「天才じゃなくても夢をつかめる10の法則!」

「天才じゃなくても夢をつかめる10の法則!」という番組が読売テレビで放映されていた。ゴルフの石川遼選手や奇跡のピアニスト辻井伸行氏などの親がとってきた子育て方法を、最新の脳科学や教育学による理論で補いながら解説しているバラエティー系の番組だった。

1つ目の法則は、「厳しく叱る」。心の痛みを感じる場所は、カラダの痛みを感じる場所と同じところであり、また、他人の痛みを感じる場所とも同じだという。痛みを知ることで、社会的協調性が生まれるとのこと。なお、反省している場合は、叱るのではなく、褒めるのだとか。石川遼選手の母親が厳しく躾けてきたことが紹介されていた。

2つ目の法則は、「夢を具体的に描き、それを言葉にすること」。

3つ目の法則は、「褒める」。8歳未満は親が褒め、8歳以上になれば他人に褒められる方が効果が大きいとか。褒められることでやる気が倍増するとのこと。

4つ目の法則は、「好きなことを1万時間やり続けること」。マルコム・グラッドウェル氏の著書「天才!」をベースにした話だった。要は努力、しかも、かなりの量の!ということ。

「Entrepreneurshipを探る旅」というブログにある記事が参考になるかも。
Malcolm Gladwell「Outliers: The Story of Success」(天才!-成功する人々の法則)を読んで(1)
Malcolm Gladwell「Outliers: The Story of Success」(天才!-成功する人々の法則)を読んで(2)
Malcolm Gladwell「Outliers: The Story of Success」(天才!-成功する人々の法則)を読んで(3)

5つ目の法則は、「バカになって人に会え!」。坂本竜馬が多くの人に出会うことで人生を切り開いていったということが紹介されていた。オープンマインドになることで、多くの人から知識が得られ、いい関係を築いていくことができたのだろうと解説されていた。ちなみに、おねしょがなかなか治らない人は、前頭前野という部分の発達が遅いことが原因だそうだけれど、一旦発達が始まると、普通の人よりも大きく発達するようになるとか。坂本竜馬もそうだったとか。

6つ目の法則は、「どんどん失敗しろ!」。エジソンの逸話が紹介され、「人間の弱点は諦めること」ということや、失敗から学ぶことの大切さを力説していた。

7つ目の法則は、「夢中になることはどんどんやらせろ!」。手塚治虫が、母親からマンガの読み聞かせをしてもらったこと、そして母親が医者ではなく本人が好きなマンガの道を選びなさいといったことなどを紹介していた。

8つ目の法則は、「放任主義はやめ、過保護・過干渉でよい」。親が見ているところで勉強している子供は成績がよいとのことだが、これは、子供は勉強しているところを自慢したいという気持ちがあり、それが成績の良さにつながっているとか。そして、脳を発達させるためには、「密度の濃い」教育が大切だとか。時間ではなく、「密度」。

これはいいことを聞いたかも。MちゃんやSくんとは、年に1回会えるかどうかというところだから、「密度」を大切にしたいものだ。

9つ目の法則は、「親バカになれ」。辻井伸行氏の母親が、辻井氏のピアノに対する才能に気付いた、その小さな変化に気付く能力が大切だとか。小さな変化に気付くのは「母親脳」で、プロラクチンというホルモンにより活性化されるとか。親バカでなければ子供の個性は気付かないということか。

10番目の法則は、「夢を信じ続けろ」。おっしゃるとおり。