Prestonpress通信 on web

2007-09-01

[][] "World Enough and Time"

Nippon2007での日本語字幕について 

ワールドコン「第65回世界SF大会/第46回日本SF大会 

http://www.nippon2007.org/jpn/index.shtml

で上映されたStar Trek: New Voyages "World Enough and Time" 日本語字幕についてご説明させて下さい。

 作品そのものの紹介や内容についてはSTfan.com

http://www.stfan.com/news/000077.html

に詳しいので、そちらをご参照ください。

 そのSTfan.com紹介されていた日本語字幕作りに協力したのですが、残念ながら、会場で使われたのは私たちが作ったのとは違うものでした。

 日本語の意味が不明なところがありましたし、英語を聞き取った方は意味が違うところがあったのにも気づかれたと思います。もっと完成度の高い字幕だったので、なぜこうなってしまったのか大変残念です。特に大きな違いは;

  • オープニングナレーションは「宇宙大作戦」時代の日本版を「新しい」物語であるとだけ変更。
  • カークたちの話し方は、それぞれもとの話し方に統一。

の2点ですが、テンペストからの引用が繰り返されるところが、1回目と2回目の訳で違っていたのもがっかりでした。細かいミスは残っていたかもしれませんが、単語の途中で行や画面がかわらないようにということなどについてもかなり気を遣いました。日本人も二人がかりで最後のチェックをしています。

 脚本で監督のマーク・スコット・ジクリーさんが、会場で「とにかく質の高い、完成度の高い作品を作りたかった」と、とても誇りにされている様子でした。実際、これ以前の3話とは一線を画する出来です(でも、前の話も十分おもしろいですよ!)。脚本の良さの微妙なところが伝えられていなかったのが、ジクリーさんのためにも残念です。

 関係者の方と連絡をとりあっていたのですが、どこかで間違いが起こったようです。なお、そのことに文句をつける趣旨ではありません。何も問題のない字幕だったら、自分たちのでなくてもオープンブログでは書きませんでした(仲間内の愚痴は別として…笑)。実は、上映に先立つジョージ・タケイさんのQ&Aの会場で「日本語字幕をつけた」と相棒が紹介されたので「あ、やっぱりアメリカ人の日本語はだめだね」と思われるのが不本意なのです。不愉快に思われた方がおられましたらご容赦ください

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続報

 今日も上映会がありました。残念ながら字幕は昨日のままでしたが、よいニュースもあります。今日の上映にも監督のジクリーさんが来ておられました。字幕について、先にこの日記に書いていたことを説明したところ、大変、残念がってくださり、聴衆の方々にも、事情を説明する機会がいただけました。

 今後、連絡を取らせていただけることになりましたので、うまくいけば、完成度が高い方の日本語字幕版がなんらかの形で提供されるかもしれません。

 上映前後のコメントに楽しい話題がありましたが、これはまたあらためて。今夜はとりあえずご報告です。

9月9日

http://d.hatena.ne.jp/patholer/20070909

に追加しました

2008年3月久しぶりに読みましたら,時間系列が逆になっていてわかりにくいので修正しました>

menitanmenitan 2007/09/02 07:04 楽しませていただきました!字幕の謎も解けました!「なぜ?」と思っていたのが、そういう訳だったのかと…。
内容はあの字幕でもわかりましたが、完璧な字幕でもう一度見てみたいです。

patholerpatholer 2007/09/02 07:15 menitanさん、コメントありがとうございます。本当に、すばらしいですよね。自主制作レベルとは思えません。日本語字幕について何かわかったら、ここやSTfan.comでご報告したいと思います。