社内での情報共有について

某大手電機メーカー子会社での製品ソフトウェア開発
の比較的大きな会社から、社員数人のベンチャーまで
様々な職種、様々な会社形態を見てきた中で
最近、社内での情報共有について非常に興味があり
情報共有の方法についての情報をチェックしている。


自分の経験上、やはり製品に組み込むソフトウェアの開発に携わっていた時が
一番情報共有がしっかりなされたと感じている。
「仕様変更」があればメール、さらに改訂版で差し替え
設計上の決定事項はミーティング、メールなどで共有される。


電話で設計の細かいところを決定したら
その内容をその相手にメールして
「先ほどの話し合いで、こう認識をしたけれどこれで宜しいですか?」と聞く。
人間勘違いで受け取り方も違うものだが
言った言わない以上の厳しい状況で情報を周知徹底していた。
それこそ、裁判沙汰になっても「証拠が残っている。」ぐらいの勢いだった。


そこまでするにはもちろん訳があり何せバグを出して
「製品回収」と言う事態になれば
親会社には億と言う損害が出る上に
例え工場が違い全く関係の無い部署が作っている
製品までにも被害が及ぶ可能性もあるからだ
皆さんだって、○○制の掃除機が購入後すぐに
壊れたら次回○○制の製品を購入するのに躊躇したりするでしょう?


だから『周知』はかなり徹底されていた。
「知らなかった。」では済まされない。
「知らせなかった。」は持っての他
バグが出たら「何故出たのか。」「今後の対策は?」
「修正後の動作確認は何回?」
を、掲示板のようなツールで共有し
書き込みがあると全員にメールで内容が知らされる・・・。
似たようなバグを出した社員には
上司や先輩からの厳しい突っ込み


そんな世界にいた私にとっては
社内での問題の傾向&対策を徹底して情報収集、対策案検討を
効率よく行うツールについては興味の対象であり
なんとなくそう言った情報が手に入るポジションに
行く先々で携わるのは、やはり潜在意識の中で
そこにフォーカスが合っているからなのでしょうか。


情報は会社の財産であり、情報を共有するところに
合理化が生まれ、アイデアが生まれ。
会社を盛り上げていく、と言う事に気付いている経営陣は
意外に少ない、情報の漏れは会社の損害でもあります。


http://research.goo.ne.jp/Result/000354/