蛇も蚊も祭り NO.3

partnerindustry2007-06-07

本日はラフです。
[
6月3日(6月の第一日曜日)横浜市指定無形民俗文化財の「蛇も蚊も祭り」が、
地元で行われました。神輿がたくさん繰り出す8月夏祭りとは違い、
茅(カヤ)と荒縄で編んだ蛇を子供たちが担ぎ、町内を練り歩きます。
起源は300年程前に、
村で流行った疫病払いと伝えられています。
子供の頃、時期になると伯父や古老達が大蛇を作っていたのを憶えています。
人は変わっても、光景は今も同じです。
全長15m〜20m、胴体は太さ80cm〜90cmで
目は赤く塗った貝、角は枝、耳はびわの葉です。
小学生の高学年が頭部を担ぎ、小さい子は尻尾をつかみ、
「蛇も蚊も出たけ、日和の雨け」と声を上げて、家々の玄関に蛇の頭を入れて
厄除けをするのですが、当時は担ぐ部位によって、
頂けるお小遣いが決まっていました。
小遣いとお菓子を貰い、うれしかった記憶が甦ります。
昔は漁師町で、祭りが終わると海に蛇を流し、戻ってこなければ、
その年は安泰とされていました。
今は環境の面から海に流す事はやめています。
その運河も、埋立てられ公園となり、一画で茅も育てています。
写真は刈り終わった茅場です。

     ところで--- 今月私はクラブを持って2回芝刈りに行きます。


昔ながらの風習が、失われつつある昨今ですが、

伝統的なものは、やはり継承して未来に残すべきと考えます。

大切にしたいです。



同級生の一句が、神奈川新聞に掲載されましたので紹介します。


 浜風の旧東海道生麦を、こども引き連れ「蛇も蚊も」は行く                    (作:紺野仁)