『知りたいことは「面」に聞け!』:日本映画の実写とアニメの興収比較
知りたいことは「面」に聞け!―分析力と表現力を強化する思考法:面発想
- 作者: 西村行功
- 出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社
- 発売日: 2008/04/01
- メディア: 単行本
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「面グラフ」を使うことによって、分析力と表現力が上がるよ――という本。
作例を交えながら、どのように描いていけばよいかを解説しています。
面グラフは真新しいものではなく、以前にも数冊、それに触れている本が出ているそうです。
でもぼくはここで初めて知って、「おもしろそうだ」と衝動買いした次第。
本書、というか面グラフはとてもオススメ。
図は言葉も何倍もの意味を語ってくれますが、従来の円・棒などのグラフの数倍、この面グラフは直感的に意味を伝えてくれます。うまく使えば。
とくに数字が好きだったり、グラフを作って分析するのが好きなひとには、楽しめるツールになるでしょう。
で、ぼくもさっそく面グラフを作ってみました。
先に弁解しておくと(笑)、情報不足と選んだ対象が悪かったのか、ちょっと微妙なグラフになっています笑
「こんなもんかよ」と思わず、興味を持ったらぜひ本書のすばらしい作例を見てからご判断を!笑
ぼくの作った面グラフは、日本映画(邦画)の興行収入(興収)を実写とアニメに分けて示したものです。
実写とアニメの興収効率(1本あたりの興収)のちがいが歴然(とわかってもらえれば良いです)としています。
「邦画の復調はアニメ頼り」と言わることもありますが、すくなくとも5年くらいはアニメ頼りの構造が顕著のよう。
そんなアニメ映画ですが、問題もあって「高い興収をあげているのはジブリ、ポケモン、コナン、ドラえもんなどばかりで、非ブランドや新作は興収が極端に少ない(ブランド・連作依存である)」ということを面グラフで言いたかったのですが、ヘタレました。
気になるひとは、簡単な引き算をしてもらえればわかると思いますが……
というわけで。
すこしでも面グラフの有効性がわかってもらえればうれしいです。
あと、本書にはエクセルを使った面グラフの作り方が載っていますので、「作ってみたいけど、やり方がわからん」というひとは本書を手にとってください。