音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

当コンテンツではアフィリエイト広告を利用しています

REFLECTION {Naked} / Mr.Children (2015 Hi-Res 96/24)

もう、ハイレゾ云々を抜きにして、このボリュームに圧倒される。そしてどれ一つとして退屈さを感じさせないMr.Children流知恵の結晶といった楽曲が次から次へと展開されて、休むことを許されない。従って、110分間の拘束という結果になるわけだ。

実際には、途中で外出をしたので図らずとも2部構成で聴くことにはなったのだけれども。

しかし、ここまでフレッシュな楽曲と、先にも書いたように知恵の結晶のような作品に仕上げてきたMr.Childrenというバンドの手腕が、実は初めて発揮されたアルバムなのではないかと思ってみたり。これは下手をすると第二のデビューですよ。もう何十年も活動を続けてきたのに、まだリスタートを切れると言うことが素晴らしい。

FRANCE-ESPAGNE / フランソワ=グザヴィエ・ロト, レ・シエクル (2015 CD-DA)

Twitterでフォローしている方が「今年上半期一番の優秀録音盤!」と褒めちぎっていたので、掲載されていた画像からこのディスクを調べてHMVオンラインにて購入。Amazonだとちょっと高かったのだよね。

で、本当にその言葉に違わぬ高音質盤。まるでSACDではないかと言うほどのダイナミックレンジと楽器の直接音と残響音の絶妙なバランス。ホールの一番いい席で聴くと言うのは、きっとこう言うことを指すのだろうなと思いを巡らせながら聴いていた。

収録曲は下記の通り。
● シャブリエ:狂詩曲『スペイン』
● マスネ:歌劇『ル・シッド』〜バレエ組曲
● ラヴェル:道化師の朝の歌
● ドビュッシー:管弦楽のための『映像』〜イベリア

正直なところ、クラシック初心者の自分にとってはちょっと難しい曲もあったけれども、高音質のおかげで概ね楽しむことが出来た。これは聴けば聴くほど、楽曲の良さが分かってくるスルメ盤でもあるのではないかと思った次第。

このディスクの概要は下記サイトからどうぞ。
シャブリエ:スペイン、ラヴェル:道化師の朝の歌、ドビュッシー:イベリア、マスネ:『ル・シッド』バレエ組曲 ロト&レ・シエクル | HMV&BOOKS online - ASM17

Interplay / Kenny Barron & Mark Sherman (2015 Hi-Res 96/24)

つい先日「なんかいい感じのビブラホーン物はないかなぁ?」などとふと思っていたところ、HDtracksの新譜コーナーを眺めていたらこのアルバムを発見。ピアノとビブラホーンだけの二人の世界ということで、試聴してみるとなかなかよさげな雰囲気だったので購入。

中身はと言いますと、これがまた非常にソフト。それでいて単純にはまったりとはさせない、緊張感と解放感の両立が図られているいい感じのコンビネーション。長尺の曲も全く飽きさせることなく、意外と言っては失礼だけれども、変幻自在なプレイで聴き手である自分を魅了してくれた。これは自分がある意味欲しいと思っていたビブラホーンのジャズアルバムでありますよ。鍵盤を叩く音が痛くないのも好印象。たまに痛いビブラホーンの音源に遭遇することがあるものでして。これは「使える」アルバムですな。よい買い物をした。

Return of the Pistoleros / Dub Pistols (2015 Hi-Res 44.1/24)

あったまわりー。これを聴き終えた今なら、自分はそこら辺のチンピラにも勝てる。何に勝てるかは分からないけれども、とにかく勝てる。

真面目な話をすると、この手のダブ・スカ・レゲエ系のドープなサウンドでも、ハイレゾは効果的だと言うことがよく分かった。せっかく打ち込みを効果的使っているのに、ダマになりやすいのもこのジャンルの特徴なので、そのストレスがなく、音の分離と同時に求められる音のべったり感も両立出来るというのは、確かに凄いと思うわけです。

うん、頭悪いわ、やっぱり。何がって?そんな音源を購入する自分がね。

Bass & Mandolin / Chris Thile, Edgar Meyer (2014 Hi-Res 44.1/24)

こちらもヘッドホンにて再生。うん、よろしいよ。よろしい。特にさっき頭を使ってはならない音楽を聴いたばかりだから、余計に何かが頭の中を充填していく感覚にとらわれる。クラシックなのだけれどもトラッド&カントリー。この不思議な食べ合わせは一度経験してみないと分からない。そして(今日は同じようなことを何回も言っているような気がするが)何よりも飽きが来ない。これ、やっぱり重要だよ。