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2012-05-24

[]日本代表対アゼルバイジャンの感想 日本代表対アゼルバイジャンの感想を含むブックマーク

皆さん、こんにちは。実は今、ちまちまと今期のジュビロ磐田についてのエントリ書いてる最中なんですけど、それで色々と思う事もあり、今日は先日行われた日本対アゼルバイジャンの感想でも書こうと思います。ホントにちょっとした感想なので、そんなキャプは使いません。


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日本対アゼルバイジャン。アゼルバイジャンの守備ェ・・・・

で久々の代表戦なんですけど、マッチアップ的にはこうです。


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日本代表は343やるかなと思ってたんですけど、4231でした。対するアゼルバイジャンは442です。それでなんですけど、4231ってフォーメーションとやる場合、442はちょっとミスマッチ抱えます。図にすると


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ここになります。中盤中央で、ボランチ二人がトップ下とボランチ二人を見なきゃいけなくなるんですね。それでなんですけど、普通は、ここにセカンドトップあたりがプレスバックしてきて、中央で数的不利に陥らないようにします。


ただ、この試合ではプレスバックがさほどきつくないので中盤中央で簡単に日本に数的優位を作られてました。


――今日は遠藤が不在で、中央にいる本田圭佑が後ろに下がってゲームを作ろうとしているように見えた。本田の使い方として、彼にゲームメークさせるのは監督の考えなのか?(後藤健生/フリーランス)

 本田に関してだが、彼の真ん中でのサポートは今日だけではなく常に必要だ。今日は相手が4−4−2、ウチが4−2−3−1で、中盤の中央で数的優位を作ることができた。そこでタメができることで、香川と岡崎が前に集中できるようになった。


ザッケローニ監督「デビューした3人は、非常にいい出来だった」 (1/2) キリンチャレンジカップ アゼルバイジャン戦後会見


ってのがあるんですけどね。あそこで日本に数的優位を与えてしまうと、簡単に本田に縦のくさびのパスが入ってしまうから、どう考えてもやっちゃけいないんですけど、アゼルバイジャンは割とそのあたりルーズでした。アゼルバイジャン、ドイツに6−1でぼこられてましたけど、ああいう守備やってたら、そりゃ大差のスコアになるかなあと。試合みてないんですけどね。ただ、この試合のアゼルバイジャン見る限り、あの守備方法だとドイツの4231相手には無理ゲーです。エジルに楔の縦パスがガシガシ入っちゃうし。


この試合、代表選手のフィジカルチェックにしかならない内容で、アゼルバイジャンの守備方法に問題がありすぎました。フォクツは往年の名選手だし、監督としての経歴でもタイトルを取ってるわけですから文句のつけよう無い人なんですが、ちょっと采配的に首をかしげたくなるような出来でした。もっとも、アゼルバイジャンのサッカーのレベルがそこまでだったとも言えるんですけども。


この試合、もう一つ、思わずうめいてしまった守備が日本の先制点のシーンです。


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まず、動画の8秒の所なんですけど、長谷部が前をむいてボール持ってるところにアゼルバイジャンのボランチが飛び出していってスライディングかけてるんですね。


これ、絶対にやっちゃいけないプレーで滑る必要性ゼロです。あそこで前を向いてる長谷部クラスの選手に無理にボールを奪いにいって滑るとかありえない。交わされるに決まってるし。案の定、交わされて本田にボール出されてます。前をむいてる相手に無理にボールを奪いにいってはいけないってセオリーがあるんですけど、ここでは完全にセオリー無視の守備やってます。


ただ、さらに問題なのが、ここで本田にボールが出たとき、さらにもう一人のボランチが本田にスライディングかけてるんですよ。これは、ありえないってレベルじゃねぇぞって話でして、ボランチが一人飛び出してしまったので、残ってるのは中央のボランチ一人。ここで交わされたら日本に中央のスペースを丸ごと献上する事になります。


普通は、ここでボランチがするべき仕事はボールを奪うことでなくて、本田と距離を保ちつつ併走しつつ、日本のカウンターのスピードを遅くしながら時間を稼ぐ守備なんです。ところがアゼルバイジャン、全く、これが出来てない。


それで次に起こったのが本田が滑ってきたボランチを軽く交わして走り込んできた長谷部に落としてます。もうこの時点で失点確定です。ボランチ二人が連続して守備の致命的なミスをしたんですから。


勿論、最後の香川のシュートの前に、SBが滑ったのも問題ですけどね。ただ、あの得点は、アゼルバイジャンのボランチ二人が致命的ともいえるミスを連続して行った事が原因になってるので、SBを攻めるのは酷です。


ついでにもう一つ、相手の右SHの動き。ボランチが飛び出して長谷部につっかけてるんだから、あそこは全力で戻って中央で相手にスペースを与えないようにカバーに入れって話なんですけど、途中で戻るのやめてるんですよ。全力で戻って中央のスペースを埋めようとしている左SHとの差はあまりに大きいです。




日本の攻撃で気になったこと


それでなんですが、この試合で気になった事なんですけど、日本の4231って攻撃の時、前の4人+ボランチにもう少し連動性があってもいいと思うんですよね。もっとも、あんまり前に人数かけたくないのかもしれないし、カウンター狙ってくるアジア相手に人数かけた攻撃はしたくないってザックが考えてても、それはそれでしょうがないんですけど。


えーと、ちょうど、磐田の4231のキャプつくってたので、ちょっと、磐田対鹿島の試合のキャプで4231の攻撃のいい題材があったので、紹介しときます。磐田の話は、週末あたりに上げます。


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こういう攻撃なんですけどね。ちなみに鹿島もアゼルバイジャンと同じで、セカンドトップのプレスバックが、さほど無いため、中盤中央で簡単に磐田に数的優位を作れてました。結果として起こったのがジュビロのトップ下、松浦無双です。


日本代表はサイドに香川を張らせてます。監督の指示みたいですが、それはずーっとそうだった訳だし、別にいいんですよ。


ただ、香川がサイドでボールをもった時にボランチやトップ下の選手の効果的なフリーランニングが無いことが多いんです。


サイドに張ってるWGがボールを持ったときに、相手のSBとCBの間にスペースが一瞬生じます。だから、そこにトップ下かボランチが走り込んでくれば、相手のボランチ一枚がそれについていかざえるをえません。もしついてこないなら、香川は、そこにスルーパス合わせればいいだけ。


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図にするとこういう感じなんですけどね。中央で数的有利を作れてるわけだから、トップ下かボランチからWGに展開するのは簡単なんです。で、展開した後に、トップ下かボランチ一枚が、即座にSBとCBの間に走っていかないといけないのに、そこに走る動きがあんまないのが気になって。あそこに走っていく選手がいれば、ボランチが一枚、それについていかざるを得ないので、中央にスペース作れます。そこに香川がカットインすれば、あとは香川が何とかしてくれるのに勿体ない・・・と思いながら見てたんですけどね。


磐田の4231のほうは、そういう動きがきちんと出来てるんですけど、代表だとそれがあんまないんですね。だから、香川にしろ、途中で入った宮市にしろ独力での突破を選ぶしかなくなってました。もっとも宮市はそれが持ち味なんでそれでいいんですけど。


今の日本は、独力でサイド突破してクロスあげれる選手が香川、宮市、長友と左に揃ってるので、そこまで問題って訳でもないんです。


ただね、ああいうやり方だと香川の良さがでないし勿体ないんですよ。香川の良さって周りを上手く使いながらコンビネーションで裏をとっていく所だし、中央でのコンビネーションをもっと出来る攻撃をやってもいいのにと思ったわけです。もっとも攻撃には5枚くらいしかザックはかけるつもりはないようなんで、枚数的にアレってのもあるんでしょうが。


これをやらないと相手としてはあんまり怖くないんですよ。クロス一辺倒になっちゃうし。ニアにスペース出来てるのに使わないとか勿体ないなあと思ってみてました。


ケンゴが入ってからは、ケンゴはWGにボールが出ると、SBとCBの間に必ず走っていくので中央にスペース出来てること多かったですが、宮市、それを上手く使えてないんですね。ケンゴが相手のボランチを最終ラインに引っ張ってくれてるので、中央にスペースできてるわけで、ドリブルでカットインしていいのに・・・とか思いました。宮市は、ああいう所の判断をあげていかないといけないです。


他にも、やっぱり攻撃が左偏重でして、左と中央固められた不味くないかとか思いまして、相手の監督が先日の日本代表みたら、左と中央固めて、日本代表の攻撃を右に誘導してくると思いますけど、その時にどーするんだとか。


まあ、ザックも色々と考えている訳でしょうから、ザックの修正に期待しましょう。


ではでは。

アルテアルテ 2012/05/25 00:35 あの試合、松浦がキレキレだったのはそういうわけだったんですね。ジュビサポなので週末の記事楽しみにしています!

ユノユノ 2012/05/25 01:04 今年の磐田の攻撃は、サポも見ていて楽しいです(^^)

アゼルバイジャン戦を観戦していてもやもやしていた部分が簡潔にまとめられていて、スッキリしました。
試合後に何人かの選手も言ってましたが、単騎もしくは2人の連携ばかりで、
人数をかけて組織的に崩せていた場面が少なすぎた(下手すると皆無?)気がします。
来月の予選に向けてどう動くのか、楽しみです。

タカタカ 2012/05/25 01:58 いつもわかりやすい解説ありがとうございます。
アゼルバイジャン戦はコンディションチェックにしかならないのですね。
右に誘導された時に、どう崩していくのか、ザックの戦術楽しみです。
ウッチーのコンディションと藤本が代表外れたことから、
清武と酒井に期待。五輪だけでなく、A代表に必要ですね。

ななしななし 2012/05/25 11:01 長谷部が攻撃的に左の細貝が守備的にって決まってたみたいで、細貝が上がり自重してたんでしょうね
運動量が豊富な選手だけにもったいないけど

ししゃもししゃも 2012/05/25 14:44 香川がケンゴとはやりやすいってな発言してましたけどこういうことだったんですね。
ケンゴがその動きをやってるってことは監督うんぬんより本人の適性ですかね。
本田と前田が被り気味なのもそこらへんなんでしょうね。
結局本田ってどこが適正なんでしょうね…。

mottainaimottainai 2012/05/25 22:03 トップ下とボランチのフリーランニングのなさ、気になりましたねえ…
長谷部はミスパスは多かったけれども、縦への意識が高かった点は評価します。
本田は持てばキープできるのでフィジカルの弱い代表ではとても有効ですね。
ただ相変わらずオフザボールの動きが悪過ぎる。
地味な仕事もコツコツやってもらわないと…
細貝はアンカー的な役割が中心と自分で言ってましたから攻撃参加は自重してたんでしょう。

本田と香川の能力の高さは代表の中でやはり抜けてますから
2人が揃った方がチームの力はアップするのは当然でしょうね。
アジアカップの頃に較べれば、連携も随分良くなってますし。
ただもうね…2人のサッカー観は違い過ぎますな。
クラッシックなサッカーと最先端のサッカー。
どっちがいいという訳ではないですけど。
できれば本田にはあの眠くなる試合ばかりのロシアリーグから今すぐ移籍してもらって
最先端サッカーを指導する監督に巡り合ってもらいたい。

うどんうどん 2012/05/26 00:32 CBの二人が
最終ラインでボールをごちゃごちゃ交換してたところも
解説して欲しかったです

ソサソサ 2012/05/26 06:16 トゥーロン国際見てると宮市、香川はA代表に選ばれるだけあるなって思う。
てか海外でプレーしてる選手は自信や気持ちが強いんだなって思った。
確かに本田はオフザボールの動きは良くないけど、結果として勝てるチームになるからなぁ。
少しは指摘してるような動きがあっても良いとは思うけどね。

きいよんきいよん 2012/05/26 13:42 香川のワンタッチプレイの美しさは代表では発揮する場所がないのかなあ、
もう本田△はボランチかワントップのほうがいいよ、清武も使いたいし。

カガーカガー 2012/05/26 19:37 なるほど、そういうことだったのですね。だから香川の良さがドルのように発揮されないんですね。他の人も言っていましたけど本田はワントップかボランチが適正なんでしょうね。

本田がトップ下の場合は4ー3−3のような感じになるから、ワントップは香川とのコンビネーションや連動性のある偽のワントップを使って、流動的に崩していかないと香川の才能がもったいない気がします。

バイエルンとの決勝でのグロスとレヴァと3人でカウンターで崩した、あんな香川が見たいです。
中央でボールを持った時何でもできそうでしたもんね。レヴァが決めたけどあれは香川のゴールでしたね。

デフェンダーのドイツ人と日本人のフィジカルを考えた場合、香川をトップ下で使いにくいのも分かるけど、もっと香川の才能を活かして欲しい。乾とか清武のようなタイプ選手の近くで使って欲しいなと思います。

本田がいてもそれはできるはずだと思うのですが。このままではワールドカップ本戦はまずいですよね。予選はこのままでも何とかなるとは思いますが。

香川は日本の宝なのに、なんとも歯がゆいです。

tttt 2012/05/28 01:48 本田を1トップで使って、香川、乾、清武の三人はどうでしょう?

ぬーんぬーん 2012/05/29 00:07 でも去年の日韓戦では色んな選手がそういう動きをして、ボランチやCBを引っ張る動きを頻繁にしてましたよね

ザックも手振りでそういう指示出してるのもちょくちょく見えました

決して制限してる訳ではないのでは

axel69axel69 2012/05/29 13:45 主にコメントに対してですが...

代表の1トップが前田・ハーフナー・李のいずれでも役者不足なこと、そして仮に本田を1トップに据えるとしても今度は左右のSHが今度は帯に短し襷に長しになってしまうこと。

さらにはCBの能力不足とも相まって常時ハイプレスができないこと、そしてリーグと代表戦という「錬度」も「負けの持つ意味の違い」からリスク管理の比重が違うこと。

そして対バルサ・メッシ用として開発・普及しつつある「外は捨てても中を守る」守備(3次予選のホームでのウズベキスタン)に対して(コンディションは悪かったにせよ)香川トップ下+アルファで点を取れなかったこと。

これらを無視して香川トップ下マンセーってのはいかがなものでしょうね?

カガーカガー 2012/05/29 15:52 香川トップ下マンセーってわけではないです。
ただ、香川はウイングで使うのはもったいないなと思っているだけです。CR7ぐらいのスピードがあれば別ですけど。彼でさえエジルがサイドに流れてトップ下でポジションをとることがよくあります。センターフォワードのポジションをとっていることがありますし。

そういった意味で香川をは中央で使わないと彼のよさは出てこないと思います。明らかにCR7やロベリーとは違いますし、スペインがワールドカップの時4231のサイドでイニエスタを使っていましたが、彼ともまったく違いますし。

香川は器用だからサイドもできるけど、ザックがサイドに張っていろと言われているようでは、彼の才能がもったいないですね。

ドルが優勝を決めた、レヴァからのスルーパスをワンタッチでキーパーをかわして決めた2点目のような活躍が見てみたいですね。ドルで香川が左サイドタッチラインぎわで良いプレーをした記憶があまりないです。

axel69axel69 2012/05/30 05:22 香川が一番良いとポジションはトップ下(セカンドトップ)というのには私も同意です(ドルの試合はほとんど見てました)。ただ、今の代表においてはトップ下はフィルター役やSBの上がりを待つためのタメ作りだったりで、どちらかというと香川の得点能力を生かすにはなんか不向きに思えるんですよね。

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きいよんきいよん 2012/06/02 22:56 いままでのアジア予選突破の歴史見てると、アジア突破用のチームとW/C用のチームはまったく正反対のチームになるのはいたしかたないもんね、その辺はザックもわかってると思うよ、だから、コンフェデあたりでアジア突破の功労者もどんどん入れ替わると思うよ。

よせんよせん 2012/06/04 02:00 解りやすい解説有難うございます。

日本代表最終予選が始まりましたね。
日本-マーン戦について、時間ありましたら解説お願いします。
個人的意見ですが、香川が窮屈そうに見えました。
周りとの連携も取れてなく、中央に入ったりもしてましたがボールが殆ど来なかった様に思いました。
何故なのでしょうか…。

名無しさん名無しさん 2012/06/04 21:00 オマーン戦に関していえば、「遠藤は本当に劣化しているのか」というテーマにも触れてもらいたいです。
パスミスが多かったり消え気味だったりしたので気になります…

のすのす 2012/06/04 22:48 オマーン戦の二点目は本田がCBとSBの間に入って、香川がカットインしてできた点でしたね。
ザックもここで触れたようなやり方は考えていたようです。
右からの崩しもいろいろ試していましたし

名無し名無し 2012/06/10 13:57 >>うどんさん
あれは時間稼ぎや様子見だと考えていいと思います。