FPGA 版 FM 音源 (78) -- TX7 (OPS) 測定 (5)

PSoC5LP Prototyping Kit と TX7 との接続図を下に示します。 (図をクリックすると拡大します)

tx7capt2_bsch_small.jpg

DAC データの DA1 〜 DA12 までの 12 ビットと、シフト/スケール・ファクタの SF0 〜 SF3 までの 4 ビットの、合計 16 ビットのパラレル・データを PSoC5LP の 8 ビット・ポート 2 つ (P3.0 〜 P3.7 および P0.0 〜 P0.0) を使って取り込んでいます。
P0.2 / P0.3 / P0.4 および P3.2 には、ADC のリファレンス電圧などのデカップリングのために Prototyping Kit のボード上に 1 μF のコンデンサが実装されており、邪魔になるので取り外してあります。
4 年前の記事から、改造前の TX7 のボードの写真を再掲します。

立っている部品を寝かせ、7417 と BA9221 を外す改造をしたのが下の写真です。

このあと、14 ピンと 20 ピンの IC ソケットをはんだ付けし、IC ソケット / ピンヘッダ経由で上に乗せるサブ・ボードへ DA1 〜 DA12、SF0 〜 SF3 を引き出します。
4.608 MHz クロックの φ1, φ2 と SYNC 信号については、プリント・バターンの「ビア」部分に 1 ピンずつのピン・ソケットを立てて引き出しています。
サブ・ボード部を乗せた状態の写真を示します。

2.54 mm (100 mil) ピッチのユニバーサル基板ではグリッド上にピンが乗らなかったので、1.27 mm (50 mil) ピッチのユニバーサル基板を使用しています。 (→こちら)
回路図では TX7 の信号と PSoC5LP のピンとは「直結」ですが、実際には φ2, SYNC 信号には 56 Ω、パラレル・データには 160 Ω の抵抗を挿入しています。
取り外した 7417 と DAC をサブ・ボード上に実装し、元通りの接続となるように配線すればアナログ出力機能を復活させることができますが、ここでは PSoC5LP への配線に限っているのでアナログ出力機能は失われています。