音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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High Times: Singles 1992-2006 / Jamiroquai (2006)

昨夜はすぐには寝付けず、楽曲をザッピングしながら入眠するのを待つ。気がつけば朝。Jamiroquaiで落ちたようだ。

ということで、本日の朝一は長尺のこのベスト盤から。何せ6:30に目覚まし時計をセットしたのに、起きたのは6時前という、なんとも持て余す朝になってしまったもので。

Music Eater / saigenji (2006)

今日の小旅行は、日暮里・舎人ライナーと都電の旅。ライナーは終点まで行き、埼玉の地を踏んで戻ってきた。都電に乗るのも初めての経験。これぞ下町、という感覚でありました。帰りは副都心線の乗ったことがない区間も利用。そして帰着。約4時間半の鉄分補給でありました。

Texas Flood / Stevie Ray Vaughan (1983/2013) Hi-Res

この作品のハイレゾ版が、どうしてもLegacy EditionのCDとの音質差が認められなくて、ずっと悔しい思いをしている。CDが相当に頑張っているのか、ハイレゾにするまでもなかったのか、再生する度にいつもグルグルと考えている。自分が「ハイレゾってなんだろう?」と、思考の泥沼に入ったのはこのアルバムを聴いた辺りからだ。去年のことなのに、もう遠い過去のことのようだ。そして今日もハイレゾ版で再生しては同じ事を考えている。

まぁ、結論めいたものを無理矢理捻り出すとしたら「CDは相当によく出来る子ちゃん」ということか。

歌で逢いましょう / 畠山美由紀 (2014) DSD128

まぁ、ハイレゾに関しては色々とそしてウダウダと考えたものだけれども、DSD128は絶対に期待を裏切らないのだよな。部屋に入った瞬間にハッとさせられる、そこに満ちている空間が全くもって、PCMハイレゾとは別物の世界。自分のスピーカーでもこのクオリティで再生出来るのならば、DSD256はまだ必要ない。何よりも歌物の艶が素敵すぎる。

畠山美由紀の歌う「悲しい酒」も、オリジナルとは随分と異なって、洗練された悲しい酒というニュアンスで、聴いていて実にしみじみと来るものがある。そのようなものを聴きながら、焼酎のお湯割りをチビチビと。酒は五臓六腑に染み渡り、音楽は耳から感情を揺さぶるのだよね。これだから、酒と音楽の相乗効果は止められまへんな。

中島みゆき作品コンプリート / 研ナオコ (2014)

ポタプロで聴いている。ちょっと古い歌謡曲程度の音数だと、モニター代わりのATH-MSR7よりも、ポタプロの方が絶妙な雰囲気、味付けをしてくれて、これがまたたまらないんだ。解像度の高い研ナオコよりも、雰囲気で聴かせる研ナオコに軍配が上がる。

しかしなんだろうなぁ。この薄幸感は。これは工藤静香では表現出来ないのだよな。研ナオコが歌うからこそ、なにか聴いている側まで惨めになってくると言う負の感情移入が可能になるのだよな。なんというか、場末感?それこそ酒が隣に寄り添ってくれることがよく似合う音楽とでも言うか。これが中島みゆき本人になってしまうと、くだけなくて緊張の対象になってしまうような気がするのだよね。研ナオコが庶民派ということでもあるのか。