最近聴いた音楽vol.7

サボり気味の音楽記事更新。6月も各地熱いイベントがあるし、色々と遠征したいが4月に遊びすぎたので自粛モード。さてさてテキトーに。

◼Fight it out 『Locos Only』

横浜の凶悪ハードコア・バンドFight it outの2014年作。先日のweekend nachosラストツアー時に購入（やっと買えたー）。weekend nachosっぽい昔ながらのパワーヴァイオレンスバンドのジャケットが印象的だけど、ライヴ同様に音源も非常に攻撃的。パワーヴァオイレンスに接近するようなファストパートがありながら、ニュースクール的なビートダウンを取り入れるスタイル。廃盤のアルバムも欲しいんだよなー、、、

◼SELF DECONSTRUCTION 『Triad』

東京のパワーヴァイオレンス／フリースタイルグラインドコア・バンドの2年ぶり？の単独音源。先日のSWARRRMのレコ発でゲト。3人体制になってからは初音源化な？女性ボーカル1人といった体制になりましたが、全くパワーが衰えなく素晴らしいデスボイス（グロウル）を聴かせてくれます。毎度ながらカオティックな展開が素晴らしい。ライヴだと見入ってしまうんですが、音源聴いていると身体動いてしまいますねー。

◼sekien 『sekien』

姫路のメタル／ネオクラスト・バンドsekienの待望の1stアルバム。ジャパニーズ・ネオクラストが産み落とした歴史に残る傑作アルバム。メタルクラスト〜ネオクラストについてそこまで詳しくはないが、HHIGやTRAGEDY、Ictus、Ekkaiaなどレジェンドたちにも埋もれることなく、ジャパニーズハードコアの繊細さなんかも持ち合わた個性がある。そして一曲一曲の緊張感とアツさといった意味では先日来日したKhmerにも十分喧嘩を売れる、いや、相手を呑み込むことができるくらい洗練された音を持っている。アルバムリリース後も、SWARRRMのレコ発で拝見させていただきましたが、とんでもないバンドだと思った。

◼Weekend nachos 『APOLOGY』

Apology

USのパワーヴァイオレンス weekend nachosの5thかつラストアルバム。再生を開始すると『still』以前の突出したスピード感はおさせられており、解散が決まったのでパワーダウンしているのかな？と思いきや、どんどんかっこよくなっていく。やはり彼らはパワーヴァイオレンス界の現代ヒーローだったのだ。昨年に引き続き来日が決まった今年であったが、ラストツアーになってしまった。彼らのライヴパフォーマンスは昨年よりも遥かにかっこよくなっており、これで解散するバンドだというのか？と驚いてしまった。最高のショーと最高の音源をありがとう。

◼grind bastards #10

今年で10周年を迎える名古屋で毎年開催されるグラインドコアの祭典グラインドバスターズの10作品目となるコンピCD。今年は海外からゲストとしてWAR MASTERを迎え大変な賑わいを見せた。このコンピ集、なんといってもセルコンのDay by Dayのカバーじゃないだろうか。ライヴでも勿論カバーしてたんだけど、リトバスが「セルコンよりデイバイデーやるぞ」といっていたのが面白かった（笑）。グラインド勢は勿論のこと、ハードコア、スラッシュメタル、オールドスクールデスなどの多彩な面子に彩られるいいイベントでした。

◼ETERNAL ELYSIUM 『Resonance Of Shadows』

RESONANCE OF SHADOWS

日本のストーナー／ドゥーム・ロックバンド Eternal elysiumの6thアルバム。先行レコ発イベントの名古屋で購入。当日は2部制を取り、約3時間にも及ぶショーが披露された。ギター岡崎氏が語る528hzの癒しがなんとも心地の良い空間を設計している。すでにライヴで定番曲になっている『Ingah』、『The Breeze Says Go』、『Hiroshima』、『View On C#』などを含め、8曲収録されている。既にライヴで聴いている曲も音源になるとまた変わった印象を受け、迫力こそライヴに及ばないが、どっぷりとお酒にやられてしまう倍音を響かせている。国内ストーナー／ドウームの素晴らしい作品です。ぜひお手に。

◼TIM HECKER 『LOVE STREAMS』

Love Streams

カナダの音響ノイズ／ドローン Tim heckerの3年ぶり8枚目となるフルアルバム。タイトルが『LOVE STREAMS』っておい（笑）になったわけですが、確かに『Virgins』(2013)に比べると遥かに暖かい響きを備え持つ作品になっている。前回来日から結構時間が経ってしまっているので、また是非来日して欲しいなー。前回ライヴ見た時、なぜか酸欠でぶっ倒れそうになってしまったので次は体調万全で見させて（笑）

レコードは風景をだいなしにする ジョン・ケージと録音物たち