お風呂場のおもちゃ


お風呂で楽しく過ごせるように、お風呂場で遊べるおもちゃが欲しかったので、船のおもちゃを作ってみました。

お風呂場で遊べる、シンプルな船や魚のおもちゃが欲しかったのですが、探しても探しても見つかりませんでした。うちの娘は乱暴なので、よく物を投げることがありますから、投げても危なくない軽いものか柔らかい材質のおもちゃを探しました。ところが見つかるのはキャラクターものばかり。キャラクター物は好きじゃないので、いつも悩んだあげくに買わずじまいということが多いパパトモです。そのためか、意外と買ったおもちゃというものが、うちにはありません。ほとんどのおもちゃは近所の子のお下がりか、頂き物ばかりという有様。買うのは服ばかり。

そのせいか、この間受けた二歳児検診では「遊び慣れてますね。いろいろと工夫しておもちゃで遊びますね。」と、指摘されました。家には、おもちゃらしいおもちゃが少ないので、空き箱やら積み木やら組み合わせて、工夫して遊ぶことが多くなっているのは確かです。悪いことではありませんが、もうちょっと遊べるおもちゃがあった方が良いような気がしてきました。

とはいえ、私が思いつくのは電車とか車とか飛行機とか。根が男なので、女の子のおもちゃというのが想像できないんですね。ということで妻に任せっきりでしたが、それでは駄目かもしれないと思い初めているところです。

ということで、今回作ったのは船。

船のヒントは、娘のお気に入りの崖の上のポニョ。主人公のそーすけが、いつも手にしているポンポン船をモチーフにしてみました。材料は、水に浮かんで、投げても安全なスポンジ製です。


まず材料となるEVAスポンジシートとブロックを会社の昼休みに東急ハンズで買ってきました。EVAはキメの細かいスポンジで、それなりに固さも持ち合わせています。丈夫でありながらも柔らかく、これでおもちゃを作れば、落としたり投げたりしても安全です。

接着には、ゴム用のものかジェルタイプの瞬間接着剤を使います。ジェルタイプの瞬間だと扱いが難しく、量が多すぎると接着面付近が白くなることもあるので、ウルトラ多用途SUというはみ出ても目立たないクリアタイプのものを用意しました。

色はモチーフにした船に合わせて買いました。真っ白がないので、グレーで代用です。10cm角のブロックなので、これを半分に切って全長10cm、幅5cmの船に仕上げます。つまり、これで2隻分になりますが、2隻作る予定ということではありません。赤、グレー、青のブロックをそれぞれ半分にカッターで切るところから、作業開始です。


幅5cmに切ったら、紙で船の形を作り(写真中央の白い紙)、それを型紙にしてカッターで形を整えました。赤とグレーのスポンジを張り合わせたあと、紙ヤスリで形を整えます。最初は紙ヤスリをテーブルに敷いて、スポンジを消しゴムのように使って形を作り、最後はスポンジを持って紙ヤスリを手にして角に丸みを与えて仕上げます。

その後、甲板代わりの黄色いスポンジを貼り、はみ出た所をハサミで切り落とし、残った青いスポンジで作ったブリッジを貼付けて完成です。

カッターと紙ヤスリ、それにハサミで出来るので、材料さえあれば半日ほどで完成です。

私はカッターを使った作業を先に済ませて、後の作業は娘の目の前で行いました。お父さんが何やら接着剤とヤスリで格闘している様子を娘は興味津々の面持ちで黙ってみていました。が完成間近、ブリッジを貼付けた所で大興奮。「オフネ、オフネ」と騒ぎ立てました。

しめしめ上々です(笑)

接着剤が乾くのに2時間ほど待たす間、崖の上のポニョを鑑賞しました。

そして夜になって、お風呂場で楽しく遊びました。私が作ったのを理解しているのでしょうか、娘は風呂場で「オトーサン、フネ」を連発してました。いつもより楽しいお風呂タイムでした。