音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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週刊「雑音万華鏡-Noiz-」更新

週刊『雑音万華鏡 -Noiz-』を今週も更新しました。

今回は歌詞が非常に好きな曲で、その一部を文面に借用いたしました。JASRAC怖い。ま、中身はいつもの頭のネジが三本くらい飛んだ抽象文であります。実在の人物とは全く関係ありません。

Vol.28 Go Go Round This World! / Fishmans (1998) - 雑音万華鏡 -Noiz-

THIS IS BLUE NOTE BY REQUEST / V.A. (2013)

何を期待するでもなく、TSUTAYAの棚を眺めていたらこの1枚が目に入った。ざっと曲を眺めてみると、知っている曲と知らない曲が半々といったところ。これはいいカタログになりそうだと思いレンタル。

実際に聴いてみると、50年代後半〜60年代半ばまでの、これまで僕が聴いてきた数少ないジャズの時期に集中していて、非常に聴きやすい。知らないと思った曲でも、一聴したと途端に「ああ、これか!」という曲もあり、発見も大きかった。

通に言わせればこういうコンピレーションは邪道なのかもしれないけれども、入門編や、再確認のためのツールとしては有効だよね。もちろん音楽としてじっくりと聴き込む分にも有効でありました。

ケーブル狂奏記

CDのクラシックを聴くと、音がヒステリックに聞こえるというのは昨日の話。この件を、師匠様に話をしたところ「ケーブルを交換してみると面白いかもよ」との提案。

今、アンプとプレイヤーを接続しているのはオルトフォンのケーブル。そして手元にあるのはオヤイデのケーブルと、SONYのごくごく普通のケーブル。この3者を交えてケーブル交換実験をしてみた次第。

まずオルトフォン。これは昨日と同じくヒステリックに鳴る。次にオヤイデ。あまりオルトフォンと変わらないエネルギー感。音がガツガツとどの楽器も他者を押しのけて前に出ようとする。そしてダークホースのSONY。緩やかに音場が拡がり、楽器の鳴りは大人しいものの、他の楽器の邪魔を一切しない。一番クリアに音が聴き取れる。ヒステリックさも無し。

まさかと思い、宇多田ヒカル、平井堅(SACD)でも同様に実験。大まかな感想はクラシックを聴いた場合と同様。高級ケーブルに比べると若干大人しくはなるものの、概ね僕の好みの少しソフトな、でも音はしっかり定位するという鳴り方をしてくれる。

ということで、まさかのSONYの一人勝ち。ケーブルは値段じゃないね、好みだね。いいケーブルを使えばいい音が鳴ると思っていた時代も僕にはありました。ついさっきまで。

Ken's Bar Ⅲ / 平井堅 (2014) Hi-Res

この作品、実は平井堅の渾身の一撃なのでは?

とにかく出てくる曲出てくる曲、どれもこれも聴き所にあふれていて飽きが全く来ないどころか、どんどん好きになっていく。日本のポピュラーミュージック界ではもう別次元に立っている人になっているのではないかと。売上げが落ちて、ちょっと過小評価されてやしないかい?

HURT / Syrup 16g (2014)

純粋な3ピースでのギターサウンドが浮遊感も殺人感も感じさせて、基本的に自分にとっては心地よい。これで歌詞カードを見るときっと絶望的な気分になるのだろうけれども、音として捉えている分には、あるようでなかなかない痛快なロックンロールだ。これは結構クセになる。