、現在ほぼ唯一の、麻雀マンガについての評論集である。名を「雀画バカ一代」と言う。
作者の福地誠氏(ハカセ)と、先日麻雀マンガについて対談した*1際に、90年代の麻雀マンガについての知識不足を痛感した。「麻雀マンガ三十年史」の後編を書くために、一度精読する必要を感じている、という程度の軽い動機である。
まずは、コラム全49回のタイトル一覧を。このタイトルに沿って、毎回2〜3点の麻雀マンガ作品が俎上にあがっている。単行本化されていないものも多い。
【「雀画バカ一代」タイトル一覧】
- トイツ落とし
- 格付け
- もろのり
- 地獄待ち
- 何を切る!?
- ドサ健
- 片山−馬場ライン
- 前髪ぱらり
- チャンタの捨牌
- 三大理論家
- 点数計算
- 学園モノ
- ノーテンリーチ
- 三色同刻
- 動体視力
- 恋愛
- ツボの牌姿
- 安藤満
- ヒゲ
- リャンカン
- もろひっかけ
- 三色の選択
- 余計な一言
- イーペーコー
- ローズ
- お役立ち
- 実戦譜
- ツキの法則
- 絶滅種
- あまり牌
- 山越し
- 自信たっぷり
- 捨牌読み
- 凌ぎ
- うんちくセオリー
- 裏スジ
- 両天秤
- オープンリーチ
- レート
- レート(身体編)
- 差し込み
- デバサイ
- 四槓子
- 据え膳
- 多メンチャン
- ヤフオク
- ファジーな勝負術
- オヤジ
- 名言
特に順番はこだわらず、気の向くままに読んでいきたい。
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「雀画バカ一代」(作・福地誠)は、雑誌「近代麻雀」2003年9月15日号〜2005年9月15日号まで、49回にわたって連載されたコラム。毎回1つの題をもとに、麻雀マンガ作品を横断的に評論した。作者によれば、コラムの宿命として「人気は常に中位」だったとのこと。
作者の福地誠(愛称・ハカセ)は元「近代麻雀」の編集者で、麻雀ライターの第一人者。『アカギ 悪魔の戦術』『麻雀検定』シリーズなどの著作、「まんツボ」「まんトリ」(画・おおつぼマキ)などのマンガ原作がある。現在は「近代麻雀」でコラム「頭のいい人、悪い人の麻雀」を連載中、メールマガジン「月カン!雀賢荘」の編集長。
また最近は教育問題に深く取り組み、『教育格差絶望社会』という本(洋泉社ペーパーバックス)を上梓した。日本の教育が変質し、閉塞していく現状を冷静にたどった同書は、30代・40代を中心に大きな反響を呼んでいる、らしい。
- 作者: 福地誠
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2006/06
- メディア: 単行本
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- 福地誠氏のブログ、フリーライター福地誠の七色日記:
http://fukuchi.cocolog-nifty.com/blog/ - 月カン!雀賢荘:
http://www.melma.com/backnumber_39146_3289618/