遺伝子が目覚める笑いの効用
長寿遺伝子を目覚めさせる方法、がカロリー制限とレスベラトール成分の
ポリフェノール摂取にある事を前のブログに載せると、「とても無理〜」とか「自信がない〜」
と言う反響が大部分でした。 若返りたいけど空腹状態は「かなわないわ〜」と言う大部分の
ご感想で、かく言う私も昨日、出掛けた時散々歩いた後に注文した昼食の「ステーキランチ」は
きれいに平らげてしまいました。 人間にとって食は切っても切れない関係で、意識的に
飢餓状態にすることは、難しい事だと感じています。
それでも,最近の偉い先生方のご研究は、長生きと若さを保つ秘訣として、長寿遺伝子を
OF〜ONにする方法が、腹七分の飢餓状態にする事とポリフェノール成分の摂取にあると
言う事で注目されているそうで、人の遺伝子は自然のままだと活性化しないで「OF」 即ち
《 御馳走を前に腹七分は難しい〜》
稲の遺伝子解読から ヒトレニン遺伝子解読に成功された事で有名な
村上和夫先生も 人間の遺伝子は90%以上が眠った状態で、活動していない!
「折角の良い遺伝子を働かせずに終わってしまうのは勿体無い事です!」と言って
「OF」になっている遺伝子を「ON」にするには如何したらよいか?と言う研究をされています。
良く聞いていると 其れは難しい事ではなく、笑う事で遺伝子が目覚めて「ON」になるそうです。
皆様 信じられますか? 村上先生は、笑う事で遺伝子が目覚めて病気の遺伝子がOFから
ONに切り替わり 健康に改善されていく働きをする…と言う実験をされました。
村上先生はとてもユーモラスな先生で、御自分の研究を 「こんなばかげた研究をやる人は
他にいない」 と笑いながら仰います。
そして、「近い将来、笑いで元気になったり、病気が治ったりするようになるかも知れません、
此れは本当に笑い事ではありません!」 と言ってみんなを笑わせておられました。
運動によって筋肉を作る遺伝子が働くように、心の作用によっても 遺伝子が ON になるのでは
ないか・・・。と言う仮説を立てて 何と吉本興業の漫才で実証されました。
実際には、糖尿病患者さんを集めて二種類の話を聞いてもらったそうです。
先ず、血糖値を測ってから、 大学教授の講演を聴いて貰い、次に吉本興業の「B&B」の漫才を
同じ時間 聞いてもらってから、再度血糖値を調べたそうです。
両者の話を聞いた後、其々の結果で漫才を聞いて笑った後の血糖値と教授の話を聞いた後の
結果では明らかな差があったそうです。話を聞く前の血糖値から、漫才を聞いた後の血糖値は
大きく下がっており、教授の講演を聞いた後の血糖値は殆ど変化が無いか少し上っていたと言う
結果だったと言う事で笑いの効用が実証されたそうです。
村上先生の笑いと遺伝子の研究は続いており、現在はねずみを笑わせてその脳の働きと
遺伝子の ONとOF の状態を調べて居られるそうです。
私たちの細胞は毎日物凄いスピードで生まれ変わっているおり毎日数千億個の細胞が
入れ替わっているそうです。120日前の私と今の私では、分子・細胞レベルで見たら
全く別人!で此れらの細胞の「素」になっているのが「食」で、現在日本型食生活が
見直され始めてきました。少しおばあちゃんの時代の食生活など見直してみたい
気になってきましたね。 遺伝子と食生活など考えてみたいような気がします。