間宮兄弟のぶつかり合いを生で見る

近くのシネコン間宮兄弟(兄 間宮明信:佐々木蔵之介、弟 間宮徹信:ドランクドラゴン塚地武雅)、森田芳光監督が舞台挨拶に来た上映回のチケットがとれたので見てきました。楽しめる映画でしたが、僕も兄がいるけれど、あまりウマが合わないし、仲いいのにこしたことはないと思ったりはするけれど、合わないものを無理する気もなく、正直あんなに仲のいい兄弟って信じられないが、「一日の終わりにこうやって電話で話できるやつがいるのっていいな。」とか兄は出張先で言うのだけど、それが弟だっていうのはどうかと思うが、そういう存在がいるのは確かにいいだろうなと、そんな存在が思いつかない僕は思い、さえない間宮兄弟なんて紹介されているが、僕の方がもっとさえない奴だろう。「パッチギ!」でもかわいいと思った沢尻エリカさんは本間姉妹の姉 直美を演じていて、やっぱりかわいいのだけれど、ベッドの中でもぞもぞパンツをはくシーンなんか妙にドキドキしてしまったが、なんであんないかにも軽い感じの大学生とつきあっているんだろうとか思って、間宮兄弟の兄のほうがずっといいのにねって思った。本間姉妹の妹 夕美と玉木のカップルは最初はへんなのって思ったが、一番いいカップルだと思った。間宮兄弟の母が中島みゆきさんだった。ドランクドラゴン塚地武雅さんは思い込みの激しく信念を一方的に突き進むような役でときにうっとうしく、ときにいいやつと思わせるのだが、そんなコントのキャラクターを演じてるみたいな雰囲気もあった。映画で一番うっとうしいのは高嶋政宏さん演ずる間宮兄弟兄の上司だったが。舞台挨拶ではボッタクリバーでコーヒー牛乳2本で10万円請求され怒りで家に帰ってきた弟を兄がなだめるぶつかり合いのシーンを生で披露していた。間宮兄弟の二人が映画のどこがおもしろかったか感想を求めマイクを客に突き出ししてそのお客さんは「鈴木さんが出てきた。」と答えた。ちょい役で出てきたドランクドラゴンの鈴木さんのことで映画の内容よりそれが一番印象に残ったとは、一番の笑いがあったのはこの瞬間だった。そんな気楽な映画。江國香織さんの原作小説は文庫本になったら読んでみようと思う。