panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

ヴェトナム旅の布告---------真夏の日本、震災の東京オン8月10日イン2011


(4月のソウル)
  前回から半年以上たった。タイから帰国後、日本は酷い目に会い、当然首都圏の私もある程度の被害をこうむった。大した地震でないと思ってふざけて室外に出たはいいが、結果的に研究室に入れなくなってしまった。何とか入ると(大人5人がかりで)、なかは本が飛び散り、一晩かかって整理した。卒業生もやってきて、一人前の被災者気分だった。今も日本中が追悼気分である。・・・日本国首相以外は。
  かくして日本人民の人心は冷たく萎んでいるが、大気はやはり8月の東京である。笑う気にならないほど暑い。・・・しかしタイでは連日そうであったのではなかったか。そう、タイにいると思えば、実は何にも苦しくない。というわけで、タイ半年の最大の成果が暑さに強くなったことだとは、嬉しいやら、情けないやら。ともあれ、私は仏僧のように、超然たる気持ちでこの世の地獄、8月の東京をやり過ごしている。
  なお、ようやく仕事も一段落ついて、余裕が生まれた。ここ数カ月はビールもまずかった。少し仕事にめどがつくと、にわかにビールの味も向上してきた。現金なものである。しかし一年ぶりの仕事はなかなかに辛いものがあった。
  さて今月はヴェトナムに行ってくる。同行者もおり、ブログのアップはビール対PCの戦いとなって、ビールに軍配が上がるだろうが、少しは何か書けるだろう。4月も韓国に行ったのだが、同行者が多くて、アップする暇はなかった。ともあれ、20日からである。
  もし興味のある方がいれば、乞うご期待。