ONE PLUS 1 gallery に行ってきました

 セルフポートレート展に参加する会場、ONE PLUS 1 gallery に行ってきました。今やってる「凛展」という企画が面白そうだったので。一人のモデルさん(凛さん)を複数のカメラマンが撮って、モデルさん自身もセルフを撮ってるという企画。実は、セルフ展出展作品はもう出来た!と思ってたのですが、今更、迷い始めたのでした。なんかなー、綺麗にまとまりすぎた感があるんだよ。もっと下手な写真で不細工な被写体っぷりでもいいから、がー!っとか、ぐあ!っとか来るものが欲しい…!しかし、どうやって撮ればいいのか、どうやって表現すればいいのか、分からん。全然分からん。そもそもわたしに、がー!っとか、ぐあ!っとかいう資質があるのかどうかも謎だ。ないもんは撮れんぜ。とか、悶々としながら見に行った写真展が、もう想像以上によかったです。
 それぞれのカメラマンが、その人にしか切り取れない、モデルさんの内面を写真にしてた。ああ、本当に「凛展」でありましたよ。そして、そんな中、凛さん自身のセルフポートレートもすっごいよかった。コンセプトがはっきりしてて。あれだけいろいろな人に撮られてて負けてないセルフってどうよ。すごいなあ。
 写真展の様子が、ブログに載っておりますよ。
 http://blog.one-plus-one.jp/
 いつも週末に行って人で混み合っていたのだけど、今回平日の夕暮れ時に行ったせいでそれほど人もいなく。オーナーのヤツタニさんとお話できたり、凛展の主役凛さんともゆっくりお話できたり、写真を通じて知り合った方と一緒になって晩御飯したりと、何だかとっても充実した時間を過ごせました。アットホームなギャラリー。表現を発信しているだけじゃなくて、写真をやってる人たちの出会いや繋がりまでが生み出されていく。訪れた人同志が、ああ、あの写真展であの作品出してた人ですか!という感じで知り合っていってる様子が、本当に不思議で興味深かったです。昔のパリの芸術家が集うカッフェーみたいですよ。いいなあ。素敵な人のもとには素敵な人たちが集まっていく。「場」を作る才があるオーナーさんなんだと思いました。彼の写真もすっごい好きなんです。何だろうね、エロスや美しさや可愛さや上手さの中に、確固とした人間臭さがあって、そのバランスに惹かれるのだと思う。
 凛展、月曜日までです。入場無料。お気軽に。