音波の薄皮

その日に聴いた音楽をメモするだけの非実用的な日記

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MIGNONNE / 大貫妙子 (1978/2018 ハイレゾ 96/24)

人生初、大貫妙子のアルバムをフルで聴いた。

結果。良い。良いよ。もの凄くフレッシュな気分になれる、爽やかなアルバム。その中でボーカルのたたずまいにどこか感傷的なニュアンスも感じ取られて、切なさまでおぼえる。

バックの演奏も抜群。この時代の(まだ)スタジオミュージシャンだった面々は、やはりセンスとテクニックの塊だったのだと実感させられた次第。

ribbon -30th Anniversary Edition- / 渡辺美里 (2018 ハイレゾ 96/24)

30年後の音は実に粒の立ったしっかりとした音であります。もともと明るい音色のアルバムではあるけれども、その明るさが増して、よりポップスとしてのキラキラ感が表に出てきた印象。それはギターの音に顕著で「ここまでシャキシャキ言っていたのか」と軽く驚く。

とは言え、派手にリマスタを行って全く別物に変えられたわけではなく、あくまでも元の音を30年分リフレッシュさせたと言った方が正しい。ハイレゾにする必要はないのでは?と思っていたこともあったけれども、これは十分に意味のあるハイレゾ音源でありますよ。目が覚めるポップアルバムが、より輝かしく。30年間ずっと顔をつきあわせてきた作品だけれども、これからもまだ長い付き合いになりそうだ。