無駄と経費削減の話

無駄ってのは必ずあるよって話

人の選択や行動ってのは、完全ではないからです。好き嫌いで選んだり、後から苦しむのを分かってて今楽をしたり。そういうところに無駄は存在します。

経費を減らそう、効率を上げようって時には真っ先にこの無駄が取り上げられます。以下のようなことに注意すべきです。
無駄は全体の何パーセントぐらいを占めているのか。
減らしたい経費はどのぐらいなのか。
代替案の無駄はどのぐらいか。

まず、無駄な事ってのが全体の何パーセントか、それによって対策を変える必要があります。仮に1%しかなかったら、それをさらに減らすことは難しいでしょう。無駄のパーセンテージをちょっとぐらい増やしてでも全体の大きさを増やすことを考えた方がいいかもです。仮に無駄が90%とかだったら、バッサリやめるという事を考える必要があります。

減らしたい経費の目標があって、無駄をほぼ全廃しても目標に達しない場合は、無駄削減以外の方法を考えないといけません。つまり、必要な事であってもやめる、我慢する。日本の財政に必要なのもこれだとおもいます。数十兆円って支出を減らす必要があるんだから、事業仕分けみたいなチマチマした無駄を省くんじゃなくてドカンと大きく変えないといけません。

無駄を省くってことは、何かしらの作業手順を新しい手順に変更するということになります。手順を変更するコスト、変更後の手順の中にも必ずある無駄が、変更前よりも減っているのかってことが大切です。

無駄っていうのは叩きやすいけど、必要な無駄ってのもあるんだよね。ってことを言いたかったです。