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2017-12-31

話数単位で選ぶ、2017年TVアニメ10選

毎年参加するのが恒例になってきた新米小僧さんの話数単位ベスト企画。今年も参加させていただきます。来年も面白いアニメに出会えますように。(画像を用意できなかったものはその他で代用

ルール
2017年1月1日〜12月31日までに放送されたTVアニメから選定
・再放送は除く
・1作品につき上限1話
・順位は付けない

「話数単位で選ぶ、2017年TVアニメ10選」参加サイト一覧: 新米小僧の見習日記



  • 『ドランゴンボール超』第118話「加速する悲劇 消えゆく宇宙…」

脚本:山口宏 絵コンテ演出:三塚雅人 作画監督:舘直樹、ジョーイ・カランギアン、ノエル・アンニョヌエボ 総作画監督:辻美也子

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ドラゴンボール超』は2次創作的な軽さが魅力的な作品だった。ジレン戦、ケフラ戦、悟飯戦…と、選びたいエピソードはいくらでもあるが、特に118話はアクションとギャグのバランスが素晴らしい。「ピッコロさ〜ん!」オマージュからの「愛は時に重い」という重圧としての愛攻撃。そこから悟空の「オラは愛より気合いだ!!!」からのクロスカッティングでつなげる親子かめはめ波には痺れました。Groovy!!!

絵コンテ板津匡覧原恵一 演出:江副仁美 作画監督:名倉智史 アクション作画監督:向田隆 総作画監督千葉崇洋

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キャラクターとしては千夏ファンなのですが、少なからず出崎を感じた11話を選ぶことに。審査員が「刹那的な一瞬のアピール」と口にするシーンがあるが、『ボールルームへようこそ』のアニメ化に対する批評的な言葉のように思えるし。『あしたのジョー2』で矢吹丈が話す青春の概念のような一瞬のために踊る/見る。ああ、真っ白になりてえなって…

絵コンテ林直孝小林敦 演出:高村雄太、林直孝 作画監督:ランチ・BOX、小美野雅彦、滝吾郎、福田周平、小澤円、室山祥子、舘崎大、関口雅浩、浦野達也、福井麻記、田中優総作画監督寺尾憲治

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まず、湘南あたりの物語なのに海が出てこない。それは時期が冬からなのだけど、冬を演出する撮影、美術、音響が凝縮されている。本話は、小宮が設定した泉の待受を夏目が見てしまうというベタなエピソードですが、音響、作画、演出のタイミングがズバ抜けてよかった。夏目のこの顔には何も言えなくなってしまうでしょう。この後の下校シーンも残酷で高台にある高校から下へ下へと精神的にも、画面的にも下方向への道が続いているっていう画面を作っていること。なおかつ、キメキメのロングショットを放つのでこれがまた残酷なんすよね。

今期は『Just Because!』でキマリ! - つぶやきの延長線上

脚本:柿原優子 絵コンテ:畠山守 演出:久保山英一 作画監督:坂由加里、吉田徹、都築裕佳子、大河原晴男 総作画監督:木村友美

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落語心中』2期はもう全てのエピソードが素晴らしすぎて難しかったのですが、個別記事にも書いたこちらのエピソードを。まず、7話との連なりがあるのですが、何より感動的なのが、7話で風に流される黄色い葉が8話のラストでピタッと流されて止まることなんですね。もちろん2枚は同じ葉でもなければ品種も違うわけですが、そこにとどまったという瞬間がなんとも感動的なんです。また、受け継がれたものが目の前にふとした瞬間現れるときときたら…。今年いちばん泣いたエピソードでした。

舞い落ちる黄色い葉――『昭和元禄落語心中 -助六再び篇-』第七話・第八話【感想】 - つぶやきの延長線上

絵コンテ川瀬敏文 演出:加藤顕 作画監督:大塚八愛、小田真弓、佐藤浩一、清水勝祐、中島里恵

『リフレクション』は僕が求めるアクションがたっぷりつまっていました。それは例えば今期の『Fate』22話や『宝石の国』10話のように派手で「動いている!」って感覚に満ち溢れたものではなく、時間が止まったかのような瞬間を味わえるといったようなもの。なかなか言語化しづらいのですが、山内重保のアクションでも同じことを感じる。同期性というかズレなんでしょうね、おそらくこの感覚の正体は。そんな7話は冒頭からそんなアクションが満載。終盤の尊さもまた、グッとくる要素でね。

絵コンテ演出作画監督:小嶋慶祐

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ACCAはまるでジャームッシュの映画を見ているかのような、気だるさと愛おしさにも感じる退屈さが魅力だと思っていますが、8話はある物語が明るみになるエピソード。人は見ているとき、また自分も見られているんだなんていいますが、ひたすら見続けてきた人の愛のエピソード…(違うか)あとは、ロッタちゃんがかわいくてたまりませんな。

絵コンテ:尾崎隆晴 演出:武市直子 作画監督:相澤秀亮

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旅の中で出会う印象的な景色というのはいつの日も心を掴んで離しません。どのエピソードも好きなんですが、この旅に終わりはないと考えたときに、初めに見た印象的なショットは3話だったな〜と思いました。最終話の写真が画面いっぱいに広がる瞬間もとても好きです。カメラというものが、アイテムの役割だけでなく、主題と物語をつないでいるのがいいですね。

脚本:辻美也子 絵コンテ:TeamP.A 演出:菅沼芙実彦 作画監督大東百合恵

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有頂天家族も本当に全エピソード好きなんですが、ベタに騙し合いが繰り広げられる本エピソードを選出しました。なんといっても海星が一瞬現れるところ!肝心の弁天がまだ出てこないエピソードとしても貴重であり、ストレートな面白さがあると思った。

絵コンテ演出:添野恵 作画監督:安形佳己、山形孝二、稲田真樹、難波聖美、永田陽菜、佐藤綾子
小酒井智也

青山くんはまるでキッズアニメのようにふわふわの軽さを持っていて、それがデフォルメ作画といった形式に現れてくる。それもタイミングもバッチリでとにかく見ていて気持ちのいいアニメでした。6話は漫画家が青山くんのいる学校に潜入して自分の漫画の反応を気にして、読者の声に翻弄されていくといったもの。他人の意見をどこまで聞けばいいのか、それによって失うものがないのか、となかなかクリティカルな問題に思って見た人も多いのではないでしょうか。それを軽さをもって制す面白いエピソードでした。

  • 宝石の国』第八話「アンタークチサイト」

脚本:井上美緒 絵コンテ演出京極尚彦

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ダイヤモンド推しなので、彼女が活躍する3話とか10話も好きなのですが、このアンタークチサイトがめちゃんこ美しくて痺れた。アニメ以外たとえば映画や音楽にしろ美しいものを描くためには、真逆な黒さや破壊といったものが必要なのだと思っていて、このエピソードはアンタークチサイトが砕け、連れ去れられる。もう二度と一緒にいられない場所に行ってしまった尊さがいいんですね。アンタークチサイトってちょっとV系っぽい美形な雰囲気もありますし、よりその一瞬のきらめきが輝くんですよね。

宝石の国 Vol.1 (初回生産限定版) [Blu-ray]

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