1年ぶりの更新です

サッカー女子W杯で、日本が優勝した。
他のアジアの国の事はよくわからないが、日本にとっては初めての快挙だと思う。
テストマッチの結果・内容ともに良くなかったので、大会前はどうなる事かと思っていたのだが、昨年の男子の日本代表の時と同様に、テストマッチをテストとして、上手に使っていたのだろう。
佐々木氏も岡田氏同様、なかなか腹黒くて、面白そうな人だ。

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W杯準々決勝に思う

オグリキャップが死んだ。私を競馬の世界に引き込んだ2頭の葦毛馬のうちの1頭だ。もう1頭のタマモクロスもすでに逝き、自分にとって、競馬との関わりの曲がり角に来ているような気がした。

思い出すのは、「葦毛の対決」というオグリキャップタマモクロスの秋3連戦。
あんな興奮を感じるレースに、もう出会うことも無いような気がしている。

W杯は、ベスト4が決まった。日本・韓国は決勝トーナメント初戦で敗退し、南米の両雄ブラジル・アルゼンチンも準々決勝で敗退した。ブラジルとオランダの試合のレフェリーは、日本の主審・副審を含むアジアグループが担当した。この審判に、ブラジル代表のドゥンガ監督が、不満だったらしい。

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サッカー日本代表、W杯グループリーグ突破

サッカー日本代表、W杯グループリーグ突破、おめでとう。
みんな良い意味で、「岡田狸」に騙されたね。
4年前のドイツ大会での失敗に学び、今回は高地トレーニングでヘトヘトの状態でテストマッチに挑んで4連敗。誰もが、今回はヤバいと思ったと思う。

かつて、「はてなハイク」の「日本代表」スレッドで「岡田は最近ズルくなって、テストマッチやそれに準ずる試合では、課題を抽出することに使い、そのことをメディアに公表していない」と書いていた私も、今回のテストマッチ4連敗の時は、「内容が悪すぎる」とか「まるでJ2に落ちていくチームみたいに不調」と思い、今回のW杯では録画すらしていない。

特に拙いなと思ったのが、距離の足りないパスミスが目立っていたことだった。チョット、代表のレベルにしてはおかしなパスミスだと思った。一方で、ゴルフの話だが、こんな事を思い出した。マスターズの行われるオーガスタCCでは、元々グリーンの芝の長さが短い事で知られているが、トーナメント当日には、さらにこれを刈り込むらしい。練習ラウンドに来ている選手たちは、これを見越して、わざとショートする様にパターを練習するんだとか。テストマッチで距離の足りないパスミスを連発しているのは、そういう理由で有ればと思っていた。でもなあ……4連敗は、酷いと思った。

監督や選手たちも、最近は、本音を言わなくなってるんじゃないかと思うが、高地トレーニングの効果は大きいと思う。その効果は心肺機能の向上よりも、空気抵抗の少ない場所でのボールの飛び具合を掴んでいる点にあると思っている。今回の大会で使用される9会場のうち、1000mを超える場所で行われるのは、実に半数に及ぶ5会場。そのうち、日本代表が試合をするのは、決勝までを考えればダーバンでの2試合以外は、すべて1000mを超える場所での試合となる。岡田が目標に掲げていたベスト4までは1試合である。

そういう事いうことならば、2試合目のオランダとの試合を1点差負けにコントロールさえできれば、高地トレーニングを徹底的に行って、相手より有利な条件で戦えるかもしれないと思ったのではないだろうか?

日本に味方したのは、W杯使用球「ジャブラニ」の軽さもある。毎回、W杯の欧州各国のチームのパススピードの速さには驚かされるのだが、今回はそれが彼らの仇になっているように思う。無論、「高地での空気抵抗の低さ」については知っているだろうけど、プレッシャーの無いところでの蹴り方のコントロールはできても、前線の高い位置からプレスをかける日本の守備に絡まれると、自ずと本能的に強く蹴りすぎているように思える。そのせいか、欧州の強国と言われる伊仏両国は1次敗退、独英両国も大変苦戦をした。日本がオランダ戦で失点したスナイドルの強烈なミドルシュートは、デンマークと対戦したルステンブルクでは、バーを越えていた可能性もある。

対して、南米はというと、南米予選では、標高3000mを越える場所で行うボリビアと対戦せねばならず、この体験を踏まえていることや、彼らの少年時代には公認球などめったに使ったことはなく、その時その時のいろんな品質のボールに順応することを求められるから、即座に対応できているのだと思う。南米は5カ国全てが一時リ−グを突破しているのは、ただ単に夏冬と真夏が逆転しているせいだけではないと思う。したがって、決勝トーナメント1回戦で対戦するパラグアイは、日本代表にとってはオランダ以上に手強い相手と言えよう。

さて、日本代表の変化は他にもある。DFラインや中盤での無駄なボール回しが減ったことだ。中盤を作らずに、一気に前線の本田に預ける場面が何度もあった。「ショート・パスを中心に組み立てる日本」というイメージと違って、少なからず面喰っていたと思う。無論、ロングボールをただ蹴ればいい訳じゃない。セカンドボールを確保することが肝心だ。この点で日本代表は、必ずしも、最初に触れていた訳ではないが、先に触った相手選手に、厳しくプレッシャーをかけて、ボールを奪ったり、パスミスを誘発させるようにしていた。こういった点で、これまでの試合での最大の功労者は、中盤の3人、そしてサイドの松井と大久保と言える。とくに、3試合を通じて1枚のイエローカードももらっていない大久保って、信じられるだろうか?「よくぞ更正したもんだ」と不良息子を褒めてやりたい心境である。

決勝トーナメントでの事を展望すると楽観などできる状態ではないが、考えてみれば、W杯の決勝トーナメントである。弱いチームと対戦できるはずもない。まあ「失うものは、何もない」気持ちで、厳しくボールを奪い合ってほしい。ただ、自陣前に引いて、ロングボールでのカウンター狙いのニュージーランドに手古摺ったことを考えれば、オランダ戦でやった戦術は、意外に通用するかもしれない。

「虎だ、虎になるのだ」

3か月も更新が滞ったブログで、こんなお願いをしても「見てるやつなんかいないよなあ」なんて思うのだが、賛同いただける方と、余裕のある方にぜひお願いしたい事がある。

さやちゃんを救う会

私と面識のある子ではないのだが、我がサークルの会員の14歳の女の子が、難病にかかり、現在生死の境目のピンチにある。発端は、中学校でのクラブ活動の最中に彼女が「劇症型ウィルス性心筋炎」で、一時、心停止状態に陥ったことに始まる。

何とか一命は取り留め、懸命の治療やリハビリを続けてきたものの、病状は拡張型心筋症に移行し、さらに悪化の傾向にあり、主治医からは「何もしなければ余命半年」と宣告されたのだという。

彼女を救うには、心臓移植しかないらしいのだが、現行の日本の臓器移植法では、15歳未満の子供からの臓器摘出が認められていないため、海外での移植を決断するに至った。

問題は、費用である。海外で移植手術をする場合、日本の医療保険制度などは適用されず、心臓移植手術費・渡航費・滞在治療費など約1億3千万円もの莫大な費用が必要だ。一般家庭では到底用意することが困難な金額であり、多くの皆さんの善意の募金にすがるしかないと言う訳だ。詳細は以下に、 Custom Signs & Graphics | Birmingham, AL Sign Company

さて、これを読んでいる数少ない諸君、14歳のころを思い浮かべてくれたまえ。中には、苦労をして生きてきた人もいるかもしれないが、屈託のない青春時代を送って来た人も多いと思う。また、苦しみを乗り越えて生きてきた人だって、丈夫な体があったからこそ、乗り越えてこられたのだと思う。そう思うと、14歳で病に苦しむ不条理を何とかしてやりたいと思うのが人情だ。

そういえば、先月の末ごろ、中学時代の仲間の集まりがあった。2次会はカラオケが常のコースで、私はタイガーマスクのテーマを歌い、大いに盛り上がった。思えば私は、彼らと14歳の時間を過ごしたのである。

そして、奇しくもタイガーマスクは、手術をすれば目が見えるようになる少女のために、「覆面ワールドリーグ戦」に出場し、大活躍するのである。この手の話は、古いアメリカ映画などにもよくあるやつで、大人になってみれば、興味も感じない人も多いと思うが、小学生時代にこれを読んだ私は、こういうヒーローに憧れたものである。

しかしながら現実は無情であり、私に億の金を拵える器量など無い。昨年の秋には、競走中に足がもつれて転倒し、あばら骨を骨折するようなありさまだ。タイガーマスクの様に戦うなどとても、とても。

「あのころの未来に、僕らは立っているのかな?」

ついに自分は、ヒーローになる事も無く、間もなく老境に入ろうとしていると考えると情けなくなるが、僅かばかりの金を募金することで、タイガーマスクのマントの埃を吸いこんだ気持ちになれるかもしれないと思うのである。

あすの朝一番で、送金しようと思うのだ。そう、俺は、「虎だ、虎になるのだ」。
PS.金額的には、小猫の尻尾の毛ぐらいなんですがね。

酒井先生の「言語の脳科学」

今年ほど、頻繁に上京している年も無いかもなあ……
そのうち2回が、Hippo関連の講演会だ。

10月26日に行ったのは、酒井邦嘉先生の講演会だった。
今回は、場所がすごいよ。東大駒場校舎の教室だ。
酒井先生が、東大の先生だからそうなんだけどね。

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プロジェクトP

合宿から帰って、骨折が判明し、ハイキングは自重した。
足ではないので行けるかと思ったが、団体行動に体調不十分で参加して、思わぬ迷惑をかけても上手くない。

ただ、体は動くので、何かはしていたい。そこで、毎日のように通ったのが、福島潟だった。

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波乱の合宿

さて、10万馬券の話といささか話は前後するが、ブログ中断中1カ月に起こったことを書こうかと思う。

まず、中断前の枝豆問答からすぐに起こったことといえば、新潟Hippoの合宿である。

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