吉井和哉の歌う「夢の途中」が、非常に切迫感があってよろしい。この人、すっとぼけた感じで歌うというか音を投げ捨てるというか、そういうボーカルスタイルなのだけれども、それが余計にこの曲の悲しさを増幅させるという。他の曲にもそれは共通して見られるものなのだよな。なるほどTHE YELLOW MONKEYにつきまとっていた厭世観めいたものはこのボーカルから生まれていたのかと、今ごろになって気がついてみたりして。
Sound of Silence / Simon & Garfunkel (1966/2003)
心穏やかに聴けるある種のトラッド・フォークか。後期ほど音数が多くはないので、耳にも優しい。なんだろうね、この霞がかったような薄い湿気は。
Life / Simply Red (1995)
今年の6月時点で『Blue』が一番好きなアルバムだと宣っておきながら、やっぱり『Life』の方が好きと言い切ってしまおうとしている自分が好き。
WAVE / T-SQUARE (1991/2001)
20年以上前の作品とは思えない、常にフレッシュさを感じさせる1枚。特に1曲目の「Morning Star」のベースとドラムが好きなのよ。あとシンセソロ。気がついたら、高校生時代からこのアルバムを聴いているのだな。
Foreverly / Billie Joe + Norah (2013)
去年から気になっていたアルバムだったけれども、買う機会に恵まれず結局1年経過でレンタル。
想像以上に牧歌的ですな。カントリー&フォークとなっていたけれども、フォーク的要素が非常に強いのと、ビリーとノラの声の取り合わせが思っていた以上に良いことに驚いた。どちらがどちらに合わせるというのではなく、自然に声の質が合ったということなのだろうか。心がほっこりとする1枚。
christmas / Michael Buble (2011)
12月も物凄い早さで進んでおりますがゆえ。
moondance / Van Morrison (1970/1994)
むしゃくしゃして聴いた。後悔はしていない。が、尺が短すぎた。
delicious way / 倉木麻衣 (2000)
ナタリーの倉木麻衣ライブの記事を読んでいたら、ムシャクシャしてきてついこの作品を再生し始めた。しかもラックから引っ張り出してCDにて再生。この行為に全く意味はない。後悔はしていない。