panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

興奮

  たまに二字名前のタイトルをつけるとき、念頭にあるのは、競馬を舞台にしたイギリスの傑作サスペンス小説家ディック・フランシスだ。最初の小説は興奮じゃなかったろうか。題名であるが。早川文庫で緑の背表紙。しばらくこれでいくことにしたい。内容と一致しなくても諦めるように。
  今日から3カ月目に入った(6月29日に来タイ)。先月29日はチェンマイ帰還日だったのでは。インターネットが使えなかったはず。なので昨日土曜日、レンタル・ペイメントとユティリティ・ペイメントとネット代金(コードの番号を買う。今のはもう数時間で切れる)を支払ってきた。日曜日だけ管理室は休み。ユティリティとは水道と電気で、結局、おりからの円高と無意味な感じもある節制努力のかいあって、全体で想定より1万円ほど安くついた。8月のタイは涼しかったし。電気代が高いので先月は激昂した。がっかりをここでは激昂(げっこう)ということにするが、今回は1200バーツちょっと。適正かも。でも庶民感覚ではやはり高いか。タイではどうやって電力を生んでいるのか。原発らしい建物は見たことがない。バンコクはどこもかしこも室内はまさに、ギンギラギンにさりげなく殺人的に冷えているので(とくにBTS)、かなりな負担ではないのだろうか。うちの管理室は1個の見本で、支払いの間にも、凍えそうだ。南極みたいだ、寒くないかと聞いたら、大笑いしてるのだが、タイ人の皮膚感覚は謎の一つだ。こっちが笑いたいんだが。まさか誉められたと思ってるんじゃないだろうなあ。タイ人はマフラー巻いてオーバー着てタイ北部を旅行するのが好きだというのだし。、、、ではオーバーもってるんだな。その無意味な贅沢姿を一度見てみたい。
  今日は都議会選挙の日である。直情径行、激昂、後先無視体質のタイ人故に、昨日今日はアルコール類の販売は禁止である。だから昨夜は謎の・・・人の秘密基地で飲んだ。藤原紀香NHKドラマ第1回の後で。そこではタダなのだが、いい気になって飲み過ぎた。いやあ。誰のせいでもありゃしないー、みんなおいらが悪いのさア♪♪♪。
  昨日ある人にもっとタイを歩きなさいと忠告を受けた。もったいないと。バンコクにいては。そうではあるんだが、我輩の旅行は、御承知のように、日常が一転してサスペンスと化すので、出かけるには勇気が必要だ。まさにディック・フランシスの世界。日常を舞台にした007といわれる所以だ。のんびりしたタイがなぜスリルとサスペンスになるのか。なぜ、ほぼ毎回、波乱と混乱と孤独が待っているのか。言葉の問題か。列車に拘泥しているからか。一人ジェームズ・ボンド状態もしくは一人ヒッチコック段階というのは結構来る。ボディブロウのように。あ、ボディローション買わないと。入浴剤もそろそろ切れる。十分堪能した。贈っていただいた団体一同3名の美女軍団の皆様、ここに深く感謝いたします。ってまた私信かあ。でも元気で、総員苦悩東京状態を乗り切ってください。
  そんなこんなです。今月もタイの観察を続けます。いまうちの前は、長いこと下水の土管工事中である。作業は遅遅として進まない。裸足でスコップもって働く労働者のなかには小柄な女性が何人もいる。ちょっと胸がよいとまけしてしまう。って?