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サッカーネタは、pal-9999のサッカーレポートに移転しました。

2007-07-25

[]オスの世界 オスの世界 - pal-9999の日記 を含むブックマーク

http://d.hatena.ne.jp/AyanoIchijo/20070720/p3

そういや、一条先生のとこで、尻馬しようとして尻馬してなかった記事があったのを忘れていたので、尻馬尻馬。

動物は「子供を作りたい相手」としますよね。オスですらも。

人類オスは「どうでもいいやつは中田氏」、「大切にしたい子には簡単に手を出さない」(古風な人)とか「大事な恋人とは避妊する」とか。

そもそも、自分の子供が「どうでもいい女」の腹に宿り、世界のどこかで勝手に育っていることがあっても平気なんでしょうか。人類オスは基本的に子供嫌いなんでしょうか。

というレスが、一条さんとこについていて、

 動物は動物にもよると思いますけど私には強いオスがメスをぜんぶ所持する(女はボスのもの、という)イメージがあって(勿論1対1で番う動物もいるんだろうけど)、子作りは愛情ではなく種の存続の本能で行われると思ってるんです。



というレスを一条さんがつけてたんだけど、ちょっと、どっちもオスについて片寄りすぎな意見なので、他の動物の例をいくつかあげてみようと思う。


で、なんだけど、まず、一夫一妻制を人間以外の類人猿で取っている猿に、テナガザルがある。これは、純粋な一夫一妻制。そして、重要なことに、彼らは、外見ではメスとオスの体格差がほとんど同じだということね。基本的に、テナガザルは他のつがいと離れた地域で、すみわけが起こっており、つがい同士で協力する必要はほとんどない。一夫一妻制で、他に有名な例としては、鳥類が存在する。鳥類も、メスとオスでの体格差がほとんどないものが多い。


で、次に、ゴリラ。こちらは一夫多妻制。たいていはゴリラ一頭にメスが複数で群れを作る。ちなみに、こういった一夫多妻制をとって繁殖する動物は、メスとオスの体格差が開いていく傾向がある。ゴリラは、オスのほうが二倍近く大きい。




これが極端な形に進化してしまったのが、ミナミゾウアザラシでオスはメスより8倍近く多きい。一夫多妻制を取る動物は、一頭の強力なオスが、たくさんのメスを囲い込むため、オス同士の争いが起きやすい。そのため、オス同士での喧嘩が強いほうが有利なため、オスは体がでかいほうに性淘汰が進み、こういった極端な違いがでていくと思われる。




ゴリラは子殺しが多いのも有名で、新生児の37パーセントが雄による子殺しだとする報告もある。ゴリラのメスは、子供がいる間は発情せず、子供を産めないため、こういった極端な行動を取るのだと思われる。同じような例にライオンの子殺しがある。ちなみに、ゾウアザラシは、レイプで有名だったり。ハーレムで繁殖するから、弱いオスは、子供残すのに、それしか方法がないわけだけけど、ハーレムで繁殖するような動物というのは、オス同士の争いが激しく、子殺しがかなり厄介な問題になっているように思う。





で、乱婚社会を築いているのがチンパンジーやピグミーチンパンジー。こちらは、オスのほうが若干大きいが、そう性差はない。チンパンジーはオスの間に強力な同盟関係がしばしば見られ、その中でオスは社会的地位を目指すような行動をする(猿山のボスざる争い。ただし同盟つき)。チンパンジーが政治をする猿なんて呼ばれるのは、こういった行動をするから。





群れの中で優位のオスのほうが交尾の機会を得やすいが、一方で、サファリと呼ばれるようなメスと劣位のオスの間のかけおちのような行動も見られる。子殺し、同族殺しでも知られ、大人のオス同士の争いで、大人のオスが殺されたり、自分達の群れでないメスの子供を殺してしまうこともでも知られる。ただし、子殺しは、ゴリラや他の類人猿でも見られるし、他の類人猿ほど多くない。



ピグミーチンパンジーは、もうちょっと平和的で、性的には人間に近い。つまり、非生殖的な性活動も行う。メス同士やオス同士でも、そういった事を行うケースが報告されている。メスの発情期が長く、一日に数回の交尾の機会にオスが恵まれているのも特徴。



ちなみに、ここまであげた類人猿のケースのすべてで(ピグミーチンパンジー以外)、基本的に、オスは、女性からアプローチがない限り(発情期)は、性衝動に目覚めない。何がいいたいかというと、レイプがさほどない反面で、子殺しという問題が、彼らの社会ではあるってことね。



ただし、オランウータンの場合、オスによるメスのレイプの報告がいくつかある。オランウータンは、メスとオスがいつも別行動していて、子育てもメスだけでやるのだが、なぜ、オランウータンではオスによるレイプが起こるのかについては、よくわからない。



で、人類のオスとは?

まず、なんだけど、上記の話を踏まえた上で話すと、人類の男性は、女性より若干、体が大きい。


生物の世界に目をむけると、一夫多妻制のシステム下では、オス同士のメスをめぐる争いが激化するため、極端な一夫多妻制が長期間続くと、オス側は、体が大きくなっていく傾向がある。



人類の男性の体が、女性より若干大きいことは、なんらかの形で、過去、人類の男性が、女性や資源をめぐってオス同士が争い続けてきたことを意味する。ただし、それは、ゴリラやミナミゾウアザラシほど極端な話ではなかった、という結論にはなる。体格差は、さほど大きくないんでね。人類は、他の動物などと比べると緩やかな一夫多妻制である、と結論できると思う。実際、文化ごとに比較すると、一夫多妻制のほうが多い。(人口だと又、別だが)



んだから、一条先生のいうような、「強い男性が女性を独り占めしてきた」というのは、人類には、ありえないの。もし、人類がかなりの長期間、ハーレム、もしくは一夫多妻制を取ってきたなら、人類の男性は、おそらくは、女性よりもっとずっと凄い体格になっていたはずだ。ゾウアザラシやゴリラみたくね。一夫多妻制では、そういう性淘汰圧力がかかる。




だが、現実には、そうなっていない。んだから、人類の祖先は、ハーレム的な一夫多妻制ではなかったという結論になるわけ。


じゃあ、チンパンジーみたいな乱交形態だったかといわれると、そうでもない。


で、チンパンジ−やピグミーチンパンジーの睾丸は、人類のよりもずっと大きい。乱交形態の類人猿の場合、メス側が、一度に5〜6匹の相手をすることがあるので、できるだけ多くの精子をたくさんの相手に分配しないと生殖では不利になる。


だから、睾丸が大きくなっていく傾向がある。


そして、そういった類人猿より、人類の睾丸はずっと小さい。



結論としては、人類の男性の交配は、進化の途上では、ゴリラやゾウアザラシのようなハーレム的一夫多妻制ではなかったと思われる。なぜなら、人類の女性と男性の間の体格差は、ゾウアザラシやゴリラほどの体格差がみられないから。


しかし、睾丸のサイズ的に男性は生涯で複数の女性と関係するのが一般的だった一方、極端な乱交社会であった、ということは、おそらくなかったろうと思われるわけ。


あと、最後に子殺し、ひいては子供への愛の問題になるんだが、人類の男性による子殺しの率は、犯罪としては非常に少ない。中絶を含めると、日本だと30万件になるから、それなりの数になるけども、ゴリラほどではない。(困った事に中絶を含めるとゴリラ以上になってしまう国もあるのだが・・・・)チンパンジーの子殺しについては、同じ群れでない場合などに起こる。これはかなり野蛮な行動が含まれるので割愛するが、率的には、ゴリラよりずっと低い。


で、なんだが、人類の男性は、女性と子供に対して、鳥類がやるように非常に多くの投資をする。チンパンジーでは、ここまで幅広い投資をオス側はしない。ゴリラも子育てはオスはしない。


というわけで、比較的、子供への世話はするほうだという話にはなる。無論、子供や女性への投資という点でだけど。子供への投資度では、鳥類のオスのように、卵を抱いて温めるといった行動まではしないので、類人猿以上鳥類以下くらい。

2007-05-24

[]男のダブルスタンダートと女性の浮気が許される社会 男のダブルスタンダートと女性の浮気が許される社会 - pal-9999の日記 を含むブックマーク


【2ch】ニュー速クオリティ:彼女や妻がいるのに浮気したことがある 男性の3人に1人

のはてBコメント覗いてたら、はてなブックマーカーの女性陣が怒りまくっているようなので、まぁ、それはしょうがないとして。


キンゼイ Alfred Charles Kinsey 1894-1956


アメリカの調査とかだと、キンゼイ・レポートが有名だけど(この間映画にもなったし)、これはこれで面白い。調査方法が標本抽出だってのがあって、今では、数字に疑問符がつけられることが多いけど、それでも、彼のレポートによれば、既婚アメリカ男性の50%が浮気。既婚女性では26%が浮気をした経験があることになっている。最近、みた奴だと、もうちょい数字が低かったんだけど。どこだかは忘れてしまった。


で、なんだけど、浮気に関する最大の違いはほぼどの文化圏でも普遍的に「女性の浮気のほうが離婚の原因になりやすい」という

こと。


心理学者のデイビット・M・バスの調査によれば、88の社会で、

男女どちらの側の浮気によっても離婚がおこる社会は25

妻が浮気をした場合にのみ離婚へといたる社会が44

夫の浮気によってのみ離婚へといたる社会はたった2


となっている。



まぁ、女性一般であれば「ふざんけんな!!」と思うだろうが、こんなもんなんである。


生物的な話をすれば、人間の配偶行動において、ボトルネックになるのは女性の卵になる。これは一人の女性で、生涯に生産できる数が決まっている。生涯で女性が産める子供の数は、超頑張っても20〜30人ほど。


一方で、精子のほうは一日三億個であり、こちらは製造が簡単で、供給過剰とも言える。


この限られた女性の卵を巡って争うのが人類の男子の歴史となる。生物界では、♂側の精子が貴重な資源の場合、メス同士がそれを巡って争う種が存在している。基本的に、限られた資源をもつ性を、そうでない性が奪い合う。


人類は基本的に、自分の子供でない限りは、熱心に世話をしないんで、「男性側がよく浮気をするのに、一方で女性の浮気を許さない」というのは、そういう経緯によるものだろう。


自身の遺伝子の保存のためには、限られた資源である女性の卵をできるだけ多く獲得しない限りは、繁殖において成功できない可能性が高い。特に乳幼児死亡率が高い世界だと子供は沢山作らないといけないが、一方で女性が子供を産める数には限りがある。そうなると保険が必要になる。また、女性が他の男と性交を行なってしまうと、自身の子供かどうかわからなくなってしまうからだ。


で、なんだけど。


雄による子の世話と配偶システムの進化


ってレポートがあるんだけど、

ところで,一つの卵を受精させることができるのは,雌の生殖管の中に入った無数の精子のうち,たった一つだけである.MAYR (1982)によれば,このことが科学的に明らかになったのは19 世紀後半のことであった.しかしながら,少なくとも西洋社会においては,この発見よりはるかに昔から,それぞれの子には一人の母親と一人の父親がいるものと認識されている.BECKERMAN & VALENTINE (2002)は,これを民間信仰と生物学的事実の「幸福な偶然の一致」であったと指摘している.裏を返せば,このような偶然の一致がすべての人類社会で起こったわけではないというのが彼らの主張だ


という話がある。


「子には一人の母親と一人の父親」というのは科学が発達した近現代に入ってから、特に広まったもので、これとは違う父性が確認されている社会がある。


女性の浮気っつーか多重交配が、文化内である程度、許容されているケースだ。


こっちが今日のメインディッシュ。


文化によっては、「分割父性 partible paternity」と呼ばれる概念で子供を捉えている場所がある。


レポートの中にもあるように、妊娠中に夫以外の男性とも性交した場合,夫は胎児の一部だけを形成すると考えられるケースだ。



ベネズエラのバリ族は,このような分割父性partible paternity の概念をもつ社会の一つである.バリ族の女性は妊娠中に夫以外の男性と性交することがあり,これらの男性は生まれてくる子供の「第二の父親」と見なされる.


こういったケースは女性による多重交配システムと理解できる。要するに一妻多夫制ね。これは、女性と子供にとっては、非常にメリットがある。男親二人からサービスや資源の提供を受けれるからだ。分割父性によって文化的にこれが許容されているなら、女性はこれをするのが合理的だ。


霊長類だとチンパンジーもそうだし、ゴリラのなかにも、交尾が済んだ後は、群の劣位の雄がメスと交尾するのを上位の雄が寛容なケースがある。


こういうシステムでは、メスと子供は、複数の雄からサービスの提供。そして、他の雄による子殺しを防げるメリットがある。雄が確実に子供を作れるという保証はなくなるが、群としての生存率は、こちらのほうが高いんじゃないかと思われる。たぶん、共同体としての村社会なんかが築かれる前あたりだと、こういうシステムには一定のメリットがあったんじゃないかと思う。



ヒトの進化の過程で,父親による子の世話が子の生存にとって重要であったとするなら,女性が複数の男性との性交から直接的利益を得てきた可能性がある.したがって,ヒトの配偶システムの進化を論ずる際には,男性による子の世話についてはもちろん,女性による複数の男性との性交についても,そのコストとベネフィットを考慮に入れる必要があるだろう.


上記のレポートではこうなっているんだけど、浮気・不倫、あるいは他の男性との特別な友情を欲しがる女性の心理は、このあたりをルーツにしているのかもしれない。


文化的に、ベネズエラのバリ族のような分割父性を主軸とする配偶関係は、いくつかあるので、女性の浮気については、こちら方面からのアプローチも可能になるんだという、そういう話。


複数の男性との性交から直接的利益がある場所、あるいは父親による子の世話が子の生存にとって重要でない場所では、女性が多重交配をする文化が形成されやすいのかもしれない。


(考えてみると、超離婚社会であるキューバやロシアなんては、産んじゃえばなんとかなる社会の典型だったわけで、父親による子の世話が子の生存にとって重要でない場所である以上、あのような女性が超離婚社会が築かれたのかもしんない。男親が子育てで必ずしも重要でないなら、女性が何度も離婚結婚を繰り返すことのコストは低い)


西欧でもフランスの上流社会におけて、夫人が愛人と夫をもつことがステータスであったようなケースもあるし、このあたりは、結構、研究してみると面白いかもしんない。



とにかくも、複数の男性との性交から直接的利益がある場所か、あるいは父親による子の世話が子の生存にとって重要でない場所では、女性の性が奔放になりやすいんじゃねーかと思う。


まぁ、夜にでも、もうちょっと詳しく書くかも。

いじょ。


[]男女の浮気の傾向の話とか 男女の浮気の傾向の話とか - pal-9999の日記 を含むブックマーク


というわけで、ちょっと詳しくいくよー。


女性一般であれば、なんとかして「浮気しない男」を結婚相手にしたいと思うもんだとは思います。ただ、確率的に30%の確率で、浮気男に当たってしまう。日本ではね。


アメリカだと、調査にもよりますが、30〜50%程度の男性が浮気をしています。


女性で浮気をするのは、大体、男性の半分くらいの割合のようです。アメリカでも日本でも。


でなんですが、オナニーを浮気に含む場合、僕は列記とした浮気男になります。彼女がいた頃も普通に二次元とかでオナニーしてたからです。


まぁ、自分の定義としては


オナニー:浮気ではない

風俗:浮気

他の女とのセックル:浮気


となっているんですが、まぁ、基準の厳しい女の子だと、他の女を使ったオナニーでも「浮気だ!」というので、まぁ、そういう女性は僕を浮気男にしてくれていいです。だって絶対、結婚してもオナニーするし。


日本では浮気・不倫はNG文化なんですが、そうした浮気や不倫は、ある一定の数行なわれていることも事実です。これも調査次第なんですが、恐らく男性で20〜30%程度、女性で10〜20%といった所ではないかと思われます。


で、なんですけど、男性側の浮気・不倫・一晩限りのセックスは「沢山セックスすれば沢山子供を残せる可能性がある」という男性という性の特徴でもあります。


これは「産ませる性」としての男性の特徴でもありますが、こういう状況だと、男性側には性淘汰で「沢山セックスする」インセンティブが働きます。そのほうが子供を沢山作れて、遺伝子を次代に残しやすいからです。


我々は、文化的に、男のこの部分をかなり部分で抑制しているんですが、オナニーであるとか浮気・不倫がやまないのは、そういった本能と性淘汰レベルでのインセンティブが残っているからだとも解釈できます。



デヴィット・M・バスは、未婚のアメリカ人男性を対象に「一月から一生まで様々な期間を設定して、その期間内でそれぞれ何人の相手とセックスしたいか?」という調査を行っています。


その結果からわかったのは、どの期間内をとっても、男性は女性よりも常に多くの相手とセックスを望むということでした。


一生のうちで、何人の相手とセックスしたいかという問いには、男性が平均18人だったのに対し、女性の側は4〜5人。


この調査からもうひとつわかったのは、男性側は、女性と知合って、極めて短期間でのセックスを望むということです。知合って一週間の相手とでも、男性は極めて積極的にセックスを望む一方、女性は、一週間の相手とのセックスはほとんど望まなかったわけですね。


また、セックスの相手では、「一時的な相手」(浮気相手や一晩限りの情事)と「永続的な相手(結婚相手)」で違いが見られました。


男性の場合、「一時的な相手」を望む場合、許容できる年齢や要求水準を下げる傾向が見られました。知性の欠陥や容姿の悪さ、心理的な欠陥、独占欲などは、一時的な相手の場合は、さほど問題にならない事も確認されています。(永続的な相手の場合は、これらは厳しくマイナス評価を喰らいます)


この調査からわかったのは、一時的な相手を男性が望む場合、グレードがさほど高くなくてもいいから積極的で性経験の豊富な相手を好むという事です。


ぶっちゃけると男性は、一時的な相手はヤリマンがいいが結婚相手にはヤリマンは望まない傾向が強いということです。これも男のダブスタの一つです。


もう一つの調査では、性的な空想が調査されています。その中で、男性側の性的空想には、見知らぬ相手やまったく関係ない人間、複数のパートナーが頻繁に現れる。相手を何度も変えるわけですね。


一方で、女性の側は、一つの空想の中で、相手を替えたことがない人が43パーセントに上ります。逆にいえば、57パーセントは男性のように相手を替えるが、残りは替えないわけです。



この調査によれば男性の9割型の性的空想は、純粋な情欲となり、肉体的な満足を望みまが、女性の場合は、ちと異なることが報告されています。女性の59パーセントが、恋人か性的関係にある男性を想像し、精神的な繋がりを重視しているんですね。


男性でもそういう人はいるが、女性に比べると著しく数が少なくなる。およそ、そういう男性は16%程度にすぎません。



これらの調査からわかることは、男性というのは、空想上では、極めて強く肉体的な満足感のみを追い求める傾向があるって事です。おそらく、そうでない人は、長期的な関係を望んで空想してオナニーをしているのではないか、という仮説も考えられます。


実は、この傾向はホモセクシャルにも現れてます。レズビアンとホモセクシャルの間の相違の一つに、過去のパートナーの数があげられるんですね。


ホモセクシャルの調査は少ないですが、ホモセクシャルが非常に多くのホモセクシャルと性的関係を結ぶことが日本でも確認されてます。いわゆる「発展場」のような場所で、非常に多くの相手と一時的な関係を結ぶんですね。


発展場(はってんば)とは、主に男性同性愛者が、恋愛や性交相手を求めて集まり、場合によっては、そこで知り合った相手と性行為を行う(発展、ハッテン)場所である。


発展場 - Wikipedia

ナンパスポットとほとんど同じです。デビット・M・バスの指摘ですが、このように、異性愛者の男性と同性愛者の男性は、同じ傾向をもっているんですね。つまり、出来るだけ多数の相手と関係を結ぼうとする、という。



一方、レズビアンは女性の異性愛者と同じ傾向をもってます。つまり、さほど多くの相手とは一時的な関係を結ばないんです。又、多くの女性と同様に、パートナーの年齢や容姿には異性愛者の男性や同性愛者の男性ほどのこだわりを見せません。精神的な繋がりを重要視します。



同性愛者の男性と、異性愛者の男性が、ほぼ同じ性的嗜好をもつこと、性的空想の詳細からは、一時的な関係に関して、男性という性が、極めて強く「相手への献身を必要としない単純な肉体的なセックス」を目標におくことが明らかになってくるわけです。(永続的な関係の場合は別)



このような心理を男性が強くもつことからみて、「一時的なセックスを沢山する」事が、過去にどの時点かにおいて、性淘汰の中で必要とされた時期がある可能性が高いわけです。女性からみると面白くない調査結果かもしれないけど。



アメリカじゃ、結婚後、一年が過ぎると、セックスの頻度は最初の一月の約半分になり、その後も緩やかに減少を続けるそうです。やり続けると、欲望が減少していくのは、これまた万国共通のようです。でも、精力が衰えたというわけでもないんですよね。


オナニーとかもそうですが、ネタは頻繁に変えたほうがいいんです。これまた。


結局の話、人類の歴史上、男は「たくさんの相手とセックスすれば子供をたくさん作れる可能性がある」という繁殖上のインセンティブがあったんで、おそらく、こういった心理的メカニズムが生まれたんではないかと思われるわけです。


浮気をする男性で、「パートナーに満足してても浮気をする」事があるのは、そういうせいでしょう。



で、これと対照的なのが女性なんですよ。


人類の女性は「たくさんの相手とセックスしても子供は沢山産めない」んです。卵子の数が決まっている以上はね。この場合、「子供を沢山作るために沢山セックスする」というインセンティブは女性の側には働きません。どれだけ違う相手の精液搾り取ろうと、子供が沢山生まれるわけじゃないからです。女性が、違う相手とのセックスに男性ほど熱心でない原因はこれが一つの理由でしょう。


そのため、浮気や一晩かぎりのセックスで男性と求めるものも違ってくるはずだし、実際に違います。


基本、女性が浮気をする場合、求めるものは、「より優れた遺伝子」、「経済的利益」、「身体的保護」などになります。


先の調査では、女性の「一時的パートナーをえらぶ基準」も調査されているんですが、女性の場合、「一時的なパートナー」を選ぶ基準は以下四つです。


つまり、「最初から多額の金を使うこと」、「贈り物をくれること」、「贅沢な生活していること」、「自分の資源を気前よく振舞ってくれること」になります。



女性は「一時的なパートナー」を選ぶ場合は、極めて経済的な利益を、その相手から引き出せるかどうかを重要する傾向があるんですね。これが男性の浮気と女性の浮気との違いです。沢山セックスしても、産める子供の数が変わらない以上は、こういった経済的なギフトを好む傾向があるようなんですね。


で、もう一つの浮気の形態が「より優秀な遺伝子を子供に伝える」です。これは、生物学者ロビン・ベイカーとマーク・ベリスの調査で明らかになったことですが、イギリスの女性達は、自分の夫より社会的地位の高い男性と浮気をすることが多いそうです。


また、同じイギリスの調査で、不倫を行なう女性は、排卵周期のうち、もっとも排卵時に近い時期を選んで情事をすることが明らかになってます。


経済的な資源を継続的に望める夫の下で、「より優秀な遺伝子を子供に伝える」ために、そういう遺伝子的に優れた男性との不倫・浮気をする・・・という形です。これは、道徳的にはNGでしょうが、遺伝子的には非常に優れた戦術の一つです。男には嬉しくない話ですが。


メディア・ドイツマスコミスキャン〜子どもの遺伝子検査


これは、よく貼るURLですけど、ドイツの新生児の10%が浮気の子供って話です。ドイツでも日本やアメリカ並に浮気をする女性がいるなら、そういう数字がでてもおかしくないというか。実は、どこの文化圏でも、ある程度の数、そういう新生児がいるようです。女性にとっても、こういった繁殖上の利点があるため、女性の浮気も、ある一定の割合でどこの文化圏でも確認されるという事なんだと思われます。


また、浮気や一晩限りの情事を通じて、保護者を作り、他の男性による暴力・レイプから身を守ったりするケースもあります。ヤクザの情婦に手をだす男がいないように、強力な保護者は女性の身を守る鎧になるからです。


又、保護者を獲得して他の女性との競争に備える、といった行動もしばしば確認されます。こないだしたサークルクラッシャーの話なんて、その典型ですが。自分の保護者としての特別な男友達をつくるために、こうした性的魅力の提供は、しばしば行なわれるようです。


最後になりますが、女性がもっともよく浮気をするのは、配偶者に不満がある場合か、あるいは、配偶者と別れたい場合のようです。後者は、浮気が男性に及ぼす影響が甚大であることから、それを利用するケースのようです。


このように、女性の浮気・一晩限りの情事は、物質的な利益、もしくは周囲の脅威からの保護を得るための道具として利用されているケースが多いのが特徴みたいです。



結局、「沢山セックスすれば沢山子供を作れる可能性がある性」と「沢山セックスしても子供を沢山作れるわけではないが、セックスを通じて遺伝子的、経済的利益や保護を得る事ができる性」の違いに、浮気の違いは集約されるんじゃないかと。


先のエントリの「分割父性 partible paternity」というのは、そういう意味では、男性と女性を納得させるのに、非常に都合がいい概念なんだと思います。ただ、不幸なのは、科学が進んで、生殖のメカニズムが解明されてしまったことというか。




男女の浮気・一時的な情事の違いというのは、そういった背景をもつので、こういう違いがでてくるんじゃないか、という話でした。

2007-05-13

[]ファッションの話の流れとレスと女性は何で同性の目を気にするのかって話 ファッションの話の流れとレスと女性は何で同性の目を気にするのかって話 - pal-9999の日記 を含むブックマーク

ちと最近のファッション話の火元なんで、簡単に流れ的な話なんですが、最初は、ファッションの話じゃなかったんですよ。


えーと、最近のうちのブログの話のネタの流れ的に、ですが、


pal-9999の日記 - 加藤鷹が女をベッドに誘いこむときにテクニック



pal-9999の日記 - だめんず・うぉーかーが存在する合理的な理由を考察した



4月末あたりに、こっちの記事で、「女性の自尊心」とかのことを考察してみたんですが、その流れで、


pal-9999の日記 - スクールカーストと中間層の憂鬱



スクールカーストの話をしたんです。で、その時に、美人の定義やら人気者の定義の話になってですな。


pal-9999の日記 - 美人と褒めて喜ぶのは美人だけだった


pal-9999の日記 - 男に人気がある美人と女に人気がある美人


pal-9999の日記 - 女性誌のモデルとグラビアモデルの違い



こういう風な考察をしたみたんですね。内容をかいつまんで話すと、最近、リアル絵の練習してましてね、その時に、どうも、ファッション雑誌の女性の化粧が、男性の好みからちとずれているという事に気づいたわけです。


リアル絵を描いていたら女性の化粧について考えた - FIFTH EDITION


女性ARTと化粧と整形と - FIFTH EDITION



こっちの記事で扱いましたけど。


まぁ、本日、


男性に聞きます!「ギャル」のファッション、どう思う?


こんな記事ブクマしたんですがね。「Q1. ガングロや、目元口元の目立つメイクはかわいいと思いますか?」で、「かわいくない」が84%なわけですけど。ガン黒がダメなのは仕方ないとしても、目元口元が目立つようなメイクって、基本男性には受け入れられてないように思うんですね。でも、ファッション雑誌の棚とかを覗くと、表紙の女性とかは、かなり目元口元が目立つメイクをしてあると。


んで、なんで「男性の化粧や服の好みと女性の化粧や服の好みがかけ離れているのか?」って話をしだしまして、

pal-9999の日記 - 人類と服の話



pal-9999の日記 - 女性のメイクに関して的を絞って話すとですね


pal-9999の日記 - 美容のイノベーションのジレンマ



pal-9999の日記 - 美容のイノベーションのジレンマの追記



こんな記事を書いてみたわけです。


そしたら、女性陣の大ヒンシュクを買いまして。


f:id:pal-9999:20070513024132j:image

id:tomo-moonさんからは

月がでたでた月がでた - 「異性のためにのみ」のファッションへの大きな誤解


月がでたでた月がでた - どんなに綺麗事言ったって、女は結局「ガワありき」なんだろう。



こんな感じで蹴りが飛んで来まして、


f:id:pal-9999:20070513024131j:image

同時にid:b_say_soさんからは、

palさんは巨乳好きなんですか?しねばいいのに。

まぁそれはおいといて、あれだよなぁ。男の人って思い込み激しいよなぁ。異性アピールなんてそんなにしてないって。ほんと。化粧にしても服にしても「もてるため」だ!というおもいこみが強すぎる。そうかぁ?むしろ同性向けだと思うんだけどなぁ。化粧とか服とか。

http://fragments.g.hatena.ne.jp/b_say_so/20070504

と肘鉄で殺されかけ、


f:id:pal-9999:20070513024130j:image

コメント欄じゃ、id:rbyawaさんから(こないだid間違ってしまって申し訳ありません)は、

rbyawa 『あー、書いている人物の好みのタイプとか「なにをして欲しいのか」とか透けて見えてイラつくー、気持ち悪いー。俺はどうこうして欲しいです! とか正々堂々と言えばいいじゃないですか、なんでこう、女の人は認めたくないかもしんないけどこれが正しいんだからね! みたいな言い回しで自分の好み語ってるんだよー、気持ち悪いー。

部分的には面白いとは思うのでとりあえず見守っちゃう自分が悲しいです。まあ、八つ当たりくらいはさせて下さい、でも出来ればちゃんと現実に向き直って下さると嬉しいです。てか、少しモテると思いますよ、教唆系の男ってそれがバレるとものすごい嫌われますから(単に知的な男だと受けるのに)。』

http://d.hatena.ne.jp/pal-9999/20070507/p1#c1178546640

という感じで、思いっきり殴られたりしてまして。

ご本人、殴ってるつもりはないようですが、タイガーアッパーカットに匹敵するコメントです。


f:id:pal-9999:20070513024129j:image

で、同時多発的にid:nogaminさんから、


断片部 - 庵[ngmn] - 女性だけじゃなくて男性の問題でもある


こういうハンマー突っ込みがガツンときた訳です。


f:id:pal-9999:20070513024128j:image

で、もうボロボロだったもんですから

pal-9999の日記 - ファッションの真理


このエントリでネタ化して、お開きにしよう〜と思っていたんですが・・・・


f:id:pal-9999:20070513024144j:image

大野 『えー。こんだけ議論を広げといて(って勝手に広がったんだが)、そういうまとめですかそうですか。

しつこく関連エントリ上げましたので、よかったらどうぞ。もうお腹いっぱいでしょうが。

http://www.absoluteweb.jp/ohno/?date=20070510



http://d.hatena.ne.jp/pal-9999/20070510#c1178809783

と大野さんから、「まだまだ続くよ!!」とばかりに追加エントリデリバリーキックが飛んで着まして、またこの話に戻らざるを得なくなってしまったわけです。


そんな状況なわけでございます。で。


僕の考え方の基本から申し上げますと、ですね。


まず、人間の心理を構成するのは「先天的な要素」(遺伝子レベル)と「後天的な要素」(文化レベル)に分けられると考えます。


「先天的な要素」ってのは、遺伝子レベルの話であり、生物の究極的な目標である「自己の生存」と「種の保存」に根ざしたものです。わかりやすく言えば、「生き延びて子供を作る」って事です。これは、遺伝子レベルでプログラミングされていますんで、本能と言い換えてもいいでしょう。


で、後天的な要素ってのは、人類が文明を発達させるにつれて、蓄積されてきたものです。文化、慣習、法律etcですね。これは、文明を発達させるためには、大規模な群を作る必要があったからだと思われますが、その中で、我々は、様々な規範をつくりあげており、好むと好まざるとに関わらず、その影響をうけています。


で。


男女の性戦術 - FIFTH EDITION



以前、こっちのエントリで扱ったんですが、男性の性戦術は、基本的に、相手に対して、地位・資源の多さをアピールしたり、誠実さ・献身・優しさ・愛情をアピールしたり自分の容姿、力強さなどをアピールすることです。


で、このどれも、男性コミュニティでは、重要視されてるんですね。


男性が、自分の地位や資源の多さ(年収とか)、それに性格やら、容姿、強さなんかの比べあいに敏感で、かつ、文化的にも、これらをしっかりと獲得することを推奨されているのは、これで説明可能なんです。


つまり、自己の生存と種の保存に関して、これらを兼ね備えた男性こそが望ましいから、です。そして、その中には、異性ウケの部分が強く含まれているわけです。



で、女性の性戦術の話になるんですが、

進化心理学者デヴィット・M・バスの調査によれば

短期的な関係を望む上で、有効な戦術を

女子大学生に調査した研究などでは

「相手にセックスしたいか聞く」

「相手がセックスしたくなるようにしむける」

「男好きなように振舞う」

「セックスのきっかけを作ってやる」

などは、トップに入っている。

また人類学者エリザベス・キャシュダンの研究では

短期的性戦略を実行する女性は、よりセクシーな服を

着る傾向があると確認されている。

一夜限りの情事を望む女性の場合、

やや強引にでも男性の性衝動を利用して

ベッドに引き込む作戦のほうが有利だと分っているのだろう。


ただ、長期的な性戦略の場合、

これとは真逆のケースとなる。

同じデヴィット・M・バスの新婚男女と大学生相手の

調査によれば、「貞節を守る」「他の男と寝ない」

「献身的に振舞う」は、7点満点で6.5点以上という

高い評価を受けている。

これは、男性側の恐怖を女性が取り除いてやる為には

非常に有効な戦術である。つまりは、自分の子供が

本当に自分の子供かどうか分らないという恐怖を。


つまりだが、女性にとっては

貞節をアピールしたり、

献身的である事をアピールするのは

非常に有効なのだ。

特に、長期的な関係を望む場合には。



てめえのエントリのコピペですいませんが。


基本的に、女性の性戦術というのは、短期的な関係と長期的な関係を望む場合で、ぱっくり分かれてるんです。


短期的な関係を望むなら、エロく振舞ったほうが良い。

長期的な関係を望むなら、貞節に振舞ったほうが良い。


ってね。



男とちょっとセックスしたいだけなら、セクシーな服きて馬鹿っぽく振舞ってるほうが有利なわけです。要するに男受けしやすそうな服着て、ナンパされやすい場所にいけばいい。


でも、結婚相手探しているとか、真面目な交際相手を探している場合とかの場合、男性側に、


「あいつは浮気性だから、結婚するのは嫌だ。

どこか他の男と寝て、その男の子供を生まれたら

たまったもんじゃない」


って思われたらアウトなわけです。だから、「貞節を守る」「他の男と寝ない」「献身的に振舞う」という戦術が、高い評価を受ける。そして、こうした方向性を打ち出す場合、「男受けを狙わない服装」のほうが有利になるんです。貞節を守るというメッセージを男性に送れる服装のほうが有利ですからね。それに、こっちの服装のほうが女性受けもいい。


そういうわけで、女性の服装が、


短期的な恋愛関係を望む女性の場合は、エロ系に。

長期的な恋愛関係を望む女性の場合は、貞節系に。


という感じで、二極化されている、というのであれば、特に問題はないと思うわけです。対異性戦術関係であれば、まぁ、これでいいとして。男性受けには、二種類ありますよ、つまり、エロ系と貞節系で、っと。



問題は、上記のような「異性ウケ」でないファッションが存在するという意見と、

つーか、女にとって「男の目のみを気にして装いをする」というのは「お前は社会不適合者だ!! 奴隷として生きて死ね」という意味をやんわりとですが含んでいるので否定されることを不思議がるのがちょっと意外なんですが。しかもそうじゃない系のファッションまでもれなく盛り込んで「お前は奴隷お前は奴隷」って図々しい。


http://d.hatena.ne.jp/pal-9999/20070510/p1#c1178851578

っていうrbyawaさんの意見かな。要するに、どちらにしろ、現状の女性のファッションは、異性に対する性戦術としてより、同性との関係性を含む、といったところでしょうか。


異性ウケじゃないファッションが存在するという点についての意見と、こっちではrbyawaさんの話にちょっと興味を覚えたので、そちらを中心に行きます。


まず、「女にとって「男の目のみを気にして装いをする」というのは「お前は社会不適合者だ!! 奴隷として生きて死ね」という意味をやんわりとですが含んでいる」ってのは、理由が示されていなので、困ったんですね。


なんで、そう感じるかっての原因が示されていないと。んで、それについて、ちょっと個人的に考えてみたわけですが。


生理的なものであるというならば、「自己の生存」か「種の保存」の観点からして、女性が「男の目のみを気にして装いをする」事がマイナスである場合が考えられます。


男性のパートナーがいたほうが両方有利なわけですが、大抵の女性は、恋人だけでなく、自分の女性の友人を大切にしています。で、そういった女性の友人関係を大切にしたほうが「自己の生存」と「種の保存」の観点から、現在の日本で有利であるならば、女性がファッションにおいて「女性の目を気にする」のは合理的であると言えます。


さて、女性は、自己の生存と種の保存を目的とした場合、「女性の友人」が多いほうが有利でしょうか?


仕事にしろ、プライベートにしろ、友人が沢山いたほうが楽になるのは確かです。となれば、女性の友人が多いほうが「自己の生存」に関して、有利になります。


で、恋愛・育児・出産に関しても、やはり、女性の友人が沢山いたほうが有利です。


そう考えれば、「男の目のみを気にして装いをする」事がマイナスである理由が、ある程度、説明可能です。つまり、「女性受け狙ったほうが、合理的」だって事ですね。


でもって、「男を狙いまくりの服装」、特に短期的な関係のみを狙った露出度の高い服装というのは、女性一般に嫌われます。理由は、ともかくとして、嫌われてます。


である場合。


仕事・恋愛・出産・育児に関して男性の恋人を得るより女性の友人がいたほうが有利であるケース

仕事・恋愛・出産・育児に関して、女性の友人を増やすより男性の恋人がいたほうが有利であるケース


で、女性の反応は違ってくる・・・という話になります。



前者の場合、女性のファッションは、非常に女性の見た目を気にしたデザインに特化することになります。

後者の場合、女性のファッションは、男性の見た目を気にしたデザインに特化することになります。




一般に、今回の件で、「男の目のみを気にして装いをする」というのは「お前は社会不適合者だ!! 奴隷として生きて死ね」という意味をやんわりとですが含んでいる」という風に感じた女性というのは、前者だという結論になります。つまり、自己の生存と種の保存の観点からして、同性の友人が多いほうが有利な立場にいる女性、という話になります。



こう考えれば、rbyawaさん、美人のようですから、そう感じられたのも無理はないかな、と。男性受けを狙わずとも、男性をゲットできるルックスがあるなら、女性受けのよいファッションをして、女性コミュニティからの評判をあげたほうが自己の生存と種の保存に有利ですあるから、と。



というわけで、まとめると、


女性受けするファッションを女性がするのは、それによって「自己の生存」と「種の保存」に関して、男性受けするファッションをするより有利な立場を獲得できる場合



という感じでよろしいでしょうか?

通りすがり通りすがり 2007/05/13 08:56 結論を先に書いて貰えると、非常に読み易くなるのですが。
結論⇒何故そうなのか を繰り返し書く形式にしてほしい。
まとめを最初に書いて、何故そうなのかを淡々と書いてほしい。
女性向けだからあえてこの書き方をしてるのかもしれないけど、正直この文章を読みきるのがダルイ。

大野大野 2007/05/13 10:41 あの。私は、はてな女性陣と一緒になってpalさんを虐めたことになってるんですかそうですか。・・・それにロングヘアじゃないし。

「なんで女は男ウケしない化粧やファッションに走るんだ、男を欲情させるのが目的のはずじゃないのか?」みたいに書けば、そら女性の反発を買いますよ。織り込み済みで書いておられるんでしょうけど。

「男性の目のみを気にして装いをする」というのは、環境に同性がいる以上実際はほとんどないわけで、ケースとして挙げるのはあまり現実感がないと思います。逆も同様です。男女共にいて、どちらかの目を全然気にしないってことはないだろうという話じゃないでしょうか。
でもこういう話は、「男ウケなど考えない」という女性が、その理由をすごく深く掘り下げて自己分析しないと、あまり詳らかにはならないことかもしれませんね。なぜ女が男の視線をセクハラと感じるようになったのかとか。

で、また微妙に逆撫でしそうなエントリを上げていらっしゃるわけですけど、「後天的な要素」(文化レベル)というのは、人の性(欲)は多形倒錯であるということにも繋がってますよね。なので、一見男ウケしなさそうなファッションがあっても全然不思議ではなく、そういうものさえ「対象」として見られうる余地を残している(それが純粋な本能レベルから逸脱する文化の多様性)ということだと思います。

takisawatakisawa 2007/05/13 15:07 つまりあれだ、palさんが言いたいことは、「異性の目を気にしていてモテないと悲しいから、異性の目など気にしないと言い張っているけど、かといって、誰からも認めてもらえないと悲しすぎるから、異性の目の代替として『同性の目』と言ってるだけじゃないか。短期的勝負に勝てないから、あるいは戦略上、長期的勝負に賭けているだけであって、結局は異性の目を気にしてるんだよ。『同性の目』なんていうのは、自分を慰めるために、自分で自分を騙しているんだよ。それを指摘されたからってヒステリーを起こしてんじゃねーよ」ということですね。酷いこというなぁ。palさん、ちょっと言いすぎじゃない? 私とはちょっと違うなぁ。

大野大野 2007/05/13 18:53 takisawaさんは人がせっかくいいこと書いた後に、またしても「palさんが言いたいこと」にして自分が言(ゴホンゴホン)‥‥‥なら「ちょっと違う」部分をさっさと書いたらいいじゃないかよ。と思います。

takisawatakisawa 2007/05/13 19:56 ちょっと違うのは、大野さんがショートヘアで、もっとおしとやかな感じのところとかですかね。

pal-9999pal-9999 2007/05/13 20:10 著書の表紙のイメージで描いたんで勘弁してください。

大野大野 2007/05/13 20:32 >takisawaさん
激怒した時は蹴りくらい入れますよ。あんなに脚長くないけどね。それにあんなに若くて可愛くないけどね!(「ちょっと違う」どころか全然ノノ)

>palさん
そうですか。本の表紙は本人イメージとは関係ないんですが、いずれにしても可愛く描いて下さってありがとうございました。

2007-05-05

[]プライドをもつ者の強さと弱さ プライドをもつ者の強さと弱さ - pal-9999の日記 を含むブックマーク


どんなもんにも、良さと悪さがあるけども、その最たるものの一つに「プライド」がある。


プライドは、ないよりもあったほうがいい。自信がない人間には何もできない。それは確かだ。


クォーターバックにとって最悪の事は何かって?自信を失うことさ。

テリー・ブラッドショー(元NFLプレーヤー、スポーツ解説者)


自信を失ってしまうと、出来ることも出来なくなる。だから、持っていないと困る。何かをはじめる前に「出来るかどうか不安だな・・・」なんて思って始めると、ほぼ9割は失敗する。


だけど、プライドが持っている欠点も侮れない。


先日、田中角栄の話をしたけど、彼には、ある矜持、プライドがあった。


それはこんなものだ。田中角栄は金の使い方が派出だった。それを心配した当時の秘書、早坂茂三と麓邦明が、彼にこんな進言をしたことがある。




「佐藤、池田勇人は、広く、薄く、政治資金を集めた。自分の手を汚さなかった。浄化装置を使って、必要な水を田んぼに引き込んだ。オヤジさんもそうしたほうがいい」


「私たちは役立たずかもしれないが、オヤジさんの指示があれば、どこでも、誰の許にでも飛んでいく。土下座もする。パイプを増やし、きれいな水が流れ込むように走り回る」


駕篭に乗る人担ぐ人―自民党裏面史に学ぶ (集英社文庫)

駕篭に乗る人担ぐ人―自民党裏面史に学ぶ (集英社文庫)

早坂茂三著 「駕籠に乗る人 担ぐ人」 より


それに対して、田中はこう答えたという。


「政治に金がかかるのは事実だ。酢だ、コンニャクだと、理屈をこねてもはじまらない。池田や佐藤にしても危ない橋を渡ってきた。世の中、きれいごとだけではすまないんだ。必要なカネは、俺が血の小便を流しても、自分の才覚で作る。君たちはオレのカネを使い、仕事に活かしてくれれば、それでよい」


「池田、佐藤は京大、東大だ。財界の連中もだいたい、そうだ。みんな先輩、後輩、身内の仲間なんだ。俺は小学校の出身だ。ひがみじゃないが、オレは彼らに頭を下げて、おめおめとカネをもらいに行く気はない。俺が大将になって、向こうが蒸留水を送るというなら、それでいい」

きっぱり言った角栄の目がうるんでいた。私たちは返す言葉がなかったのである。

早坂茂三著 「駕籠に乗る人 担ぐ人」 より


pal-9999の日記 - 対人関係の神様に学んだこと


先日のこっちのエントリで、「どんな人間にもプライドがある」って事を書いたんだけど、これが、田中角栄の矜持、プライドだった。



まぁ、本家でもこっちのエントリで、ちょいと書いたけど、日本の経営者ってね、本当に、「早稲田・慶応・京都・東京」で占められているの。学歴社会ってのは伊達じゃないの。本当に、良い大学でないと、経営者にはなりにくい世界なの。学歴がないと成りあげれないってのが、経営者の学歴統計みれば一目瞭然なの。


そういう世界で、小学校しかでていない田中角栄が、どういう扱いを受けたかは、想像に難くない。そして、どれだけ、自分の学歴のことをコンプレックスにしていたかもね。田中角栄は、教育改革しようとしたりだとか、教師の給料だとかをよくしたりもしてるんだけど、彼の出自を考えれば、理由は明らかなのね。


彼は、自分みたいな子供を日本から無くしたかったわけね。学歴がないと、どれだけ日本で苦労するか、彼は身にしみて知っていた。社会の上層には、学歴エリートが君臨していて、そこは秘密クラブみたいになっていて、学歴がない人間にゃあ、冷たい風が吹く。そういった連中と張り合って、成り上がってきたわけで、エリートをうらやむ一方で、裸一貫から糞の山を掻き分け、なり上がったたたき上げとしてのプライド故に、エリート集団に頭を下げてカネを貰いに行くなんてことをしなかった。


最終的には、これが彼の命取りになってしまったことは否めない。カネは、政治家にとっては武器だ。ただ、その銃口は、自分にも向く。ロッキードは、彼のキャリア全てを真っ黒にしてしまった。


プライドは、時として身を滅ぼす。田中角栄の矜持は見事ではあった。政治家にとって、カネ集めってのは糞仕事でもある。必要不可欠だが、物凄く危険なのだ。それをあくまで、自分でやりつづけたんだからね。そういった糞仕事を自分でしたからこそ、彼は人望を集めることが出来た。自分の手を汚さずに、部下に糞仕事を押し付ける上司なんてのは嫌われる。その逆は好かれる。だから、彼は好かれた。


しかし、結局は、それが命とりにもなった。


こういった例は、社会を見渡すと結構ある。


自分を「安い女」と思いたくがない女性は、逆にだまされやすかったりもするだろう。プライドをくすぐられると弱いのだ。こういうタイプは。こっちとかこっちで扱ったけど、「私は安い女ではない」というある種の女性のプライドは逆に利用されている。ちょっと女性心理に詳しい男なら、「貴方は安い女じゃない」という形で、彼女達を満足させて、ベッドに連れ込む。そのためなら、土下座でも何でもする。そうやってプライドをくすぐって、股を開かせる。そういう男性にしてみれば、成功した情事とは、セックスできたことなんだから、何でもするだろう。



同じように、エリートにもプライドがある。単純に「エリートである」という自信だ。学歴社会の勝者であり、他の連中とは違うということを意識しているケースが結構ある。そのため、大抵、普通の人を見下す傾向があるんだけど。


これは、しょうがないことなんだけど、このせいで、エリートぶったエリートは、大概嫌われる。それから、人の心が読めない。糞を掻き分けた事がない人間は、他人が、どん底にいるときに、どんな気持ちか、わからない。いつも人を見下ろしているんでは、彼らの気持ちがわからない。


だから、こういう人は、大抵人望がない。能力や資質はあるかもしれないけれど、人望がない。人の気持ちがわからない。そのせいで、足元を救われてしまうケースがある。東大出、英語ペラペラ、天才肌の宮沢が政界のドンになれず、竹下がドンになれたのとかね。


竹下は、能力や資質はたいしたことはなかったかもしれないが、人の心は読めた。他人の心が読めない人というのは、大抵、人望が集めれない上に敵を作る。これは勉強や頭の良さでなく、感情の問題だからしょうがないんだけど。


竹下は、早稲田出なんだけど、万事控えめな性格だった。田中角栄のような頭の良さや利発な部分というのは、ない。学歴はあったけどね。ただ、彼にあった人は、彼を「馬鹿」と評す人も少なくない。確か、佐川急便の故佐川会長だったかは、「あんな馬鹿を総理にするなら俺は自民に票をいれない」云々いってたはず。


ただ、竹下は、それ故に類稀な人脈作りを身に付けていた。このことが彼の非凡だった。

* 「気配り・目配り・金配りで総理になった」と揶揄されるほど敵を作らない性格であり、政財界に幅広い人脈を持っていた。他派閥では安倍晋太郎、宇野宗佑、海部俊樹、藤波孝生、河野洋平、三塚博、武村正義、野党では村山富市、山口鶴男、矢野絢也、塚本三郎などと交流があった。「反経世会」を掲げる小泉純一郎(後に首相)とも大蔵大臣-大蔵政務次官としてコンビを組んだ間柄であり、悪い関係ではなかったようだ。

* 口癖は「汗は自分でかきましょう、手柄は人にあげましょう」

* 長年田中派の後継者と見られていながら頭を抑えられ耐え忍んでいたため、当時NHKで放送されていたドラマになぞらえておしんと呼ばれていたこともあった。


* 絶対に人の悪口を言わないことで有名だった。また、「石橋どころか二重橋でも叩いて渡る」と言われたほどの異常な慎重さでも知られる。

* 他人を絶対怒らないことでも有名。航空隊員として出征した竹下は、当時既に結婚していたが、基地を訪ねてきた妻・政江を痛罵した。しかしそれにショックを受けた政江は、島根に帰った後自殺してしまう。このことがトラウマになった竹下は、以後他人を叱れなくなったという。


* リクルート事件もあって首相在任中は、週刊誌を中心に金権批判を受けていたが、週刊誌を告訴するよう迫った側近に対し、「権力者というものはそういうことをすべきではない」と側近を窘めた。


竹下登 - Wikipedia



wikipediaからの引用だけど、彼の強みはここだった。絶対に他人の悪口を言わなかった。こういう人はまずいない。どんな人間でも、他人を見下したり、悪口を多少はいうもんだ。悪口言わない人間には、ほとんど目にかかったことがない。そして、他人に手柄を譲れる人もまずいない。


だが、彼にはそれが出来た。これが彼の非凡だった。


プライドをもつことはいい事だけど、プライドはそのまま身を滅ぼすこともある。特に、裏付けのない優越感をもつこと、もちたがる事は危険だ。そういう事は、覚えておいても損はないと思う。


このあたり、竹下登の話も「駕籠に乗る人 担ぐ人」に書いてあるので、興味がでた人は、本書を手にとってみてくださいな。

羞恥心も羞恥心も 2007/05/05 11:08 大きいかもしませんね。ヨーロッパに行くと、海岸では上半身ヌードの人が普通にいます。オールヌードの人も中にはいます。ヌーディストビーチではなく、普通のビーチです。あと、北欧ではサウナでは男女とも普通に真っ裸です。
これ面白いもんで、誰も隠さず真っ裸が普通の空間だと段々人間というのは裸を見ても何も感じなくなるようです。
情報も同じでフィンランドだと名前さえわかれば簡単に携帯番号なんかを知る事ができるんですが、何でも大っぴらにしちゃうと逆に悪用する人がほとんど出てこないそうです。日本人って世界的に見てもすごくプライドが高いので、服装なんかにこだわるのもそういうのが大きいかもしれませんね。

人間の本質人間の本質 2007/05/05 11:16 素晴らしいですね、palさんのおっしゃる通りです。売れっ子営業マンが言っていたことですが、人間というものは、

/佑砲惑Г瓩蕕譴燭い、人を認めたくはない

⊃佑らは褒められたいが、人のことは褒めたくない

人に関心が集まるのは面白くないが、自分には注目して欲しい

ぜ分の自慢は聞いて欲しいが、人の自慢は聞きたくない

タ佑琉口は言いたい時に言いたいが、自分の悪口は言われたくない

というものだそうです(普通の人は)。このことさえわかっていれば、人間関係の達人になれるそうですよ。

hishimaruhishimaru 2007/05/05 11:23 人間はもともと亜熱帯の生物で、生存競争に負けた連中は寒いところでしか暮らせなくなり、その過程で服を着るようになった。と、どこかの本で読んだ記憶が・・・

fuku33fuku33 2007/05/05 17:10 岸田秀さんの説ですが、人類は本能が壊れた動物で、放っておくと繁殖をしなくなるので、「セックスアピールを隠し、猥褻な意味を持たせることで逆に欲情させるような文化が発達した」という説明もあります。我が身を省みると、納得いくような。女性が女性っぽくない服を着ると余計に想像がふくらむというのは、倒錯の手法がメタ化していってるんでしょうか。

icuicu 2007/05/06 21:47 >素っ裸で性器をさらけ出しているほうが有利なんですよね
ここが全くの逆。現実にやってみれば分かるけど服を着ている方が総合的には有利(エロイ)だと言うことに気づく。

2007-05-02

[]対人関係の神様に学んだこと 対人関係の神様に学んだこと - pal-9999の日記 を含むブックマーク


279 おさかなくわえた名無しさん 投稿日:2005/06/17(金) 14:15:08 ID:WWI9K4X9

生活板のスレで、男の人は女の人が思う以上に

プライドが高く、精神的に疲れているというのを

読んで以来、職場での接し方を変えた。

前は私(女)だって仕事ができるのよみたいに

堂々としていたんだけれど。

男の人の前では少し控えめにして、

何か言うときも相手のプライドを意識して

プライドが傷つかないように心がけた。

すると、この前上司が

「お前は、その控えめのところが良い。

天狗になっている奴よりずっと仕事ができる」

って言ってくれた。

よく、女は男の3歩さがって歩くって言うけど、

あれって昔の人が人間関係を円滑にするための

知恵だったのかな、って思った。

3歩下がるフリでも何でも良いからさ。

【2ch】ニュー速クオリティ:こういう対応で人間関係が円滑になった


うわー、と思ったんで、本日は、「対人関係の神様」に学ぶ人間関係作成術。これねー、男だけじゃなく、女にも聞きますよ。つーか、対人関係全般に有用なの。まぁ、有効すぎて、反則なんだけど。


で、その「対人関係の神様」というのは、田中角栄ね。田中真紀子のオヤジさん。小学校卒で、ほぼ学歴はなし。生まれは新潟。オヤジは牛馬商で、幼少年時代は極貧下の生活を余儀なくされていた。当然、よくいる二代目政治家なんじゃない。


文字通り、0から内閣総理大臣にまでのし上った男で、学歴社会に大穴をあけた男でもあった。なんせ小学校しか出てない。


血筋も財産も学歴もない、そんな彼の武器となったのは、「頭脳」と「金」と「対人能力」だった。


とにかく、学歴こそなかったものの、彼は頭がよかった。官僚でも真っ青になるほどの記憶力をもち、ぱーっと書類を眺めた後で、8桁の数字をすらすらと幾つも暗誦してみせるほどだったという。


ただ、頭のよい奴なら政治家や官僚でも沢山いる。


彼が傑出していたのは、頭がよい人間がまず持っていない類まれな「対人能力」だった。


石原慎太郎は、田中角栄を「人たらしの達人」と呼んだけれど、その批評は、まんま田中角栄という人物をあらわしている。彼は、男にも女にもモテたのだ。ただ、外見は、こっちで見れるけど、そんなに優れているというわけでもない。


でも、彼は、とにかく男にも女にもモテた。国会答弁だったかで、「妾がいます」なんて答えちゃうほどだ。また、彼との関係が終った女性が、彼を裏切らなかったのでも有名で、とにかく女性関係では、節操がなかったけど、後始末も上手かった。


では、彼は、どうやって、人の心をそこまでつかめたんだろうって話になるんだけど。


駕篭に乗る人担ぐ人―自民党裏面史に学ぶ (集英社文庫)

駕篭に乗る人担ぐ人―自民党裏面史に学ぶ (集英社文庫)



その一旦が垣間見えるのが、これ。田中角栄の元秘書、早坂茂三の著書「駕籠に乗る人担ぐ人」ね。その中に、こんなエピソードがある。


昭和44年、衆議院選挙の時の話だ。早坂は、田中角栄に呼ばれて、自民党幹事長室へと向かった。そこで、彼は、田中から、選挙の公認候補者に届ける選挙資金を届ける役目を言い付かった。

以下、引用。

「世の中に悪党は、それほどいない。悪党はだいたい、俺の周りに集まっている」

彼は微かに笑った。

「お前がこれから会う相手は、大半が善人だ。こういう連中が一番つらい、切ない気持ちになるのは、他人から金を借りるときだ。それから、金を受け取る、もらうときだ」

そう言ってから、彼の目がキラリ、光った。

「だから、この金は、心して渡せ。ホラ、くれてやる。ポン。なんていう気持ちが、お前に露かけらほどもあれば、相手もすぐわかる。それは百万円の金を渡しても、一銭の値打ちもない。届けるお前が土下座しろ」

その後、角栄は、早坂に渡すときの口上を教える。

「選挙資金は潤沢だと思いますが・・・・・そんな奴はいないが、せめてもの礼儀だ。枕詞だ。まず、そう切り出せ。そして、潤沢だと思いますが、曲げてお納め願いたい。ほかは知らず、あなただけは、ナマ爪をはがしても当選していただきたい。党のため、国家のためである。不足の場合、電話一本いただければ、ただちに追加分を持って参上する。以上、あるじ田中角栄の口上である。お前、そう言え」

「オヤジさん、そう言えばどうなるんですか」

「そうか、角さんがそこまで心配してくれているのか。それじゃあ、まあ、間に合っているが納めてやる。そう言ってね、お前がいなくなったあと、包みをすぐ破って、中身を三回は勘定し直すんだ。」


こんな具合である。


このエピソードで重要なのは、田中角栄が人の心というものを本当によくわかっていたということだ。彼は、極貧の幼少時代を過ごしたんだけど、本当に、人の心がどういう風に動くかよくわかっていた人物だというのが、早坂茂三の著書からはよくわかる。


男の人の前では少し控えめにして、

何か言うときも相手のプライドを意識して

プライドが傷つかないように心がけた。


こんな言葉がスレで言われていたけど、これは男限定じゃない。女性、というか、人類全般に有用なの。どんな、ちっぽけな人間にもプライドがある。どんな相手にもプライドがあるんだから、それを傷つけないようにして、相手に接する。そういう事を実践した。そうやって、人と金を使い尽くした。彼のやった事には批判も色々あるが、学歴も血筋もない人間が上にいくために使う武器としては、人と金は、平和な日本で無難な武器であったと思う。


pal-9999の日記 - だめんず・うぉーかーが存在する合理的な理由を考察した


こっちでもちょいと書いたけど、女性には女性なりのプライドというのがあって、それを刺激すると大抵嫌われる。だから、女性としてのプライドは傷つけない男、それを尊重してくれる男は好かれる。田中角栄が男だけじゃなく、女にもモテたのはそういう理由だろう。彼は、他人の大事なものを絶対に子馬鹿にしたりはしなかった。


このあたりは、人を褒めるときなんかにも通じるんだけど、「褒めてやる」なんて気持ちがあって出た言葉、とくにお世辞なんかだけど、これは、簡単に相手が見抜く。それじゃ意味がない。だから、相手がいない所で、相手を褒めてあげる。


それ意味なくない?と思うかもしれないけれど、仲のいい奴とかの前で、対象を褒めれば、その後で、そいつが、「〇×がお前のことをこんな風に褒めてたよ」という風に言ってくれるもんである。


面と向かって褒められると「お世辞かな?」と人は思うもんだけど、他人経由で「褒められていたよ」と聞くと、「おお、俺は認められているだ」と思う。


このあたりは、陰口のメカニズムと同じなんだけど、「陰で言われている悪口は本音」と思われがちだ。一方で、「影での賞賛は本音だ」と何故か人は思うんである。そういう風に遠まわしに褒めてあげるとかね。


まあ、人それぞれのやり方があるだろうけど、人間関係を改善するためには、こういう風なやり方もありますよってことで。


最後に田中角栄の言葉で好きなのがある。


「頂上を極めるためには、敵を減らす。自分に好意を持ってくれる広大な中間地帯を作り上げる。これがどうしても必要だ」


というもの。「仲間を増やす」ではないのがポイント。金で作った仲間なんてのは、簡単に裏切ることを田中は知り抜いていた。だから、敵を減らすために金を使った。 



早坂茂三の著書「駕籠に乗る人担ぐ人」は、そういう意味では、lifehack系のお役立ち情報満載なので、お勧め。組織でも何でも、人の心をつかめる人は強い。田中角栄の哲学は「自分で汗を流して、人様のお心を頂戴しろ」に集約されると思うんだけど、詳しく知りたい人なんかは、本書を手にとって見てくださいな。

TakahashiMasakiTakahashiMasaki 2007/05/02 18:31 引用されている本を読んでないので推測ですが,「駕籠に〜」の2つめの引用文中の
塔のため → 党のため
異常 → 以上
ではありません?(もとの文章の通りならすみません

おっしゃる通りですねおっしゃる通りですね 2007/05/02 19:59 敵を増やしすぎて自滅するパターンの人が増えているだけに大事なご指摘です。人の欠点を(冗談でも)指摘すればそのたびに潜在的に敵を増やします。人を褒めれば敵は増えません。
大事なことは良いところを見つけることと、相手が楽しめるテーマで話をすることでしょうね。人は、皆、心の奥底では「認めて欲しい」という願望を強く持っているものなので。

デール・カーネギーデール・カーネギー 2007/05/02 20:04  崟功の秘訣は“人の悪口を決して言わず、長所をほめること”」

◆峪爐未泙蚤梢佑忘┐泙譴燭なは、人を辛辣に批評してさえしておればよろしい。その批評が当たっておればおるほど、効果はてきめんだ」

「人を非難するのは、ちょうど天にむかってつばをするようなもので、必ず我が身にかえって来る。人の過ちを正したり人をやっつけたりすると、結局、相手は逆にこちらをうらんでくる」

ぁ崟功に秘訣というものがあるとすれば、それは、他人の立場を理解し、自分の立場と同時に、他人の立場からも物事を見ることの出来る能力である」

ァ屬よそ人を扱う場合には、相手を論理の動物だと思ってはならない。相手は感情の動物であり、しかも偏見に満ち、自尊心と虚栄心によって行動するという事を、良く心得ておかねばならない」

pal-9999pal-9999 2007/05/03 06:37 誤字を直します田!

まなえまなえ 2007/05/03 17:07 はてなの妖精、まなえ様がやってきたぜ!
とりあえず、このエントリに賛同しているゲリカス野郎共は全員敵。
はてなから追い出してやるから覚悟しろよw
オレ様は、オメーらより実力あるからな、覚悟しておけ!

某 2007/05/04 08:15  ところが結局、病気とかしてる間に竹下登に派閥乗っ取られてるわけでしょ。人心掌握術なんてそんなもんだよ。

bathrobebathrobe 2007/05/04 18:11 こういう格言もありますね。
・ほめ言葉は、他人に言え
・叱責は、本人だけに言え