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ここは小説家・寒竹泉美の活動の報告用ページです。
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  • 2008-11-19 寒すぎます このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

     歩いていたら、トンビ vs カラスの団体デスマッチに遭遇した。

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     間近で見るトンビは、かなりの迫力。さすが鷹の仲間。小さく写ってる写真しか撮れなかったけど、橋の上をびゅーんって飛んだり、河に落下したりと、かなり激しい攻防戦を繰り広げておりました。って、必死に撮ってたら爆弾投下されてチャリのサドルがやられました。爆弾っていうか、糞だけども。ちきしょう。いい作品に犠牲は付き物です。

     京阪電車の駅の名前が一部変わって、五条駅が清水五条になった。そんな五条の橋から撮った写真。右に見えるのが京都タワー。

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     どこが清水五条やねん!…って、慣れない関西弁で突っ込みたくなるほど、清水な感じがしない場所です。ひたすら、車がぶんぶん走る道路(しかも上り坂)を歩くこと20分、ようやく東大路通り五条坂に到着するのですよ。ここからは観光地!って感じだけどね。これからは、京都観光のピークですね。夕暮れ時、バス停には長打の列が出来ていましたよ。

     しかし、寒い。寒すぎる。何だこの寒さ!コート出してやる!って出したのに、太刀打ちできなかった。こんなに寒かったらカメラも弄れないよ。そろそろ、引きこもって小説やらねば…。きらら、今月も張り切って出しました。

     あ、そうだ。わたしがエッセイを寄稿した「京の発言」はまだ出ていません。まあ、のんびりお待ちください。今度からは発行されてから告知しようと思いました。

    2008-11-17 奈良散策撮影 このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

     土曜日は再び奈良に散策撮影に行ってきました。再びって、ラジオ聞いてない人は何のことか分からないですが。大文豪の生原稿も再び見てきましたよ。…って、やっぱりラジオ聞いてない人は何のことか分からないですけど。

     前日まで降水確率60%、雨の予報だったのに、当日朝起きてみれば降ってない。どころか晴れてきた。寒くもなく、雲の切れ目から光が次々と変化して、写真日和でした。途中東福寺を通るのだけど、朝っぱらから駅は人で溢れかえってました。京都の紅葉の名所です。そんな、京都を背にしてとんとんと奈良へ。奈良も観光のメインの寺は人で溢れかえってたけれど、案外あちこち穴場でした。モミジは完全には赤くないけれど、緑と黄色と赤が入り混じる景色は撮っていて面白かったです。

     しかし、そろそろカメラ置いて、小説本気態勢に入らないとな…。

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    2008-11-08 ONE PLUS 1 gallery に行ってきました このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

     セルフポートレート展に参加する会場、ONE PLUS 1 gallery に行ってきました。今やってる「凛展」という企画が面白そうだったので。一人のモデルさん(凛さん)を複数のカメラマンが撮って、モデルさん自身もセルフを撮ってるという企画。実は、セルフ展出展作品はもう出来た!と思ってたのですが、今更、迷い始めたのでした。なんかなー、綺麗にまとまりすぎた感があるんだよ。もっと下手な写真で不細工な被写体っぷりでもいいから、がー!っとか、ぐあ!っとか来るものが欲しい…!しかし、どうやって撮ればいいのか、どうやって表現すればいいのか、分からん。全然分からん。そもそもわたしに、がー!っとか、ぐあ!っとかいう資質があるのかどうかも謎だ。ないもんは撮れんぜ。とか、悶々としながら見に行った写真展が、もう想像以上によかったです。

     それぞれのカメラマンが、その人にしか切り取れない、モデルさんの内面を写真にしてた。ああ、本当に「凛展」でありましたよ。そして、そんな中、凛さん自身のセルフポートレートもすっごいよかった。コンセプトがはっきりしてて。あれだけいろいろな人に撮られてて負けてないセルフってどうよ。すごいなあ。

     写真展の様子が、ブログに載っておりますよ。

     http://blog.one-plus-one.jp/

     いつも週末に行って人で混み合っていたのだけど、今回平日の夕暮れ時に行ったせいでそれほど人もいなく。オーナーのヤツタニさんとお話できたり、凛展の主役凛さんともゆっくりお話できたり、写真を通じて知り合った方と一緒になって晩御飯したりと、何だかとっても充実した時間を過ごせました。アットホームなギャラリー。表現を発信しているだけじゃなくて、写真をやってる人たちの出会いや繋がりまでが生み出されていく。訪れた人同志が、ああ、あの写真展であの作品出してた人ですか!という感じで知り合っていってる様子が、本当に不思議で興味深かったです。昔のパリの芸術家が集うカッフェーみたいですよ。いいなあ。素敵な人のもとには素敵な人たちが集まっていく。「場」を作る才があるオーナーさんなんだと思いました。彼の写真もすっごい好きなんです。何だろうね、エロスや美しさや可愛さや上手さの中に、確固とした人間臭さがあって、そのバランスに惹かれるのだと思う。

     凛展、月曜日までです。入場無料。お気軽に。

    2008-11-04 あれあれ今月も

     きらら携帯メール小説大賞の最終候補の発表がありましたが、あれあれ今月も落選です。ぬう。先月のは軽すぎたかなと反省して出した作品ですが、今度は重すぎた?というか意味不明?あれれ。うーん…次はどうしよう…なんてね。賞を獲るために書くんじゃ何だか本末転倒なので、これからも書きたいものを書いて、選びたかったら選べばー? くらいの態度で臨みたいものです。しかし、これからまた一ヶ月は楽しみがないなあ。最終候補になると、発表や、サイト更新やらで長く楽しみが続くんだけどね。ええ、まあ、せっせと書きます。12月末の文学界新人賞に応募できる長編を完成させたいです。

     というわけで、落選作公開。以前、詩のカテゴリーに載せていたものを1000文字掌編に書きなおしました。

    []世界

     そもそもの始まりはちっぽけな細長い生き物が地面に叩き潰されたような声で、世界よと呼びかけた時にうっかり返事をしてしまったことだった。その瞬間に、彼は世界となり、世界は彼となった。呼ばれた瞬間に世界は誕生したのか、それより前には存在しなかったのか、そして果たして彼は本物の世界なのか。そんなことを考えるのは私だけで、それからもたびたび彼は世界と呼ばれて返事をした。自分を呼ぶその奇妙な生き物を、世界はよほど気に入ったのだろう。その生き物は名を詩人といった。

     ある日、世界の家に人間が訪ねてきた。世界は退屈なんてしていなかったのだが、訪問者が珍しくて仕方なく、できる限りのもてなしをした。人間は、世界に世界よと呼びかけた生き物にそっくりで、奇妙な装置を抱えていた。なぜ俺の家が分かったのだろう、世界が不思議に思っていると、全員設置が規則ですから、と人間は言ってその装置を設置して帰っていった。そういえば、世界のもてなしには目もくれなかった。

     装置は時々大きな音をたてて世界を困らせた。その四角い装置がけたたましい声で泣き出すたびに、世界は慌ててあやしてみたり、しまいには怒って叩いてみたりもしたけれど、それは一向に泣き止まず。しかも、突然気まぐれに止む。止んでみると寂しいもので、もう一度泣き出さないかと世界は思う。さすってみたりもするのだけれど、装置はまったく気ままで、世界が忘れたころにしか泣き出さない。

     また別のある日、いつものようにけたたましく装置が泣き出して、世界は叩いてやろうと手を振り上げた。しかし、気が変わった。ふと手を止めて、その装置の頭についている奇妙な帽子をつまんで持ち上げてみた。その途端、音は止んだ。大きな取っ手のような帽子を世界はひっくり返して眺めた。泣き声は止んだけれども、その装置はまだ何かを言いたそうに世界を見上げている。世界は取っ手を耳に当てた。

     世界が何を聞いたのか、私は知らない。それ以来、世界は装置が音をたてても振り向かなくなった。最近は、あるものを待っているのだと言う。あるものって何? と私が尋ねたら、世界は笑って答えなかった。 <了>

    2008-11-03 秋の古本祭り このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

     連休です。連休に遊ぶためには、連休前から計画を立てなきゃいけないわけですよね。日頃ばたばたしてる上にさらに遊ぶ計画立てるとか無理!どこか遠出するためには、1日休んで疲れを取る→1日計画を練る→実行する(2泊ほど)→帰ってきて次の日疲れを取るために1日休む、というわけで合計6日は休みが欲しいとこですが、無理だよなあ…というわけで、近所の古本祭りに行ってきました。

     京都百万遍の知恩寺というお寺さんで青空の下行われる、毎年恒例の古本祭りです。京都中の古本屋が古本持って集まってきてて、売ってます。

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     祭りといっても古本ですからね、売る方も買う方もほそぼそと静かなものです。静かさの中に熱い情熱をたぎらせている…かどうかは分かりませんが。見てる人はかなり熱心な感じでした。古いだけならすごいぞ、みたいなのが100円で売られたりして。なんかすごそうだけど、部屋に持って帰るのは恐れ多いよ…とか思ったり。枕草子の文庫だ、と思って手に取ったら、表紙に「子草枕」って書いてある。うわ。どれだけ古いか。

     本は新品じゃなきゃやだ、っていう人も多いでしょうけど、古本の魅力は今は売ってない本があること、かな。面白そうな特集をしてる昔の雑誌とか。わたしは陶芸に関する本を一冊ゲットしました。陶芸の話書けそうにないって悩んでますが、でもこれだけいろいろ調べたんだから突き進むしかない、と思って。

     あ、祭りっぽいこともやってた。チャリティーオークション。

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     どんなすごい秘蔵本が出て、どんなすごい価格がつくのか…と、わくわくしながら見てたけど、500円が600円になったり、500円が200円になったり、「これは…チョピンという音楽関係の本…チョピンって何やねん、ショパンやないか」と自己突っ込み入ったり、何だかこう、ゆるーい感じで進行してました。ゆるーい感じが面白かったです。

     森見登美彦さんの「夜は短し歩けよ乙女」の一編で、古本祭りが舞台になっているのだけれど。この地味な光景から、あの不思議ワールドを作り出す妄想力はすごいよなーと改めて感心しました。

    music1983music1983 2008/11/04 20:43 こんにちは。ぱそ子さん。
    ネットサーフィンをしてたら、村上春樹のインタビューを発見しました。
    サンフランシスコクロニクルという新聞のインタビューで、
    もちろん、英語ですが、彼の答え自体は平易な英語なので、
    toeic500点の僕でもだいたい理解できます。
    なかなか興味深いインタビューなので、よかったら、読んでみてください。
    http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2008/10/24/RVL713GP8T.DTL
    たぶん上記のアドレスであっていると思うので、
    間違ってたら、指摘してください。

    music1983music1983 2008/11/04 21:06 追加です。
    毎日新聞にこんな記事がありました。
    http://mainichi.jp/enta/art/archive/news/2008/10/20081020dde018040058000c.html
    新作を書き上げたそうで。
    出版されるのはいつくらいになるんでしょうね。

    ぱそ子ぱそ子 2008/11/04 21:54 興味深い貴重な情報ありがとうございます!
    春樹の小説は最近のは全て好きというわけではないですが、
    でも彼の作家としてのあり方が大好きで尊敬しているので、
    彼の言葉や新作には興味があります。
    辞書を引き引き読みましたが、またゆっくり読み返してみようと思います。
    新作、楽しみですね!

    2008-11-01 たまには情報など このエントリーを含むブックマーク このエントリーのブックマークコメント

     このサイト、自分の話ばかりして、文学賞情報や文学情報が皆無なのですが。たまには、拾った情報など載せてみたりして。単に、行きたいのに仕事があって行けない悔し紛れの宣伝なんですけどね。

    ジャン=フィリップ・トゥーサン 講演会

    「映画そして/あるいは小説――『逃げる』をめぐって」

    Le cinéma et/ou le roman : autour de Fuir

      

     2008年11月12日(水) 15:00 〜 16:30

     東京大学文学部(本郷キャンパス

     法文1号館 216番教室

     通訳つき、短編映画上映あり、入場無料 (※予約などは不要だそうです)


    ・主催 「文学・芸術の社会的統合機能の研究(LAC)」

    ・共催 東京大学文学部仏文研究室

     

    問い合わせ先 東京大学LAC事務局 03−5454−4865

     トゥーサンはフランス人の小説家です。日本が好きで日本によく来ているようです。一度大阪で講演会をしたときに聴きにいきました。ザ・フランス人という感じ(わたしの中で)の背が高くて手足が長くて彫が深くてつるっとした頭で、ちょっと恐い顔しておりますが、笑うとキュート。…そんな描写じゃ全然分からんよ!という人は、ぜひ実物に会いに行ってください。

     日常の些細なものごとにユーモアや詩を見出す作家だと思う。小説を彩る口調は飄々としていて軽いのだけど、小さな引っ掛かりを心に残していく。

     そうそう、大阪の大学で講演があったときの話ですが。ハイテク設備の整った私大で、なんと講義室の学生デスクにはマイクとカメラが設置されていて、質疑応答をすると質問者の顔が講義室のスクリーンに大写しになるという仕様。うんわー、こんな状況で質問できるかい(といっても、わたしはいつも質問も出来ない、サインに並ぶことも出来ないへたれです。恥ずかしいんだもん!)と思ってたら、勇気ある知的な女子がハイっと手を挙げて当てられる。画面に大写しになったのは、胸のドアップ。すみません、もう少しカメラを上に向けてくれませんか、と先生たちが焦って言ってるのに、質問女子はトゥーサンと喋る興奮から、もしくは質問内容で頭がいっぱいいっぱいだからか、気付かない。巨大画面におっぱい。トゥーサンもにこにこしてました。トゥーサンの小説の中のような出来事でした。

     あ、講演会行った人は感想聞かせてくださいね。

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