季節がとおる
毎年、毎年、
季節は巡ってきます。
日本は四季があってよかった。
工藤直子さんと言えば「のはらうた」かな?
小学校の教科書に載ったりして、かなり多くの人たちに知られています。
工藤さんは「なりきり」の名人だと思います。
虫や動物、さらには植物なんかにもなったりしています。
私は、「なりきっていない」工藤直子さんの作品も好きです。
「季節がとおる」は2年間にわたり「毎日グラフ」に連載されたエッセィに加筆しまとめたもの。
季節の変わり目などに、本棚から引っ張り出してたまに読みます。
自身の息子とのエピソードなんかも書いてあって、いい感じです。
読んでいると、工藤直子の目線で季節の通り過ぎる様が体験できる。
もうすぐ、3月。春だねぇ…
さて、
この本の出版元の求龍堂という出版社の本、贅沢な作りのものが多い…
…気がします。
工藤直子さんが梶山俊夫さんと出した
「いとしのパパ象は空を飛んだか」昭和45年6月15日発行
は、何回読み返してもいいなぁと思います。
どちらも、絶版…。残念。。。
「季節がとおる」
工藤直子/文
渡まゆ/絵
求龍堂 2800円
1984年10月発行
「いとしのパパ象は空を飛んだか」求龍堂版