パロップのブログ

TVドキュメンタリーの記録は終了しました

自分の事

おいおい、ゴラン、勝っちゃったよ。これで次戦、テレビ放送無い時にコロッと負けたりして。このままだと昨日の放送が保存用映像になってしまうが、BS-hiはDVD-Rに焼けないので、出来れば何とかBS2か総合で放送されるまで勝ち抜いてくれ。試合後のインタビューで『クロアチアイングランド』の話が沢山出るかと思ったが、「これからポルトガルへ飛ぶのかい?」とか「試合が見たくて3セットで終わらせたのか?」とか質問されていたくらい。本人も「おやじはテレビで試合を見るのが好きな程度だが、俺はフットボール・マニアだ」みたい発言があるくらいだった(誤訳御免)。それからボバンはウィンブルドンでテニスを観ていないで、ポルトガルに行けよ。
おはスタ』でみた文化祭の藤本さんは、追加オーディションかテレ東の変なドラマに出ていた頃の釣り目っぽかった。メイクを昔風にしたのだろうかと思ったけど、まあ素人には分からない。

『NHKスペシャル』「ローマ教皇、動く〜イラク戦争とバチカン外交」

2004/6/20放送、50分、コーディネーター:入江茂樹/宮智麻里、取材:草川康之/熊田佳代子、構成:谷卓生、制作統括:桜井均/藤井勝夫、共同制作:NHK情報ネットワーク、制作著作:NHK
本編の姉妹編:BS1『BSドキュメンタリー』「バチカン外交〜ヨハネ・パウロ2世と冷戦後の世界」(2004/5/25放送、50分、取材:入江茂樹/本間修二、構成:天野裕士、制作統括:草川康之/藤井勝夫、制作協力:NHK情報ネットワーク/映像未来)
http://d.hatena.ne.jp/palop/20040527#p1
両方に関わっているのは、入江氏と草川氏。入江氏をググると、NHK制作「大聖年バチカン物語〜神秘に包まれた宗教国家」のコーディネーターとしてヒット。一方、草川氏をググっても、以下の私のサイトしかヒットしない。
『世界わが心の旅』「サラエボ〜霧の中の演劇を探して」(制作統括:草川康之/豊永充夫)
http://fayefaye-web.hp.infoseek.co.jp/nikki.0201.2html
NHKスペシャル』「激動・地中海世界」「第3回〜エーゲ海の攻防」(制作統括:橋本裕次/桜井均/草川康之)
http://fayefaye-web.hp.infoseek.co.jp/nikki.0102.2html
普段、制作統括というお偉いさんの仕事をしている草川氏がわざわざ取材に繰り出していることから、草川氏が単にバチカンまたはヨハネ・パウロ2世に心酔しているだけでは、という疑い有り。というか、むしろ本人がカトリック教徒ではないのかと。全体的にバチカンを持ち上げ過ぎ。
おかしな事をしている米国を批判しているからといって、批判している側が正しいということにはならないはずだが、どうも最近はそういう空気にない。バチカンの唱える「戦争には絶対反対」という方針は、第2次世界大戦には絶対反対するけどナチスユダヤ強制収容所を見て見ぬ振りとか、米ソ核戦争には絶対反対するけどCIAが後ろで糸をひく中南米の独裁政権が貧しい共産ゲリラを拷問・虐殺しても見て見ぬ振りとか、そういうのとセットで考えないと意味ないと思うのだが、アメリカを批判するために都合が良い部分だけを引用して持ち上げられても「何だかなあ」という気はする。
あやふやな記憶でもっといえば、カトリックの権威が確立された中世の頃から、彼らは「おらおら、俺たちの言葉を信じないと地獄へ堕ちるぜ」と民衆を脅して銭を溜め込んでいた組織であり、科学の時代がやってくると、19世紀・20世紀に1回ずつ開いた公会議で何とか新時代についていこうとしたものの、相変わらず根本のところで反近代・反科学の方針は変わらず、第2次バチカン公会議では「大事なのは現世より来世の天国じゃん」という方針を少し改革しようとしたらしいが、どうも失敗。カトリック教徒が教義を信じるのは自由だし、他宗教者に「俺の話を聞いてくれ」と議論を吹っ掛けるのもありだと思うが、その際に手持ちの魅力的な札だけみせるのはフェアではないだろう。
何というか、今のバチカンは大量兵器・大量虐殺という20世紀の苦悩を通過した上で「それでも敢えて戦争反対」という立場をとっているのではなく、中世からの脊髄反射的な「戦争反対」を唱えているようにしか聞こえない。もちろん末端の所で市井の人々と関わっている神父さんには貧困とか差別など現世の困難を無くすべきだと立派な活動している人もいるのだろうし、ヨハネ・パウロ2世自身がポーランド生まれの一人の個人として20世紀の苦悩を通過していることが想像出来るために話が複雑になるのだけど、カトリック教徒以外の人間にとっては「何でそんな山師のボスの説教を聞かなければならないのか」「この4半世紀、ちょっと世界的に活躍したからといって道徳的権威みたいに振る舞うんじゃねえよ」というのが率直な気持ち。
極論としては「教義によれば、ユダヤ人はキリスト殺したんだからナチスに絶滅させられても仕方ないね。でも戦争は絶対反対」「教義によれば、共産主義は悪魔だから、解放の神学論者なんて切り刻まれて豚のエサにでもなりな。でも戦争は絶対反対」「教義によれば、人間風情が避妊で生命のコントロールなんかするな。赤ん坊が飢えて死んでも仕方ないじゃん。でも戦争は絶対反対」みたいな包括的原理をはっきりと宣言し、それでも世界の支持を得られるのかやってみろよ、ということ。

BS1『BSドキュメンタリー』「アメリカ・食肉業者の反乱〜“全頭検査で牛肉を日本へ”」

2004/6/19放送、50分、取材:山本雄平、構成:川畑耕平、プロデューサー:星野敏子(オルタスジャパン)、制作統括:北川恵/藤井勝夫、共同制作:NHK情報ネットワーク、制作著作:NHK/オルタスジャパン
安全性や高級感で他社の商品と差別化を図ろうとする中小企業メーカーに対して、4大食肉会社(?)が様々な圧力(ロビー活動と金銭的圧迫)をかけるという、音楽界の5大メジャーなんかとよく似た話に聞こえた。