まおくん、そしてreeさんへ。

一昨日、前記事のコメント欄でまおくんの旅立ちを知りました。すぐに返事をしようと思ったけれど、何を書いていいかわからず、こんなに遅くなってしまいました。ごめんなさい、reeさん。けれど考える必要なんかないんですよね。今はどんな言葉をかけたってreeさんに覆いかぶさっている悲しみや悔い、いろんな思いを癒やしてあげることなんかできないんですから。
まおくん、僕は君が小さい頃から知っているよ。ふさふさの毛と写真で見るととても気高そうで、僕の家の猫たちがもし君の前に立ったら、みんなひれ伏しちゃうんじゃないか、なんてそんなことを考えていたよ。reeさんが一度保護猫を連れてきたこともあったね。でも君は思うところあって、どうしても一人の生活がよかったんだよね。あのときの君の選択、間違えていなかったと思うよ。だって君はあれからずっとreeさんと幸せな時間を過ごせたのだから。
旅立つ瞬間、君は何を思っただろう。僕は自分の家の子たちが旅立ったとき、いつもそんなことを考えるんだ。僕と出会えて幸せだったかなとか、苦しめちゃったんじゃないかな、とか、もう頭の中はぐちゃぐちゃになるんだよ。きっとreeさんも今、そんな風なんじゃないかな。
まおくん、どうか君が幸せだったこと、reeさんに伝えてあげてください。直接知らない僕の言葉が君に届くかどうかわからないけれど、どうかどうか届くことを祈っています。
reeさん、今、reeさんがどんな思いで過ごしているか、僕にはよくわかります。このブログを読んでくれている皆もわかっています。昨夜、僕のもとにメールが届いたんです。いつもコメントを残してくれる人からでした。reeさんのコメントを読んで、言葉をかけたいけれど、今まで直接話したことがないから、僕にお悔やみの思いを伝えて下さい、という内容でした。家族が旅立ったときの苦しさ、悲しみ、皆、知っているから何かをせずに、何か言葉をかけずにはいられないんですよね、きっと。
今は何を言っても、何を書いてもreeさんの胸には届かないかもしれない。でも、どうかこのことだけは忘れないでください。
今、reeさんが味わっている悲しみより、まおくんがくれた15年間の幸せはずっと大きかったはずです。少なくとも僕はそう思っています。reeさんがいつかその幸せな時間を泣き笑いでもいいから、思い出せる日がくることを僕は願っています。
まおくん、14年と11ヶ月と1日、reeさんのそばにいてあげてくれてありがとう。そしてまたいつかreeさんと再会できる日が訪れることを僕は祈っています。

合掌。