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2017-06-27

年代別映画ベストについて

ついこの間、何度目かのハッシュタグ遊びが流行っていて、自分も色々と出したのでそれのまとめです。ツイだと流れてしまうので。ツイの文字数制限上10作品の見映えが良かったので10選にしています。

21世紀ベスト

21世紀の映画と考えた時、超大型スクリーンやIMAX3D,4DX等が浮かんだんですが、大型なんて新しくもなんともないし、3D映画は昔から存在している。4DXに関しては遊園地のアトラクションが映画館にやってきているだけで、結局のところ何一つ革新的なものは現れていないのではないかとも思えます。まあ、その前にそんな革新的なものがポッと出てくるわけでもないのでしょうから、このような事象の積み重ねによって現れてくるのかもしれません。

さて、そんな中、何か特別な基準もなく何となく21世紀の印象に残っている映画を10本選びました。クレール・ドニの映画のなかでも唯一日本版DVDが存在する『ガーゴイル』。アマゾンで中古投げ売り状態ですが、20世紀の映画群のエッセンスを21世紀に繋げる映画ではないかと思っています。天才・出崎統が残した『とっとこハム太郎』シリーズから『オーロラ谷の奇跡』を。映画史的にどうとでもない映画のように見えますが、あの『ガンバ』と同じネズミたちの物語ですよ!アニメ的な記憶(歴史)が感動を誘います。『まどマギ叛逆』は、商業アニメのなかでも多重のレイヤーの作品について考えた際に参照できる映画ではないだろうか。また、何よりも「すれ違い映画」として好きです。

次点はいくらでもあるのですが、強いて言うならば21世紀と釘討つと『ヤンヤン夏の想い出』は2000年だから選べないというね。



90年代

90年代は小学生〜中学生の移り変わりの時期で、自分のなかでも一番多感だった時期だと思います。そんな時期を過ごしたからか、年代観が一番しっくりきています。『東京上空いらっしゃいませ』まぎれもない90年代感と、東京出身なので90年代の東京ってこんな感じだったな〜と思った作品。ただ、この時の牧瀬理穂の化粧は、時代観を感じさせるものではないですね。いつの時代に見ても彼女が“生きている”ように見える(生々しさを獲得しています)。東京の時代観というとリモザンの『TOKYO EYES』も同じく、でしょう。ただ、牧瀬理穂と違って吉川ひなのは絶頂の時に映画に出ていますから、時代観はこちらの方が感じるかな。

クレール・ドニでいうと気分によっては、『美しき仕事』を選ぶことも。僕としたところが、『マイアミ・ブルース』を失念していたので…『ヒーロー・ネバー・ダイ』の代わりにこちらを入れておきたい気が…。



80年代

80年代というと生まれた年代ですが、80年代の日本というと「バブル」だったんでしょうかね。その影響や感覚もなかったりするのですが、一時的にバブリーな時代った日本。しかし選んだ作品は相反して、どんなクソな世界でも生きていかなければならない…退廃的な『アパッチブロンクス』であったり、同じく『ありきたりな狂気の物語』だったりします。『襲られた女』や『ラブホテル』『ミッドナイトクロス』なんかを見てみると「痛み」が内包された映画が好きなようですね。『その男、凶暴につき』の暴力が大好き。

次点としては『ブレードランナー』や、『童年往時 時の流れ』、出崎『ゴルゴ13』、『霧の中の風景』、『男たちの挽歌2』、『ゼイリブ』、『ラルジャン』、『エル・スール』、『ツィゴイネルワイゼン』、『狼男アメリカン』、『血』などの傑作たちも忘れてはならないなって感じですね。



70年代

さすがに生まれる10年以上前になると年代観とのマッチングは全く分かりませんね。とりあえず好きな映画を選んでます。とにかく「すれ違い」物語フェチとしては『天使のはらわた 赤い教室』は外せない。それと『ナッシュビル』は長いんですけど、とにかく歌がいいんですよね。70年代のアルトマンといえば『ビッグ・アメリカン』、『ロング・グッドバイ』、『ギャンブラー』や『バードシット』も捨てがたいですね。それと、あがいてもどうにもならない人生ってのが好きで、80年代もそんなラインナップになっていますが、『ゴングなき戦い』はその極地でしょう。『夜行性情欲魔』は中原昌也氏に「ポルノ版『去年マリエンバートで』だ」と言わしめたハードコアポルノ映画の傑作です。ここで何よりも忘れてならないのは『エースをねらえ!』でしょう。商業アニメが映画を目指し、映画になった瞬間ですね。ほんとにすごい映画。人生ベストの一本です。

次点ではフライシャーの『スパイクス・ギャング』や『ザ・ラストラン』あたり。また選んだ『愛欲の罠』も狂ってますが、狂いかたでいえば『真夜中の妖精』も尋常じゃない。また『どうぶつ宝島』やアニメーション映画『話の話』も捨てがたいですね。それと偏愛映画『ザ・ラスト・ウェーブ』なんかも存在する。



60年代

60年代というと小津や成瀬の遺作公開の年であります。既に溝口がいない時代らしいです。なんだかすごいことなのか、ここまで来るとボンヤリしてきますね。漠然とした印象は東京オリンピックが開催された年だな〜というくらい。さすがに生まれる20年前の感覚は全くありませんね。思い入れが無いのが功を奏したのか、この年の10本はかなりジャンルレスに選んでいるように思えます。『ひばり・チエミの弥次喜多道中』はミュージカルですが、やはりですね、美空ひばりの歌声が驚異的ですね。感触的にはリヴェットの『セリーヌジュリーは舟でゆく』の日本版といったところでしょうか。暗くて狭い場所でもバッチリ撮影をキメていてものすごい映画です。ジョセフ・ロージーは撮った映画大体面白いですが、『できごと』はエロチックでありますし、なんともOP/EDのオフスクリーンの使い方と、女優の映画でのあり方を考えた演出がずば抜けてすごいです。『リバティ・バランスを討った男』を入れて見ると一気に一時代の終わりのような、そんな気分に。『斬る』、『ミュリエル』、『知りすぎた女』あたりも好きな映画。

60年代アメリカ映画100 (アメリカ映画100シリーズ)

60年代アメリカ映画100 (アメリカ映画100シリーズ)



とりあえず、ツイッタ―で挙げたのは60年代までだったのでここまでで。また50年代以前も考えていきたいものですね。ここから先はラスボス級の監督たちがバリバリのときの作品が多々出てくると思うので。

オールタイム・ベスト 映画遺産200 日本映画篇 (キネ旬ムック)

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