米澤さんのお通夜

 夕方。雨の中、米澤さんのお通夜に向かう。駒込でダーティ・松本さんと合流し、南北線麻布十番へ。
 車中、米澤さんの思い出話に耽る。
 あと20年はがんばって欲しかった。
 米澤さんに聞けばいいやってのが、もはや通用しない。
 岩田さんの時もそうだったが、生き証人が逝ってしまうのは辛い、哀しいだけじゃなく、ホントに困るのだ。
 この喪失は大きすぎる。
 麻布十番で、AMIの集合地点に立ち寄って、カマヤンさん、長谷円さんたちに挨拶し、別の店で久保書店の社長と合流して、会場へ。
 予想通り、参列者は多いものの、列の整理はさすがというか、混乱なく進む。
 お焼香までは覚悟の上だったのだが、退場する時にご遺族の前をご挨拶して通るわけで、英子(ベル)さんに目があったらもうダメ。落涙こそしなかったが、やはりこみあげるものがあった。
 別室で、米澤さんの写真パネルを眺める。うんと若い時の写真があって面白い。釣りをしているのはベネチアか? オレのマイミク某さんがベネチアでたまたま撮ったというあれだろうか?
 知り合いとはあまり会わなかったが、目つきの鋭い坊主頭の人がいると思ったら赤田祐一さんだった。帰りがけに巽さんと小谷さんにバッタリ会い、お寺を出たら電話中の夏目さんと遭遇。
 ダーティ・松本さん、久保社長とともに喫茶店高取英さんと共同通信の記者氏と合流。記者以外は全員50代(以上)…。
 米澤さんの思い出話をひとしきり。