音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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Rocks! / Fried Pride (2014/2015) Hi-Res

このディスクもドナドナされて行きました、とは書いたかな。後発のハイレゾ音源を持っていて、先発のCDを持っている理由が見当たらないということです。

メーカー、アーティストのCDを売りたいという希望は分かるのだけれども、良い音質のものが欲しいという消費者側の欲も汲み取って欲しいなぁ、などと思った次第。理想はCDとハイレゾの同時発売ですよ。もちろんハイレゾを先行発売してくれてもいいけれども。CDとハイレゾの共存で上手く利益を出るような構造を作り出すのが、メーカーさんのお仕事ではなくて?だからと言って、どこかのUniversalやLantisのようにハイレゾの価格を吊り上げればよいというものでもありませんが。

ハイレゾの適正価格というのは、どこにあるのかな?高音質であることは付加価値なのかな?

と、音楽を楽しむ上で邪念になるようなことがハイレゾ界隈では行われているというのが、ここ1年ほどの自分の中の一つの疑問でありまた結論なのであります。

TO CHI KA / 渡辺香津美 (1980/2001)

時に鋭く時に甘く。ギターの切れ味はもちろんのこと、バイプレイヤーの演奏もまた絶好調。これは聴いていて非常に気分爽快になるフュージョンですな。こう言う音源をどんどんハイレゾ化していって欲しいものではありますが。この音源はハイレゾになると、結構化ける気がする。

ベスト・サウンドトラック・ハイレゾ・セレクション〜オールタイム・ベスト / V.A. (2014) Hi-Res

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冷やかし半分で購入したのだけれどもこれがまたいいじゃないの。映画音楽のメインテーマ、おいしいとこ取り。思わずニヤニヤしながら聴いてしまいましたとも。ハイレゾ云々がどうこうではなくて、意外と知っている曲が多いものだなぁ、という発見でニヤニヤと。ベタだけれども「ロッキーのテーマ」とか「パイレーツ・オブ・カリビアン」なんかは、段々と燃えたぎってくるものがありますな。これは意外な愛聴盤になりそうだ。ぼっかりと音楽をかける時間が空いてしまった時などに使えそう。

ラジオ・スターの悲劇 +9 / The Buggles (1980/2010)

図書館では大抵「あー、このアーティストの名前は知っているけれども、聴いたことがなかったなー」という、古い作品を借りてくる傾向にこのところあるような気がする。今日はバグルス、サンタナ、スマッシング・パンプキンズの3組。新しい音楽を聴くのも楽しいけれども、ここ数年、こうやって古い作品を掘り下げるのがちょっと楽しくなってきている。ディープな方向には行かず、あくまでもメジャー指向だけれども。

で、そのうちの1枚。これは名前を知っていると言うよりは、アルバムのタイトルとジャケットを知っていると言った方が正しいかもしれない。中身がどういうものかは知識無しで挑んだ。結果、非常に面白かった。ほぼ一発屋らしいけれども、それにふさわしいキラキラしたポップが詰まっている。この2010年リマスタ盤は相当に音がいじくられている(音圧競争に走っている)らしいけれども、今の耳にはこれくらいが丁度よくスカスカにならずに聞こえるのかもしれない。これは何度も繰り返したくなる中毒性を含んでいるな。単なる一発屋の作品が、今の今まで語られると言うことは、それなりの理由があってのことだ、と言うことでもある。うん。