panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

暑くて室内で汗をぬぐう


  また誰もいない職場にきた。誰もいないというのはやや誇張だが、この暑さでは電車のなかで超絶的な苦しみにあう。わざわざ来るわけはない。
  篠沢秀夫先生の本を何冊か読んでみて、ALSで苦闘中の篠沢先生が深く広く的確な教養の持ち主であることを知った。多くの人は昔のテレビ番組の悪い印象があると思うが、心を入れ替えよう。
  『フランス三昧』という新書がとくにおすすめ。別にフランスを知ることが重要なのではない。これによって日本がわかる。そして昨今おなじみの戦争論、国家論がはっきり提出されている。文学者から学ぶフランス史は、文明と国家と歴史を知る最良の手がかりとなる。まさかなあと思っているあなた、一度、目を通したらどう?
  ガリアにいたケルト人はその後ローマの征服を受けてガロ・ロマンというのになるが、その後、ゲルマン民族の大移動を受ける。しかしでは現在のフランス人は何人なのか。ケルト人たちはどこに行ったのか。・・・長年思っていたことがこれでわかる。
  ブルターニュ半島にはケルト語を話す民族がいる。これとグレート・ブリテン(大ブルターニュ)との関係は?この本ではじめてわかった。前に我輩が云っていたことは半分しかあたっていない。
  次の現在の民族のうちフランス人と近いのはどっち、ドイツ人、or イギリス人?。
  なお写真は別の本。なかなかいい表紙なんで。
  ところで今日は秋葉原にゴーである。といっても2時。少し業務かんけいを行って、少し社交して帰る予定。