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2013-07-02

力なき正義は無能であり、正義なき力は圧制である

何となく思ったのでメモ

力なき正義は無能であり、正義なき力は圧制である。
なぜならば、つねに悪人は絶えないから正義なき力は弾劾される。
それゆえ正義と力を結合せねばならない。

パスカルの定理やパスカルの三角形などの発見で知られるブレーズ・パスカルが随想録『パンセ』に記した言葉です。
有名で、知らない人はいないだろうと思われる『人間は考える葦である』という一節もあります。

パンセはフランス語思索、思想、思考の意。
正式な書名は、『死後、書類の中から見出された、宗教及び他の若干の主題に関するパスカル氏のパンセ(思索)』で、実際にはパスカルが直接出した書物ではないですが、生前のに考えを巡らした草稿の中から遺族や編者が宗教や道徳、政治、言語などに関する文章を選び出して編纂した随想集とのことです。

パンセとは関係ないですが、もう一つこんな諺もあります。

勝てば官軍、負ければ賊軍

道理はどうあれ勝った側が正義であるという意味です。
成功しなければ何の価値もないのです。

どちらも勝たなければならないという点では似ていますが、個人的には『正義なき力は圧制でしかない』というパスカルの言葉の方が好きです。

ドライに考えなければならないこともあるけれど、何ごとも『ありがとう』の言葉を忘れずに進んでいきたいと思う今日この頃でした。

パンセ〈1〉 (中公クラシックス)

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2012-12-09

デジタル一眼カメラが欲しい7つの理由

デジタル一眼カメラが買いたいと思ったので、購入したい理由を纏めてみました。



主な理由

主な理由としては下記の通りです。

  1. 撮影したいものがある
  2. 綺麗な写真が撮りたい
  3. 撮影テクニック意識的に綺麗な写真を撮ろうとしないと向上しない
  4. 背景が汚くてもボケれば目立たなくなる
  5. 価値が大きく下落しない
  6. フルサイズ一眼が低価格化してきた
  7. コミュニケーションの手段として


1.撮影したいものがある

若干、屁理屈的な理由になりますが、綺麗にとりたいかよりも先に、撮影したいものがあるという理由が必要です。
撮影したいものがなければ、綺麗にとりたいという願望は生まれません。


このブログでも結構な数の写真を公開していますが、自分にとって写真を撮影するということは非常に身近なことなのかと思います。


撮影のたびに綺麗に撮影したいという願望が生まれ、その次に綺麗に撮影するにはどうしたら良いのかという疑問が生まれてきます。

2.綺麗な写真が撮りたい

デジタル一眼カメラが欲しい第一の理由はこれに尽きます。これ以外にはありません。


極端な話、ただ撮影できれば良いと言うのであればスマートフォンのカメラで十分です。
しかし十分では無いからこそデジタル一眼カメラが欲しくなってきます。


美しい写真の定義は色々あると思いますが、アマチュア的にはどれだけボケ味を生かした写真が取れるかということかと思います。
ボケ味のある写真を撮ろうと思うと一眼カメラでなければ難しいです。


綺麗に撮影するために必要なカメラの要素を簡単にまとめると次のようになると思います。
このほかにも色々な要素がありますが説明が面倒なのでここでは省略します。

  1. 撮像素子のサイズ
  2. レンズ(明るさ、望遠性能など)
  3. 解像度


1の撮像素子の大きさというのはカメラボディの要素です。
搭載されている撮像素子が大きいほど、同じF値でも被写界深度が浅くなるのでボケの美しい写真が取れるようになります。
大きなセンサーほど費用とされる材料も増え、生産も難しくなり、製造の歩留まりが悪くなります。結果、値段が上がります。


2のレンズは本体に付加するオプション的な要素ですが重要な要素です。
例えるならば眼鏡族の人は『眼鏡が本体』という表現されることもありますが、同様にカメラも『レンズが本体』と言われるほどの投資要素です。


綺麗な写真を撮るにはカメラボディだけでは撮れません。カメラに見合うだけのレンズが必要です。


レンズは望遠になるほどボケやすくなりますが暗くなります。明るい望遠のレンズほど高価でお金が掛かります。
何でも求めるほどレンズも高価になってきますので、用途によってレンズを変えたりするのは当たり前とも言えるでしょう。


3の解像度はなじみ深く分かりやすい要素です。
最近では携帯電話の内蔵カメラも1000万画素を超えるようになり、解像度自体の請求力は殆どありません。
解像度だけであれば極端な話、10年前の600万画素クラスのデジタル一眼レフカメラでも十分と言えます。


特に美しいボケ味のある写真がとれるかどうかは、1と2の要素が一番大きいので、撮像素子が大きく、レンズ性能のよいカメラとなると一眼カメラというところに落ち着きます。

3.撮影テクニック意識的に綺麗な写真を撮ろうとしないと向上しない

こちらはスキル的な話。


極端な話、デジタル一眼カメラを買うよりも先にやるべきことがある。
単なる物取りであれば三脚、ライト、スタジオセットを揃えて撮影するだけで綺麗に撮影できるようになる。


どちらにしても綺麗に撮影するということに意識を集中しなければ、スキルは向上しない。


デジタル一眼カメラへの投資もその一つである。

4.背景が汚くてもボケれば目立たなくなる

こちらは横着な話になります(笑


撮影のために部屋を一つ確保できれば良いのですが、そうでない場合は普段作業している部屋で撮影することになります。
撮影対象に焦点があっていれば、写っている背景は必然的にボケます。


ボケていれば多少要らないものが写っていても目立たなくなります。

5.投資しても価値がそれほど下落しない

これは反論あると思いますが、デジタル一眼カメラの価値は実際には下落していますがパソコンやスマートフォンと比べると比較的緩やかであるということです。


もし7、8年前にAPS-Cサイズのデジタル一眼レフカメラを購入していたとしたら、今は買わずに、この先も数年使い続けても良いんじゃないかと思うのが正直な感想です。
7、8年前のPCや携帯電話は今や二束三文ですし、仮に今発売されているPC、スマートフォンタブレットも7、8年後には二束三文で使い続ける価値はないと思いますが、デジタル一眼カメラについては7、8年後でも使えると思います。


デジカメは長い時間を経てコンパクト化されてきましたが、ハイアマチュア向けの一眼カメラについては、銀塩カメラの時代から重さがあまり変わっていません。
モノとしての質感もありますが、手ぶれせずに綺麗に撮影しようとすると本体にある程度の重さが必要にるので、600g前後ぐらいの重さになってきます。


カメラは10年後も同じような形であり続けるのではないかと思います。


またレンズはデジタル的なものではないので、なかなか価値は下がりません。
新しいカメラボディが発売されても、撮像素子のサイズが同じであればレンズはそのまま使い回すことができます。


ただ最近の傾向として、ソニーNEXシリーズのように小型普及機でAPS-CサイズのCMOSセンサーを搭載した機種が出てきました。


またフルサイズのセンサーを搭載した機種が2000ドル価格帯で購入できるようになってきましたので、普及機はAPS-Cサイズ、ハイアマチュア向けの機種はフルサイズというように一度大きく下落すると思いますが、その後は大きく変化しないのではないかと思います。

6.フルサイズ一眼が低価格化してきた

全項と相反しますが、フルサイズ一眼が低価格化して買いやすくなってきました。
20万円前後で購入できるようになってきています。


写真が携帯電話でお手軽簡単に撮影できるようになった以上、デジカメ専用機の魅力は綺麗に撮影できることに尽きます。
綺麗に撮影するには撮像素子を大きくする必要がありますが、長い間フルサイズのモデルは非常に高価でなかなか購入できない価格帯でしたが、最近になって比較的購入しやすい価格になってきました。


デジタル一眼カメラも企業が作って販売しているモノである以上、企業存続のために請求力のある新しいモノを作り続けて買い替えてもらう必要があります。
今迄は解像度の向上を売りにしてきていましたが、1000万画素を超える解像度が向上した結果、必要限度を超えてしまい撮影解像度はあまり売りにならなくなりました。


結果的に次ぎのステップとしてレンズ性能の向上が行われ、最後に撮像素子の大型化が進められることとなってきたように思えます。
具体的にAPS-Cサイズの撮像素子は普及機へ、フルサイズの撮像素子はハイアマチュアモデルに使われるようになってきたと言えます。

7.コミュニケーションの手段として

最後にコミュニケーションの手段として
知識を持っていることで人に伝えることもできるし、知識を持っている人とも話すことができるようになります。
私の場合、興味が無いものは一切興味が無いので、会話自体が続きません。
少しずつでも趣味を広げて知識を増やしていくしかないんだろうなと思います。

デジタル一眼カメラについては少し前に仕事で必要になって調べたことで知識が向上しました。
今度は自分の趣味も兼ねて自分用のカメラを購入したいと考えています。

最後に

デジタル一眼カメラは高価なものであることに変わりがありません。


そしてコストが掛かるのであれば、投資に対してコストが回収できるのかという投資対効果の考察を経て、投資するかどうかの判断が必要になります。
最後に投資した場合は、適切な投資だったかどうかという投資に対しての検証が入り、投資判断が正しかったのか失敗だったのかが決まります。


と、色々書いてきましたが、ぶっちゃけ欲しいなと思ったのは秋葉原ニコンD5100を見てデジタル一眼カメラが欲しいなと思ったことに尽きます。
難しく言っても結局は趣味のことなので『好きだから』のひと言で良いのだと思います。


でも、どうせ同じお金を出すのであれば出来るだけ満足して購入できる方が後々の精神的にも良いと言えます。
買っちゃおうかとも思いましたが、今回は買わずに我慢して帰ってきました。


この記事を書きながら、色々調べて、結論的には買わずに帰ってきて正解だったと思います。
というのはフルサイズ機が欲しくなってきたので、D5100投資対象から外れていきました。


今からデジタル一眼カメラを買うのであれば、フルサイズ機がオススメです。
もしくはAPS-Cサイズのカメラが欲しいというのであれば、ソニーNEXシリーズが良いと思います。


少なからず中途半端なAPS-Cサイズの中級機を買ってしまうと、来年には値崩れして『買って損した』という結果になってしまうと思います。
またフルサイズ機も20万円台から徐々に10万円台まで落ちてくる可能性があるので何とも言えないでしょう。


こんなことを書いているうちに、『5.投資しても価値がそれほど下落しない』という理由が破綻してきましたが、それはそれで良いのかと思います。
実際のところカメラボディ本体が下落するリスクがあっても、レンズ自体は価値がそれほど落ちないことには変わりないと思います。


また今はやりのiPhone 5Galaxy 3などのスマートフォンiPad等のタブレットに比べると価値が維持されることも変わりないでしょう。


そんな感じで、いつもだとハイパーポチリで購入してしまうところですが、今回は勿体ぶって色々調べながら検討していきたいと思います。

P.S.

やっと購入しました。
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2012-11-04

オスプレイ(V-22)ってどうよ。

本日、虎ノ門近辺を歩いていたらオスプレイ配備反対デモを行っていたので思ったことをメモしておく。

  • オスプレイ配備より、尖閣諸島問題の方が重要ではないだろうか。
    • 反対している人は日本人以外なのでは?と思ったら区役所職員だった。
  • オスプレイは欠陥機である。それは事実。危ないから低空飛行訓練はやめた方が良いし日本の航空法は守ろう。
    • しかし訓練しないものを実戦で投入することは危険であるし訓練は必要。
  • 米軍兵は度々問題を起こしている。これは事実。しかし日本の警官もそれ以上に問題を起こしている。
    • 米軍兵ということで目立っているけど、それ以上に日本人の方が問題を起こしている人が多いよ。


で、結局自分ではどう思っているかと問われるとイーブンなわけで、どちらが良いかというのは疑問。
必要性は分かっているけれど、自分の家の真上で訓練されたら嫌だろうと。そこは事実。

タミヤ ベル/ボイーイング V-22 オスプレイ 38622 (イタレリ 1/48 飛行機シリーズ 2622)

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Kindle良いよね

Amazonで日本版Kindle書籍を何冊か購入して利用した感想。
iPadとiPhone 4Sで利用しているだけで、Kindle Fire HDやKindle Whitepaperを持っているわけではないですが使っていて非常に良いと思います。



Kindleで電子書籍を読んでいて良いと思うところは、

  1. 読みたい書籍が揃いそう
  2. Amazonから発売されているKindle端末だけでなく、iPadやiPhoneでも閲覧できる。
  3. ある端末でマークした箇所や注釈が、Amazonにバックアップされ、他の端末にも同期される。
  4. 電子書籍と物理書籍を同じショップで購入できる。


というところです。


1については現時点で絶対数が少なくても、徐々に増えてきそうな気配があります。
もちろん商流が変わったのか、Kindleだけでなく、あらゆる電子書籍ストアで購入できそうな流れになっているので、今後電子書籍による出版は増えてくるのではないかと思います。


2については、パソコンもiPadも持ち歩いた上で電子書籍端末など持ち歩きたくないし、そもそもパソコンもタブレット端末も両方持って歩いている時点で世間ではおかしな人の部類であると思います。
Sony Readerや楽天のKoboのように端末がないと読めないような電子書籍は買うに値しないですし、又、シャープのGalapagosは最近になってiPad/iPhoneで読めるReaderアプリを出しましたが、シャープ自体がこの先どうなるか分からず本当にガラパゴスと化してしまいそうです。
そういう意味でKindleは端末を選ばず読むことができるので安心して購入できます。


3は利便性の面で非常に便利です。


4はそもそもAmazonは本を買うストアであり、そのメリットを生かしているということ。
AmazonはKindleで販売されている書籍はKindle版も選べるようになっています。
これはSony ReaderやGalapagosにはマネできない所だと思いますし、Koboもマネすれば良いのではないかと思いますが、現時点では購入できないようですね。


いずれにしても今年後半になって日本市場でも使えるタブレット端末が多数発表され、及び市場が変わってきたという印象。
あらゆるコンテンツが電子書籍化されて、物理的な書籍は徐々に減っていくだろうと思います。


Kindle Paperwhite Wi-Fi (第5世代)

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2012-10-15

故に小敵の堅は大敵の擒(きん)なり

孫子について気になったのでメモ



謀攻篇


故に上兵は謀を伐つ、其の次は交を伐つ、其の次は兵を伐つ、其の下は城を攻む。
攻城の法は、已むを得ざるが為めなり。
櫓(ろ)轒轀(ふんおん)を修め器械を具(そな)ふること、三月にして後に成る。
距闉(きょいん)、又た三月にして後に後に已わる。
将、其の忿(いきどお)りに勝(た)へずして之に蟻附(ぎふ)すれば、
士卒の三分の一を殺して而(しか)も城を抜けざる者は、此れ攻の災なり。
故に善く兵を用ふる者は、人の兵を屈するも而も戦ふに非ざるなり。
人の城を抜くも而も攻むるに非ざるなり。
人の国を毀(やぶ)るも而も久しきに非ざるなり。
必ず全を以て天下に争ふ、故に兵頓(やぶ)れずして、利全かるべし。
此れ謀攻の法なり。



だから軍事力の最高の運用法は、敵の策謀を未然に打ち破ることである。
 その次は敵国と友好国との同盟関係を断ち切ることである。
 その次は敵の野戦軍を撃破することである。
 最も劣るのは敵の城を攻撃することである。城を攻めるという方法は、他に手段がなくてやむを得ずに行なう。
 城攻めの原則としては、おおだてや城門へ寄せる装甲車を整備し、攻城用の機会を完備する作業は、三カ月も要してやっと終了し、攻撃陣地を築く土木作業も同様に三カ月かかってようやく完了するのである。もし将軍が怒りの感情をこらえきれず、攻撃態勢ができあがるのを待たずに、兵士絶ちにアリのように城壁をよじ登って攻撃するよう命じ、兵員の三分の一を戦死させてもさっぱり城が落ちないのは、これぞ城攻めがもたらす災厄である。
 それゆえ、用兵に巧みな者は、敵の野戦軍を屈服させても、決して戦闘によったのではなく、敵の城を陥落させても、決して攻城戦によったのではなく、敵国を撃破しても、決して長期戦によったのではない。必ず敵の国土や戦力を保全したまま勝利するやり方で、天下に国益を争うのであって、そうするからこそ、軍も疲弊せずに、軍事力の運用によって得られる利益を完全なものとできる。
 これこそが、策謀で敵を攻略する原則なのである。 孫子の兵法 完全版 1総説



 故に用兵の法は、
  十なれば則ちこれを囲み、
  五なれば則ちこれを攻め、
  倍すれば則ちこれを分かち、
  敵すれば則能(すなわ)ちこれと戦い、
  少なければ則能ちよくこれを逃れ、
  しからざれば則能ちこれを避く。
 故に小敵の堅は、大敵の擒なり。


そこで、戦争の原則としては、味方が十倍であれば敵軍を包囲し、五倍であれば敵軍を攻撃し、倍であれば敵軍を分裂させ、等しければ戦い、少なければ退却し、力が及ばなければ隠れる。だから小勢なのに強気ばかりでいるのは、大部隊の捕虜になるだけである。 孫子の兵法 完全版 1総説



夫れ将は国の輔なり。輔 周なれば則ち国必ず強く、輔 隙(げき)あれば則ち国必らず弱し。
故に君の軍に患(うれ)うる所以(ゆえん)の者には三あり。
 軍の進むべからざるを知らずして、これに進めと謂い、軍の退くべからざるを知らずして、これに退けと謂う。是れを「軍を糜(び)す」と謂う。
 三軍の事を知らずして三軍の政を同じくすれば、則ち軍士惑う。
 三軍の権を知らずして三軍の任を同じうすれば、則ち軍士疑う。
三軍既に惑い且つ疑うときは、則ち諸侯の難至る。是れを「軍を乱して勝を引く」と謂う。


将軍とは国家の助け役である。助け役が主君と親密であれば国家は必ず強くなるが、助け役が主君と隙があるのでは国家は必ず弱くなる。そこで、国君が軍事について心配しなければならないことは三つある。
(一)軍隊をひきとめる
 軍隊が進んではいけないことを知らないで進めと命令し、軍隊が退却してはいけないことを知らないで退却せよと命令する。
(二)
 軍隊の事情も知らないのに、軍事行政を将軍と一緒に行なうと、兵士たちは迷うことになる。
(三)
 軍隊の臨機応変の処置もわからないのに軍隊の指揮を一緒に行なうと、兵士たちは疑うことになる。
 軍隊が迷って疑うことになれば、外国の諸侯たちが兵を挙げて攻め込んでくる。こういうのを「軍隊を乱して勝利を取り去る」というのである。 孫子の兵法 完全版 1総説



故に勝を知るに五あり。
 以って戦うべきと以って戦うべからざるとを知る者は勝つ。
 衆寡(しゅうか)の用を識(し)る者は勝つ。
 上下欲を同じくする者は勝つ。
 虞(ぐ)を以って不虞を待つ者は勝つ。
 将能にして君御(ぎょ)せざる者は勝つ。この五者は勝を知るの道なり。

故に曰く、
 彼を知り己れを知れば百戦して殆(あや)うからず。
 彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。
 彼を知らず己を知らざれば、戦うごとに必ず殆(あや)うし。



そこで、勝利を予知するのに五つの要点がある。
(一)戦ってよい場合と戦ってはならない場合とを分別している者は勝つ。
(二)大兵力と小兵力それぞれの運用法に精通している者は勝つ。
(三)上下の意思統一に成功している者は勝つ。
(四)計略を仕組んで、それに気づかずにやってくる敵を待ち受ける者は勝つ。
(五)将軍が有能で君主が余計な干渉をしない者は勝つ。
 これら五つの要点こそ、勝利を予知するための方法である。
 したがって、軍事においては、相手の実状も知って自己の実情も知っていれば、百たび戦っても危険な状態にならない。相手の実情を知らずに自己の実状だけを知っていれば、勝ったり負けたりする。相手の実情も知らず自己の実状も知らなければ、戦うたびに必ず危険に陥る。 孫子の兵法 完全版 1総説




天才であれば何でも成功できるかもしれない。
また何かに対してうまく行っているのであれば、次に進むという手もある。


何も成功していないのに、あれもこれもと手を出すのは力を分散させるだけ。
何事でも集中した方が成功しやすいと大分前から理解はしていたけど、再認識している今日この頃のことでした。

新訂 孫子 (岩波文庫)

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2012-10-11

引越しします

両親の事情(闘病)により日本の家を引越することにしました。



千葉県浦安から病院の近い都内へ。部屋は狭くなります。
私の方は基本的にベトナムに居り日本には月に数日ぐらいしかいないので狭くても問題ないです。


今回の引越方針は次の通り。

  • 間取りに拘る。
  • 要らない物は徹底的に捨てる。


間取りに拘るのは、私の方針じゃなくて母の方針。風水に拘りたいらしいので好きに選ばせています。(実は未だ決まっていない。)
父の為のマンションなので、拘って選んでくれるだけでも非常にありがたい。


要らない物は徹底的に捨てる件については、物置に家賃を払っているのは勿体ないということです。一度処分してスッキリしよう。


一番処分に困っていたのが書籍でしたが、自炊代行業者に依頼して処分します。
昔であれば買った本は本棚に置いておく必要がありましたが、時代は移り変わりiPhoneやiPadに代表されるスマートフォンタブレット型端末の普及により、PDFやepubデータさえあれば何処でも読めるようになり、物理的に保持しておく必要はなくなりました。
とても素晴らしい時代になったものです。


どちらにしても日本に物理的に置いてあったのではベトナムで読むことも出来ないので、ちょうど良い機会だったんじゃないかと思います。


他にX68030、PC9821等今じゃ使わないようなPCもありますが、全部捨てる予定。


よく言われていることですが、何かを選ぶということは必要でない何かを捨てるということです。
捨てるという事は本当に必要なものだけを選んで残すことであり、捨てれないのは管理が出来ていない証拠。
キチンとマネジメントしましょう。


物がなければ、何処に引っ越すのも自由。
一度身の回りをリセットして身軽になります。


過去には縛られず、未来に進もう。



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