Debian+VAIO Yでようやく画面表示がまともになった

去年VAIO Y(VPCY2)を買いました。
さっそくDebian(squeeze)を入れたもののKMSが有効だと起動時に画面がブラックアウトしてしまうという症状に遭遇、やむなくKMSを無効にして*1Xのドライバもvesaにしてどうにか使用していました。

新しいカーネルがリリースされるたび試すも一向に症状は改善しなかったのですが、ついに2.6.38-rc2にて症状が改善、1366x768のくっきりした画面での表示が可能となりました。

無線LANが使用不可

2.6.38-rc2で画面表示は改善したものの無線LANが使用不可になってしまいました。
NetworkManagerでは「無線を有効にする」がグレイアウトして選択できない状態です。コマンドラインから有効にすることもできませんでした。

$ sudo ifconfig wlan0 up
SIOCSIFFLAGS: 未知のエラー 132

Google先生に問い合せた結果、無線デバイスの有効無効を制御するrfkillというツールで使用可能になることが判明しました。

$ sudo rfkill unblock all
$ sudo ifconfig wlan0 up

これで無線LANが使用可能になりました。
どうも起動時に無線LANバイスがブロックされた状態になっており、それを解除することによって使用できるようにしているらしいのですが、そもそもなぜブロックされてしまうのかといったあたりは全く不明です。

あと、毎回コマンド打つのはめんどいので、上のコマンドの内容を/etc/init.d/rfkill_unblock_allというファイルに保存して

$ sudo update-rc.d rfkill_unblock_all defaults 99

としてやれば毎回起動時にwlan0を有効にしてくれます。

残る課題

いまだ解決できないのはサスペンドについてです。サスペンドから復帰しても画面がブラックアウトしたままの状態になってしまいます。カーネルオプションでacpi_sleep=s3_biosを指定などしても効果はありませんでした。求む情報。

*1:/etc/default/grubGRUB_CMDLINE_LINUXにi915.modeset=0を追加してupdate-grubを実行