音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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BLOND SAURUS / REBECCA (1989/2013)

祝!REBECCA再結成!

とはいえ、再結成ライブは平日に行われるので、見に行くことは出来ないな。それは残念。でもこれを機に、REBECCAの音源がハイレゾ化が進むと嬉しいのだけれども。

REBECCAと言えば、なぜか中期のビックヒット期よりも、後期のちょっとトーンが暗くなっていく時期の方が好きなのだよね。このアルバムとか『POISON』(1987)とか。だから『REBECCA Ⅳ』(1985)とか『TIME』(1986)は、実はそれほど再生回数を重ねていない。自分がREBECCAにハマったのが『REMIX REBECCA』(1987)で、初期の作品に関しては恐らくそこで全てまかなっていたのだと思う。このアルバムは、本当にバカみたいに聴きまくったからなぁ。自分が中学生の時の話ですよ。

DESTINY / Felix Cavaliere (1975/2015)

引き続き病院の待合室にて。音漏れ放題なポタプロなのでボリュームを上げすぎるわけにも行かず、適度な音量で聴いていると、これはこれでなかなか音楽に集中出来る。しかも聞こえない音が発生するものだから、メインとなる楽器とボーカルのみが聞こえてくる状態。そして思う。「いや、本当にいい作品だな、これ」。

夢幻シンドローム / UNLIMITS. (2008)

「月アカリサイレース」と「クローバー」が聴きたくなったので再生。

今まで何度も書いているような気がするけれども、本当にUNLIMITSは録音が酷い。ローファイを目指しているのは分かるけれども、それにしてももう少し何かしらのよい解決策はないだろうかと。とはいえ、違和感を覚えるのは1曲目の途中までくらいなもので、すぐに耳は慣れてしまうのだけれどもね。耳なんていい加減な器官ですよ。少なくとも自分の場合は。

Simo's fun / Dario Callamaro (2005/2015) Hi-Res

e-onkyoより1,000円でシリーズ物としてリリースされていた物を試聴した上でダウンロード。モダンジャズのコンテキストに則りながら、どことなくフュージョンっぽい香りを加えた、ある意味ハイブリッドなイタリアンジャズ。

Simo's fun - ハイレゾ音源配信サイト【e-onkyo music】

メンバーの凄技で聴かせると言うよりは楽曲の楽しさで聴かせるという、良い意味で力の抜けたそしてシャレオツ感のあるジャズ。トラットリアで普通にBGMとして流れていてもおかしくない軽い感じのジャズではあるけれども、それはそれで悪くない。ジャズの敷居を下げるという意味では、結構意味のある音源ではないか、などと思ってみたり。

イタリアンジャズは1枚、ちょっと古めの音源を持っているけれども、やはりアメリカのジャズよりもちょっと自由な感じが楽しかったりする。これはこれで、この道を突き進むと結構ディープな世界へと入っていきそうな気がするので、適度なところで手を引いておきますが。これはこれで、クラシック同様、老後の楽しみのために取っておこう。今はまだ種蒔きの時期。

LIVE TOUR 2013 “Roots of SSW” / 坂本真綾 (2014) Hi-Res

何か久しぶりに引っ張り出した感がある作品。近年真綾のライブの傾向を知るにはいいサンプルなのだよね。しかも、多方面での問題作、『シンガーソングライター』を全面的にフィーチャーしたライブとあってはどうなるかという気も最初はしたのだけれども、ライブアレンジになって、音が力強くなったこともあってか、何の違和感もなくつるりとライブパッケージとして聴かせるというのも、実は坂本真綾のボーカリゼーションのなせる技ではないかと思ってみたり。

そこはやはりミュージカルで鍛えられた、歌唱の演技と言いますか、歌唱の適材適所と言いますか、有り体に言えば表現力のなせる技なのでありましょう。いいライブ作品です。これは下手にCDパッケージされるよりも、こうやってそれなりに良い音質で配信としてのパッケージ(矛盾しているけれども)であって正解だと思うのであります。

坂本真綾は確実に前へ前へと進んでいる。10代の真綾も、20代の真綾も、30代の真綾も大好きだ。