Hatena::ブログ(Diary)

pal-9999の日記 このページをアンテナに追加 RSSフィード

生涯楽天家がモットーの男のネタ的はてなダイアリー。本家はこちら
サッカーネタは、pal-9999のサッカーレポートに移転しました。

2009-03-10

[]子供をつくらないという選択で貴方は何を得るか? 子供をつくらないという選択で貴方は何を得るか?を含むブックマーク

女。女性にとっては男と言えるかどうかはわからない。男女というのは30代に入って、生物的なら子どもをなしてみたいな時期になってから、魔の時期がある。まあ、これは簡単に言えるものではない。非モテとかいう人は実はけっこう守られているというか進化論的な有利があるのだなと個人的には思う。


50年生きてみると


finalventさんの記事を読んで、この一節を読んだ時にピキューンときたので、ちょっとばかし書いておこう。


今、現在、日本では少子高齢化が進んでいる。その背景には、男女の未婚率の上昇や夫婦が作る子供の数が少なくなったという問題がある。で、なんだけど、世の中には僕を含めて、結婚してない人達という人が多数いて、子供をそもそも作らないというカップルもいくらかいる。


そういう人達は、一体、何を得るんだろう?と思う時に、どうしても社会保障との絡みで考えてしまうことがある。


結論からいえば、僕は、この点で、先進諸国の人々は、ある種のフリーライダー問題を起こしているんじゃないかと思っている。


社会保障ビッグバン


こちらの記事に、将来の社会保障制度の問題点が色々と書かれているので、詳しく知りたい人は、読んで貰えればいいのだが、日本の社会保障制度は、「高齢層が使う費用を現役世代が負担する世代間扶養方式」を取っている。


平たくいえば、老人の介護費、医療費、年金は、全部、若者が払う仕組みになっている。


これは、ちょっと前まではもの凄く上手く行っていた。というのも、日本はちょっと前まで、若い国だったからだ。つまり、高齢者よりずっと沢山の若者がいたんである。1950年当時、日本では退職者一人に対して、10人の労働者がいたので、このやり方は非常に上手いやり方だった。ほんの少しの若者の負担で、高齢者は沢山の社会保障を得ることが可能だったからだ。


ただ、2005年には退職者一人に対して、3.1人の労働者しかいなくなってしまった。今後、この数字はさらに悪化すると予想される。日本の社会保障制度は、いずれたちいかなくなると言われているのは、このせいだ。扶養せねばならない退職者が現役労働者の数と比較して、多すぎるのである。


ちょっと、先にあげたリンク先から引用するが、

医療費が嵩む中高年層が増加する等の原因により、わが国の医療費は2000年の27兆円が2015年には53兆円にまで達する見通しである。年金は同期間に35兆円が60兆円に拡大する。これに介護保険を含めた社会保険の財政規模は2000年の68兆円が2015年には124兆円に膨れ上がる。これは名目国民所得に対する割合が16%から23%に拡大することを意味する。

社会保険財政の膨張により、国庫・地方財政負担も短期間のうちに増大するが、この財源を確保する当てはない。また企業負担も拡大を続けるが、企業が高負担に耐えられるかは疑問であり、個人分の負担増も含めて、保険制度を支え切れなくなる恐れが強い。加えて、年金保険には積立不足金(未積立債務)の問題があり、現行制度のままでは2000年の627兆円と目される積立不足が2015年には1,130兆円にまで膨張し、後世代に重い負担を強いることになる。


こんな感じである。どう考えてもこのまま維持は不可能なのだ。


しかし、何故、こんな事になってしまったんだろう?


この制度を続ける限り、人々は、もっと子供を沢山作っても良かったはずだ。そうすれば、社会保証制度が崩壊寸前に追い込まれることはなかっただろう。そして、子供を沢山作っていれば、自分達の老後も安心なのだ。


世の中には、子供が親の面倒をみるのなんて、今風じゃないと考える人もいるかもしれない。


しかし、この考え方は、ちょっと間違っている。直接、貴方が親の面倒を見る必要は確かにないかもしれない。介護をする必要はないかもしれないし、実際に介護施設などに高齢者はさっさと入ってしまうこともある。


しかし、貴方の親の年金、介護費、医療費は、税金という形で貴方に間接的に負担させられているのだ


直接、自分で年老いた親の面倒を見るか、税金を納めて、そのお金で間接的に年老いた親の面倒をみるか、なのだ。


だから、自分達の老後の面倒をみてくれる子供を沢山作るインセンティブは、本来であればあったはずなのである。そうしないと、社会保障制度が維持できないのは目に見えているからだ。自分達が年を取ったとき、十分な数の現役労働者がいないと、社会保障は維持できない仕組みなのだ。このシステムでは。


だが、それにも関わらず少子化が進んでしまった。しかも、ほとんどの先進国で。何故だろう?


実は、この「世代間扶養方式」というゲームには、ある抜け穴がある。


というのも、このゲームのルールでは、年金と税金さえ払っていればほとんど全ての人が老後の社会保障を受けれるのである。子供の有無、子供の数と全く関係なく


社会保障は当然の権利だと思っている人が多い。年金は貰えて当然だと思う人もいる。だが、そのお金は現役労働者が支払う仕組みなのだ。十分な年金が欲しいなら、子供を作って育てるのが結果的にはベストなのだ。


現代の日本では、子育てには莫大なコストがかかる。子供を5人つくって大学に行かせれば、それだけで億単位の金がかかってしまうだろう。


しかし、その子供達が立派に育って、日本を支え、自分達の老後を安泰にさせてくれるなら、これはそんなに損ではないゲームだ。


だが、一方で、これよりずっと「儲かるゲーム」が存在する。つまり、子供を全く作らないか、あるいは自分が育てる子供の数を減らすというゲームだ。


ここがポイント。繰り返すが、年金と税金さえ払っていればほとんど全ての人が老後の社会保障を受けれるのである。子供の有無、子供の数と全く関係なくだ。


つまり、このゲームのルールだと、子供を作らずに社会保障だけを受け取るのが、自分の現世での利益を最大化できてしまうのだ。子育ての費用を全部、自分為に使えてしまう。そして、老後は、年金で安泰暮らしだ。


つまり、現状のゲームのルールでは、社会保障の持続に必要不可欠な費用である、子育てや子作りというコストを負担することなく、年金というリターンだけを得る事ができてしまうのだ。


これは、最初に述べたように一種のフリーライダー問題である。


フリーライダー(英:free rider)《ただ乗りする人》とは、(1)活動に必要なコストを負担せず利益だけを受ける人、(2)不労所得者を意味する。

経済学では、ことに公共財のように非排除性があるサービスについて、便益は享受しているのに対価(供給のための費用)を支払わない者を指す用語である。


社会保障、特に世代間扶養方式というゲームでは、この問題が起こる。


これは、年金を賦課方式から積み立て方式に変えても解決しない。なぜなら、介護費や医療費にかかる保険費用は、基本的に、現役労働世代で負担せねばならないからだ。介護費や医療費まで積み立て方式にすれば又別だろうが。


子供をつくらないという選択で貴方は何を得るか?


答えは、「社会保障システムにフリーライドできる」だ。子育て費用を負担しないで良い分が貴方のフリーランチとなる。ある意味で合理的なのだ。


ただ、一点、問題がある。


貴方だけがフリーライダーで、他の人がみんな真面目に子作りして子育てしていれば、貴方は一人勝ちできる。フリーランチを楽しめるだろう。


ただし、貴方と同じ戦略を、または似たような戦略を大多数の人が取った場合には・・・アウトだ。十分な数の子供が経済に供給されない事によって、社会保障制度は破綻して、貴方のフリーランチは消え去る。


そして、恐ろしい話だけど、みながただ乗りをしようとした結果が、今のイギリスなどを除く先進国の少子化高齢化、社会保障システムの破綻という結果に結びついたんじゃないかって話。

本木本木 2009/03/10 13:35 社会保障システムを維持するために子供を産めよ育てよですか。
さすがに本末転倒だと思います。

その通りその通り 2009/03/10 14:31 まさにそうなるんじゃないですか。しょうがないって諦めましょう。

fullburnianfullburnian 2009/03/10 18:36  思いっきり重税にしてその代わり子育てにかかる費用を全額政府持ち、というルールに変えればフリーライドできなくなるので社会保障システムが長続きすると思います。

あーああーあ 2009/03/10 21:48 子供「僕は何のために生まれたの?」
貴方「私に利用されるためだよ。」

MOEMOE 2009/03/11 00:06 たくさん子供を作れば手厚い社会保障が受けられるという制度は良いですね。
確かにたくさん子供を作れば、それだけ多くの税金を払うことになるのだから合理的に思えます。

y_arimy_arim 2009/03/11 01:46 別に人間、子供を作る装置じゃないんだけどなあ。以前「女は産む機械」とかほざいたバカ閣僚がいたけどさ。

pal-9999pal-9999 2009/03/11 02:00 本文にもちょっと書きましたが、現在の世代間扶養方式って
システム内に常に十分な数の子供を女性が供給しないと維持できません。

女性は生む機械って言葉はアレですけど、このシステム自体がそもそも
女性に多くの負担をかけるシステムなんです。

とおりすがりとおりすがり 2009/03/11 08:39 社会保障がどうとかいうより、そもそも人口が減少すると国力減少につながる。
人口の多さが労働、生産、経済活動の規模に直結するんだから。
最近内需拡大すべきとよく聞くけど、国内市場の規模はむしろ先細りだろ。
外需に頼るなと言われても無理。

国は早く女性が子供を産みやすいような社会にしないといけない。
それさえできれば「女性は子供をたくさん産むべき」というのはある程度正しい主張になる。
もちろん言葉は選ばないと。「産む機械」とは…。
言いたいことはわかるが。

kk 2009/03/11 09:08 産む機械発言に関しては、確か前後の文脈を見ると、
産むことができる女性の数には上限があるっていう話を
生産数で例えてってような話だったので、実際別に女性を
バカにした話とかじゃなくてそうできる人を増やそうとか
全然マトモな話だったはずだったんですけどね

rr 2009/03/13 03:17 子供をつくらない事が、老後の社会保障にフリーライドって観点から書かれているのは違和感がありますね。
貧乏でもたくさんつくる夫婦もいれば、逆もまた然り。
老後のフリーライドの為に、子をつくらない決断をした人間がどれ程いるのか?

20〜30代の頃、経済、時間的に余裕がなく困難、
或いは、経済的には余裕があったが、特に欲しいとは思わない、価値観、思い描くライフスタイルからくる決断などではないか?
子をつくらなかったこと(少子化)を、これらの眼前にある理由を差し置いて、何十年後かのフリーライドから論じるのは道理が違うでしょう。
そういう考えからつくらなかった人たちもいるかもしれないが、
フリーライドが得をするというのは計算上の事実であって、
それが少子化の主要因であるという事は全く言えない。







世代間扶養方式というゲームに抜け穴があるから、というのは少子化の

nelnel 2009/03/13 06:47 教育コストの激増が少子化を招いてるのだと思います。
年金問題は間接的な問題ではないでしょうか。

あ 2009/04/12 01:18 >別に人間、子供を作る装置じゃないんだけどなあ。

じゃあ、人間って何なんでしょうね?
素でそういう意味不明な事言う人がけっこういるよね。

私は、人間に限らず全ての生物は「子供を作る装置」だと思いますけど。
だってそれが生物であるという事なんだし。

>老後のフリーライドの為に、子をつくらない決断をした人間がどれ程いるのか?

老後のフリーライドまで損得勘定の頭が回る人間自体が日本には少ないと思う。
単にリアルタイムで金使いたくないから一人しか産まないって家庭が増えてるだけでしょ。

dokusyadokusya 2009/04/22 11:18 これは他のエントリからの引用ですが、
>女性が十分な数の子供を常に社会に供給するか
この様な文脈が度々つっこまれてしまうのは、
「女性が供給」という部分に問題があるのではないでしょうか?
男女が居なければそもそも子供を作る事は出来ないのに、
殆どの場合何故か「夫婦」はすべて「女性」に言い換えられ
少子化の問題を語る時に殆どの場合女性だけにその責任が
押しつけられている、もしくは「社会に問題」に振られている
事に疑問を覚えます。そこに男性は一度も出てきません。

更に今、女性は二つの立場の男性から「社会への進出」と
「子供の供給」その両方を求められています。
(要するに日本を救ってね!っと言っているようです)
別人の言った事とはいえ負担・時間的に容易でない事は明らかです。
女性たちに日本を任せて、責任を負わせて、「逃げる」
男性の姿がここから浮かび上がってきます。
何よりもまず問題を正面から受け止められなければ解決は
まず無いと言うのが私の考えです。

A 2011/11/26 21:19 沢山子供を作れば手厚い補償?そんなのおかしい。
私、子供いませんが、私の税金は子供の為にも使われています。
子供を産んだ人数で老後の保障が決まるなら、子供がいない人は子供の為に使われる税金は免除しないとおかしい。

Aさんに一票Aさんに一票 2012/01/07 15:53 若者が老人を支えるという現制度をいっそのことなくしてしまえばいい。今よりうんとシビアな時代になると思うけど、世代間の不公平感とかこの記事のような変な不公平感もなくなるしね。
老後に楽したければ働けるうちに自分で準備する!ということで。
あ、でも、病気とか障害で働きたくても働けない人はみんなで支えてあげるしかないけどね。

D 2012/03/08 13:09 この記事を読むと、私には子供を産むことは老後の投資も含むと聞こえる。

今以上に海外への業務委託で、今後、日本の雇用が更に冷え込み、
若い世代の生活保護者が今以上に増えていく可能性もなくはない。

そうなった場合、この記事から推考すると、そのつけは子供を産んだ者に
払えとなるのではないだろうか。

とはいえども、私は、独身者や子供のいない家庭に条件次第では、
重税を課すのもいいのではないかと思う。
その税が未来を担う子供たちやそのご両親を助けるのであれば、
いいのではないかとそう思う。
条件として、子供のいなかった身寄りのない高齢者の介護等々。

互いに支え合い、譲り合えたら、良いのではよいかと思う。

gg 2015/12/26 23:55 生涯の子育て費用を考えて子供を躊躇してますが、よそ様の子供には税金だけ払って歳をとったら タダ乗り扱いは切ないですね。

gg 2015/12/26 23:55 生涯の子育て費用を考えて子供を躊躇してますが、よそ様の子供には税金だけ払って歳をとったら タダ乗り扱いは切ないですね。

もりぞーもりぞー 2016/08/23 17:51 無自覚な人が多いね。子供をあえて作らないとか、結婚出来るのに努力しない人は、老後孤独ですよ。
周りは皆死にますよ。後悔先に立たずといいますから、早く気がつくと良いですね。
私は底辺の工場勤務で、年収200万ですが子供はま2人居ます。
妻は専業主婦です。
外食など出来ませんが、十分暮らせます。
お金が〜と言う人で、年収200万以上の人はさぞ無駄遣いをしてるんでしょうね。