虹の小箱

2018年09月15日 書かずばなるまい

もうこの日記を書く資格自分にはないと思っていて、たまに能舞台を観てもツイッターやミクシィにちょこっと書くくらいでいた。だけど、さすがに書かずばなるまい。六さまのことは。

家族病人がいるものでそちらに時間気持ちも取られていて、六さまが闘病中だと知らずにいた。亡くなられた3日後に知人に教えてもらうまで知らなかった。亡くなられるなんて、考えたこともなかったもの最初は驚いただけだったが、だんだんとボディブローのように効いてきた。痛い、痛いよ、心が痛い。悲しい、寂しい、空しい。あんなに艶やかな音色を出す人をなんで神様私たちから奪うのか。

誰よりも誰よりも好きなお笛方だった。あの方の笛の音は私の心を天空まで引き上げてくれた。能舞台を観る時に入るトランス状態も、お笛がダメだと入れない。嫌だよう。嫌だよう。六さまのいない能舞台なんて、嫌だ。


だけど。

今までありがとうございました。六さまのおかげでいい舞台をたくさん味わいました。花が満開の都大路をゆくような美しい世界ありがとうございました。

2017年10月21日 うんこ

最近、ピノの便が固めになってきて全部切れないうちにトイレから出てしまって落とす、という事件が多発(^_^;)している。踏んでしまったこともあり(幸い私はスリッパ愛用者)悩ましい。年と共に便秘気味になるらしいのだが、まだ7才なのにこれではこの先いつふん詰まりになるか不安である。水はとてもよく飲んでいるがそのまま出てしまっているのかな。フードでなんとかできるか、先生に聞いてみよう。

2017年06月09日 この5年以上

某島の野良猫への餌やりとTNRをやっていて、資金時間も体力も使い果たして伝統芸能舞台に行っても以前のように特別空気感を感じることが出来なくなってしまった。捨てられては死んでいく猫を年中見ていると、心の皮が薄いままではやっていられないのだ。

伝統芸能は鈍感だとさらさら見終わってしまうから、受け取るものチケット代に見合わない。能狂言しかり、文楽しかり、歌舞伎しかり。だが逆に、強い波動を出す人がわかりやすくもなった。かさぶたのように厚くなった心の皮のほんの少しのひびから突き抜けて何かが刺さる。

去年、歌舞伎座で観た松緑さんの光秀から発する波動には3階席で観ていても射抜かれた。当代の松緑さんはお嫌いな方も多いようだが、あれを観て何も感じなかったとしたら役の性根というものを知らずして伝統芸能を見ている残念な人だと思う。


4/22に拝見した「枕物狂」は、正直なところよくわからなかった。話がわからないのではない。東次郎さんは何を演じられてもその役をどう捉えて表現しているかが、はっきりわかる。武田神社薪能での「萩大名」などは太郎冠者になめられている間抜け大名をまさに体現されていて、あちこちで笑いが起きていた。

だが「枕物狂」には「これだ」という人物像が今ひとつからなかった。私が鈍感になっているのかもしれないけれど、もっとシャープ若い娘への眩しい想いが出ていたら人間の業のようなものが受け取りやすかった気がする。全然違う方向を見てるのかな、わたし


先月は則孝さんの「初」大藤内を観るためにセルリアンに行って来た。最初は目に見えて緊張していたのでこちらまで力が入ってしまったが、尻上がりに波に乗っていくのが感じられた。若い頃より声も安定して来たし、色んな役に挑戦してほしい。

小袖曽我と夜討曽我、続けて観るのは初めて。五郎十郎もよかったけれど、母がよかったな。脇柱の前あたりの席で母の横顔がよく見える位置だったのもあろうけれど、初めの凜とした母が、仇討ちに行く兄弟を見送る時には一気に何十も年をとったように見えた。こういうのを見ると「ああ、来てよかった」と思う。


来月は、鎌倉能舞台の三代目が矢来で船弁慶のおシテをなさるのでいく予定、とても楽しみ。

2016年08月22日 日が空いてしまって

8/11に山本会別会に行ったのですが、翌日から自分史上ベスト10に入る多忙な時期に入ったために感想を書けませんでした。今日やっと一段落明日からは皺寄せた仕事の片付けや後回しにしていた自分自身のことなどをぼちぼちこなす予定。

くらなくらな 2016/12/20 12:56 とってもご無沙汰しております〜はや年末でクリスマスカードも出さぬまま失礼しております m(_ _)m

ちょうど山本会の記事なので…先週15日、めでたく当選した武蔵野大学での狂言会に参りました。
東次郎・則俊お二人の附子がとってもパワフル、講堂いっぱいのお客さんは年配者多数でしたが反応よくてご一緒にたくさん笑わせていただきました。来年もご兄弟お元気でご一門をひっぱっていらっしゃることでしょう。
また劇場・能楽堂などでお目にかかることを願っております。peacemamさまもよいお年をお迎えください。

peacemampeacemam 2017/01/11 22:43 すごく遅い反応で失礼しました^^;ご無沙汰いたしております。年末から年またぎでちょっと出かけておりまして、帰ってから体調を崩してこんなにボケた返信になりました。秋にちょっと体調を崩して、だらだらと引きずっておりまして、能狂言もですが遠出が難しくなっています。早く元気になってまたどこかでお目にかかりたいと思っております。

2016年06月19日 道成寺

書きかけのまま非公開日記になっていた(^^;;

鎌倉能舞台の中森貫太さんの4度目の道成寺。次は3代目の披きかしらね?なんて思いながら観ていました。6月は異常に忙しいのがわかっていたのでなかなかチケットを買う決断が出来ずにいて、買おうとした時は正面には良さそうな席が残っていませんでした。でも、よくよく考えたら能が道成寺だし狂言が鍋八撥だから脇正の真ん中辺りが鐘入りも能力コント狂言の側転も見やすくていいんじゃないか?と思って購入。とても楽しく拝見。

道成寺、前場はじっくり進んだし恨めしげに鐘を見込んでからの鐘入りもきれいでよかったのだけれど、後場はもう少し間を変化させてもよかったんじゃないかしら。淡々と同じテンポで展開してしまい、ワキの留めに重さが出なかったような気がした。もちろん、ここがじっくり観たいというこちらの呼吸と合わなかったという私個人の印象に過ぎないのだけれど。

鍋八撥、国立の橋掛かりは長いから側転で幕入りは大変だろうなーと思っていたけれどすごいスピードできれいに回りながら入って行って思わず拍手したくなってしまった(⌒-⌒; )狂言方は身体能力の高い人が多いなあ。

葛西さんの拍手による人数決めという展開、さすがに飽きてきた。面白かったのはご本尊が都の方を向いていたということ。やっぱり一度は道成寺に行ってみたいものです。電車の乗り継ぎは大変そうだし、主要駅からレンタカーがいいのかしら。