panachoの日記

辺境アジアからバロックオペラまで

東南アジア的治安と衛生


  職場で2時間以上フィリピン検討会を開くが、各日に何をするかの具体的な検討はまだ未定である。日直?が決まったので、日直が決めることになるが、やることはいっぱいある。ただ、あっちに行ってそれをやりたいままであるのかは別だ。急激にやりたくないことも多いのである。経験上。
  暑いし、昼より夜に活動したほうがいいかとも思ったりするもんで。
  そもそもポキは東南アジアでは動かないで、たそがれるのが好みだ。暑いなあと思いながら、日なが珈琲を飲んで外を眺めていたい感じなのだが、これでは大半の人は退屈する。ポキも半分以上退屈しながら、東南アジア的無為を無理に味わう。これが南洋の昼下がりなのかあと、昔みた「解決播磨お」、いや怪傑ハリマオなんかを思うのである。ノスタルジーがないと、このポキ的な無為にして無策な東南アジア旅はアホらしいかもしれない。ノスタルジー(なつかしい)という感覚は実はもっと原初的な感性にもかかわるが、いまは面倒だから触れない。
  でも今回は大所帯だし、3分の2は女性だ。だから細腕でボディガードをしてもらうことになる男性をみると、これは女性に助けてもらうことになる公算が高いと思ったりもする。
  そもそも基本的な水準の治安と衛生が心配である。腹をこわすのもいやだし、強盗なんかに遭遇するのもいやだ。両替でチートされるのも腹たつし、タクシーでボラレるのも腹たつ。
  先日、71歳の会社社長の女性が自動車内で撃たれるのなんて、典型的な東南アジア的犯罪だし、そうなるのが一番困る。そういうことがないなら、多少の衛生や治安上の困難は耐えなければなあと、消極的な理想 に走ってしまう始末である。
  始末におえない。・・・写真は乗合バス。セブでもこんなのが走っているのか。のったのはマニラだったが、暑いし狭いし苦しい。だから降りたときの爽快感というのがひとしおで、それってきっと快適な東南アジア生活の要諦なのかもしれない、と思ったりしたものだった。