「千曲川ナイト」@新宿Golden Egg(090128)

#1/28(水)新宿 Golden Egg での日比谷カタンのライブレポートです。

【2009年1/28 日比谷カタンのセットリスト】

♪「逆抵牾参る」

〜♪「ウスロヴノスチの切符切り」

〜合言葉のところに差し掛かると
....トレモロピッキングバラライカのような音色で、のどかな感じのメロディのイントロ...
...何の曲をやるんだろう?と聴き入る観客。
目を細めてにこやかに見渡しながら「みずーの なーがれー にー」と歌い出したのは
〜♪カバー曲「千曲川」(五木ひろし) でした。

MC:始めのご挨拶。「千曲川ナイト」というイベントタイトルに絡めて「千回曲がる」というイメージに纏わるトーク。このイベントの企画者・千曲川さんにステージネームの由来を伺うとやはり「人の人生は始めと終わりを直線で結べない」というお考えがあるとのこと。なるほどね、という感じで受けて、次の選曲の構想へ。実際の「千曲川」のイメージで「エコ」にするか、「(千曲川の)支流から下流に流れ着いて皆おミズになってしまう」という「カブキ」という場所のイメージを反映して「おミズ」な曲にするか、客席に問うと...「おミズ」という声が。

♪「愛のギヨテヱヌ! 恋するイミテシヲン!サ!」

MC:ここで、時間を確認。残り時間を勘案しながら選曲を練り出します。最前列のお客様に「最近どんな曲を聴きたいですか?」と質問しながら、例としてミスチルの「HANABI」を突如歌い出し(これが意外と似てたりして)客席は大ウケ!!その後も、選曲を絞り込む...はずがグダグダトークが広がり続けてしまい。最前列のお客様に質問を重ね「今は氣志團ファンで、以前はSMAPファン。この間の矢島美容室のライブも見に行った」などということを聞き出しては「いっぱい曲がった感じですね。」と返して落としたり。さらに、ここには書けないオトナな感じの話題に笑っていただきながらも、なぜか、次はラブソングにすることに。

♪「ヘテロのワルツ」

〜♪「対話の可能性」

【鑑賞メモ】
独特の脱力系キャラながらダレすぎないユーモア満載の裏道さんをトップに、エフェクターを駆使したエレキギターのインストインプロヴァイズをゆったり会場全体に響き渡らせた千曲川ユニットさん、スリーピースで渋くタイトにロックギターのかっこよさを聴かせまくった山下雅之さん、という順番で来て、最後に日比谷カタンが登場しました。

MCでは「「歌舞伎町」とは言わないで「カブキ」と言う」など、場所に馴染んだ感じの話題も織り交ぜつつ、ゆるいお笑いスピリットで(失笑混じりながらも)大いに会場を温めてくれた一番手の裏道さんのネタにも絡み、まさにあっちこっちに紆余曲折しながらのトーク展開となり、笑いがいっぱいのライブになりました。まさかの「山口洋子作詞、猪俣公章作曲、歌・五木ひろしの「千曲川」」の登場にも皆さん大笑い。この日の「対話の可能性」の間奏部分では、山下さんのステージにインスパイアされてかジェフ・ベックの「Led Boots」の一節をチラっと入れていました...が! その直後に、この日、初めて聴いたはずの裏道さんのキラーチューンのサビ部分を織り交ぜてちゃって、これがまたしても笑いを引き出し...やっぱり最後まで「笑い」がいっぱいの一夜でございました。