panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

雨男、東京駅劈頭(へきとう)へむかう


  我輩は都民ではないので、都知事に誰がなるかについては決定権をもたい。もたないのだが、それにしても何か釈然としない。人材がないわけではないのに、顔ぶれをみると長期低落社会日本というものを感じる。
  長期衰退と大前研一先生が表現しているが、電車で今日彼の10年前の本をよんでみて、日本の改革がピント外れだということがよくわかった。しかも大前先生は地域国家論というのを展開している。これは我輩の主権国家(近代国家)の第三段階としての都市国家論というのと重なる感じもする。早速横浜のほうの図書館から一冊取り寄せを依頼した。
  ホンコンやシンガポールなど広大な土地や市場的背景のないところで経済発展が進むのはなぜなのだろうか。もう国民国家(第二段階)は機能しないのではなかろうか。福島はそのまま放置し、岩手も秋田も放棄して、拠点都市に集約して、そうした都市連合としての新たな国家を構想すべきなのでは?地方一律の東京並み化はまったく逆効果なのだ。田舎は田舎のまま置いておこう。ただ拠点都市だけをつくっておくというだけで十分では?
  ということで今日はどうしても断りきれず東京駅前の三菱電気本社ビルのベルギービールを飲みにいくことになっている。もともとこのブログでは飲み会情報は書かないことにしているのだが、もう我輩はそれほどビール飲みたいわけではないから。その点よろしくねがいたい。ということなのである。
  ちなみに主権国家の第一段階は絶対王政である。これもサヨクは反対するだろうが。