凶悪なまでに空が青かったので、なにか突き抜けるようなサウンドを聴きたかった。しかしこのアルバムは全く色褪せることを知らないな。だれる瞬間が全く存在しない。
ripple / GOMES THE HITMAN (2005)
少し外に出ただけで肌が焼けそうなジリジリ感。こんな日はGOMES THE HITMAN。派手さはないけれども、じんわりと夏を遠目に眺めているような作品。今日もベランダ越しの雑草には蜂たちが賢明に蜜探しに飛び回っている。
Another Window / Saigenji (2010)
夏とアイスコーヒーとsaigenji。
Californication / RED HOT CHILI PEPPERS (1999)
からっからに乾いた夏のサウンド。ミックスの潔さが心地よい。楽器間に隙間を持たせて、聴感上のダイナミックレンジを引き上げているような感覚。邦楽ロックではなかなかないミックスなんだよな。
Scent of August / the band apart (2011)
8月であるがゆえに再生。
空中キャンプ / Fishmans (1996)
この秋にPolarisが再起動シングルをリリースするのだけれども、ドラムが茂木欣一とのこと。それってボーカルが違うFishmansじゃん?と思ったとか思わなかったとか。いや、もちろん佐藤伸治とオオヤユウスケのアプローチは全く異なるものなんだけれども。そんなことを考えながらのんびりと聴く。心は既に週末の花火大会に向かっておりましてよ。
ベスト・コレクション 〜ラブ・ソングス&ポップ・ソングス〜 / 中森明菜 (2012)
「明菜ビブラート」が完成されていく様をじっくり見つめることができるコンパイル。…ということもできるけれども、それは既存のベスト盤でも言えることだよな。それにしても「Fin」は中森明菜の完成形だよなぁ。「難破船」まで行くと、完全に一つの芸の世界にまで昇華されている。自分にとっての明菜はこの辺くらいまでだな。