「ピース」との散策
先日からピースのフードが切れ掛かっているのに、後回しにしていたので、
とうとうなくなる寸前になってしまいました。 これが、家族の誰かなら散々文句を
言われるところでしょうが、有難い事にピースは何も言わずつぶらな大きなお目目で
黙って見上げて、代りに出した別のフードはしっかり残してくれます。
此れは文句を言われるより効果的です。
それで他の事は後回しにして、寒い中散歩を兼ねてペットショップへ出かける事にしました。
出掛けに階下のミックス犬の「クレオちゃん」にあったので、奥様に先日フードを
分けて貰ったお礼を言って「今から買いに行ってきますね〜」と別れました。
《お店》 《ノリちゃん》 《クレオちゃん》
公園を抜けて、芸術劇場の横を通って結構、距離はあるのですが、
久々の長い散歩を喜んで元気よく歩くピースに引っ張られながら、行くと電車の高架下で
ぱったり、「ノリちゃん」に出会いました。 「ノリちゃん」って言うのはミックス犬のお友達です。
「久しぶりね〜ピースちゃん元気にしていた〜」と暫く公園に向かってママさんと話しながら
歩き、公園の出口で別れました。 ペットショップへ行く!と言うとピースは喜びます。
それは、色んなワンちゃんに会えるからなんです。 この日お店には、犬嫌いの老パピオン君が
ホテルお泊りで、ピースを見ると逃げて相手にしてくれませんでした。 暫くすると一才の
チワワの女の子がやって来ましたが、一寸敬遠気味で、「またね〜」と言って帰って行きました。
お決まりのドッグフードを買って、再び公園に向かって歩き出すと、マンションの駐車場の
広場の草叢から猫がこちらをうかがっているのが見えました。
《 ねぇ〜遊ぼうよ〜 》
ピースは遊びたくなって傍によって行くと、どうやらマンションの何処かで飼われている猫ちゃん
らしく警戒しながら傍によって来ました。 鼻を寄せて、「あんた、どなた?」と言うようにチェックして
気に入らなかったらしく猫ちゃんはそっぽを向いて草叢の方へ行ってしまいました。
ピースはあとを追うわけでもなくあっさり諦めてその場を離れました。
公園に行くまでにそうして猫や犬などと出会って挨拶しながら、結構楽しい散策の時間を
周りを見回すと、場所によっては、生垣の木々の葉が真っ赤に紅葉してまるで秋を思わせる
ようですがこの辺りは、夜気温がかなり低くなっているのでしょう。
今、元気が良いのは、植え込みの千両の赤い実や三色スミレや水仙の清楚な花で、山茶花は
盛りを終わろうとしていました。きらきらした日差しを見て、後一月もすれば春らしく
なるかしら?と思いながら戻って来ました。