ちょこっと思い出話&新刊出ました。

ブログがまたもや放置気味。前回の日記から1ヵ月以上あいてしまった。大体子どものころから何をやっても続かなかった。
ジョギングも早起きも。そもそも夏休みの宿題を初めとしてギリギリにならないとできないタイプ。
今だって締め切りが目前に迫らないと着手できない。最近は毎日が締め切りみたいなもんだからせっせと働いてるけど、ほんとは克己心がめちゃくちゃ欠けている。三つ子の魂百までって言うけどまったくその通り・・・。などと内省している場合じゃないですね。


新刊出ました。

本番に強い脳と心のつくり方 (PHP新書 673)

本番に強い脳と心のつくり方 (PHP新書 673)


ベストセラー『テレビは見てはいけない』に続くPHP新書第2弾です。あの本がテレビを代表とするメディアからの洗脳を解く本だとするならば、本書は、脱洗脳したあと、最高のパフォーマンスを発揮するための方法を教える本といったところです。
本番に強くなるキモは、いかに脳内にドーパミンを流せるかどうか。そのトレーニングに実はスポーツが最適だったんです。
うーん、子どものころからこのことを知っていれば、高校の体育の授業をサボッてトイレに隠れていたりしなかったでしょう(後で先生にバレて職員室で殴られた。痛かった。でも卒業式の日その先生から謝られた。ついでに万年筆ももらった。微妙に良い思い出?先生あの時はごめんなさい)。


1冊756円です。個人的には、この本を読む→スポーツを始めようと決心する→自転車に乗り始める→さらに以下の本を買う

自転車で遠くへ行きたい。

自転車で遠くへ行きたい。

この流れが超オススメです!

ニュース、ニュース、ニュース!

ペダルファーブックス春のニュース3連チャンです。

1.朝日新聞に広告を打ちました!

3月25日の朝刊です。
弊社のようなプロデュース会社が新聞で広告を打つのは前代未聞だったようで、
朝日新聞からも版元さんからも驚かれました。
「本を出版したいけどどうしていいかわからない」という一般の方々から多数お問い合わせをいただきました。
この広告は「価値ある1冊の誕生をサポートしたい」という当社の想いが詰まった広告です。
いきなり新聞で「世界を変える1冊、探しています」なんて言われてもピンとこないよ、とも言われましたが、
私にとっては、いま社会に伝えるメッセージとして、一番しっくり来るフレーズなんです。
とはいえ、ここまでアナウンスしてしまったら、もう後には引けないなー。
どこまで行けるか、前に進むのみであります!

2.朝日新聞の読書欄で『オウムを生きて』(青木由美子・編)が紹介されました!

こちらは3月28日の朝日新聞の読書欄です。
この本は、編者の青木由美子さんと弊社キョウコがオウムの元信者6名に、ある時は寄り添い、ある時は対峙し、そして、あるときは慟哭しながらつくった本です。
この本には人の心にひそむ「怪物」と「神」の両方があります。
特に若い人に読んでもらいたい1冊です。

3.作家の上原隆さんのインタビューをペダルファーブックスサイトにアップしました!
人の営みを丁寧な筆致で描く上原さん。その語り口は、彼の作品同様、ナイーブで温かい。本が売れるとか売れないとか、そういう上滑りなムードに流されがちになるとき、「上原隆」という作家の姿勢が私にとっての碇になります。
ぜひぜひお読みください。
http://www.pedalfarbooks.com/series_author/index.html


最後にうちの猫2匹。
肌寒い日が続くのでくっついて寝ています。

3月は新刊ラッシュ!5冊の本が出版されました。

雪が降ったり、強風が吹き荒れたり、もうすぐ桜が咲きそうだったり。
そんなふうに季節がめぐっている間、ペダルファーブックスは猛然と本を作っていました。
特に今月はキョウコさんが大奮闘。
新刊5冊のうち、4冊は彼女が担当しました(あれ、私は1冊しか作ってないじゃん)。

5冊一挙に公開します!

1冊目

Lions with Pale-Blue Wings
本書は2008年に河出書房新社から出版した青春歴史小説「蒼翼の獅子たち」(志茂田景樹・著)の英訳版。「蒼翼の獅子たち」に感動した専修大学の父母会組織・育友会からのリクエストで作りました(私家版)。主人公たちがかつて学んだイエール大学ハーバード大学など、海外の大学にも贈られる予定です。羽ばたけ!「蒼翼の獅子たち」。





2冊目

好評「旅のマーケティングブックス」第6弾!今回のテーマは「鉄道旅行」です。
編集作業をしている最中、「鉄旅」に出かけたくなって困った1冊です。
それにしても「カシオペア」って1回乗ってみたい。西明石駅の駅弁「ひっぱりだこ飯」も食べてみたい。
ほんと鉄道旅行は奥が深いです。
旅行業・観光業の方にお薦め。国内旅行活性化のヒントが学べて、束の間「鉄ちゃん」気分にも浸れる本です。


3冊目

オウムを生きて―元信者たちの地下鉄サリン事件から15年

オウムを生きて―元信者たちの地下鉄サリン事件から15年

地下鉄サリン事件が起きた日、私は日比谷線を使って六本木の会社に出勤していました。
職場のテレビに集まった同僚たち、サイレンを鳴らして走り回る救急車やパトカー。
そして、私の出勤時間があと30分早かったら・・・。
・・・あの日の騒然とした様子が今も思い出されます。
本書は事件の加害者側、オウムの元信者たちの心の軌跡に迫った1冊。
加害者側として生きている彼らは、事件をどう振り返り、今何を感じているのでしょうか。


4冊目

革命か戦争か―オウムはグローバル資本主義への警鐘だった

革命か戦争か―オウムはグローバル資本主義への警鐘だった

もう1冊オウム関連の本です。著者はオウムの元幹部であり麻原逮捕後は教団の代表も務めた人物です(昨年3月、オウム(現アーレフ)と決別)。半生をオウムに捧げた彼は今、冷静に自身の過去を振り返り、現代社会が抱える歪みとオウムの相似性を危惧しています。資本主義の行き着く先にあるのは、果たして革命なのか、戦争なのか・・・。


5冊目

頭が10倍よくなる超睡眠脳の作り方

頭が10倍よくなる超睡眠脳の作り方

今年もドクター苫米地は快調に飛ばしています。今度のテーマは「頭がよくなる眠り方」。
人間の脳がここまで進化したのは、遡ること1万年前、人類が農耕社会に入ったとき。
それまでの狩猟生活では細切れにしか摂ることができなかった睡眠を、ようやくまとまって摂れるようになったおかげで、人類は脳を飛躍的に進化させることができたのです。
つまり、上手に眠ることができれば、人間はもっともっと脳を進化させることができるのです!
私も本書の方法を毎晩試しているところ。おかげで頭が良くなって良くなって困ってます!(誇張)。


どの本も可愛い子どもたち。
大海を目指して元気に泳いでいってね〜。

プチ電脳生活に複雑な気分

このところブログを全然更新してませんでした。
いかんいかん、何でこんなに間があいてしまったんだろー?と自分の生活を振り返ってみると、
そういえば、すっかりコイツにハマッてたんでした。


「電車の中では本を読むべき」が私の信条。普段「みんなケイタイばっか見てないで本を読もうよ!」と
嘆いているこの私が、もういじりまくり、使いまくりです。
とにかくアプリがいろいろあって楽しい。Evernoteは思考の整理に最適だし、RecRecDietは岡田斗司夫監修だけあって
カロリー計算までできる優れもの(つうか、彼はいつから事業家になったんじゃ?)、
SmackTalkがあれば1人遊びも苦じゃないし、おまけに裁判ゲームの「逆転裁判」なんて面白くて面白くて
一時は食事中も布団の中でも、実はキョウタローさんに隠れてこっそり仕事中もやってました。
ほんと中学男子かって感じです。


メールの送受信もサクサクできるし、Googleなんて打ち込まなくても喋るだけで検索できるし、
写真や動画も簡単に撮れて、結構写りもいい。
ほんとiPhoneってすごいです。・・・今さらですが。


それにしても、いつでもどこでも常にネットに繋がれるって何て安心なんでしょう!
そして、人間って何て弱いんでしょう・・・!
私はこんなに簡単に転向していいのでしょうか。
あー、なんだか自分がすごく堕落していく気分。


こういうデバイスっちゅうんですか。そういうのに頼ってばかりいると、肝心なときに
人間はひ弱になるような気がするんです。もっと身体と世界はダイレクトなほうがいいような気が
するんだけどなー。保守的な意見の代表みたいだけど、ほんとにそう思っていたんです。


とはいえ、楽しい!
楽しいついでに実はKindleまで買ってしまった私。
もしかして暴走してるのか?自分。
こうなったら日本語コンテンツのサービス開始を待つ!

『キス・アンド・クライ』(講談社)の発売告知がユニーク

本の発売告知に記者会見をやるというのはタレント本ではよく見られる手法だけど、
スポーツノンフィクションの世界では珍しいのではないかしら。
その模様を編集したムービーがまたカッコいい。
フィギアの世界っていろんなドラマがありそうだ。ついつい本を読みたくなった。
http://www.youtube.com/watch?v=QOsQ93AVNYg

作品に対する想いを作家に語っていただきそれを特典映像にしてamazonに流す、
というのはよくあるけど、こんなふうに記者会見をCM風のムービーにするって
いうのは新しい気がする。
コストもYouTubeを使えば制作費だけで済むわけだし。


新聞広告が効かない、本が売れない、なんて嘆いてちゃダメですね。
新しい広告手法を創出してとにかく本の存在をアピールする。
試行錯誤をしているうちにきっと見えてくるものがあるだろう。

わかりあえない。

ある案件でスタッフの増員が必要になったため、手伝ってくれる人を募集した。
応募してきたうちの1人が約束の時間になっても現れない。
キョウコさんが携帯に電話したところ、第一声が「あっ」。で、そのあとガチャン。
仮説1.電話に出たとたん携帯をトイレに落とした。
仮説2.面接を忘れてたことに気が付いて、とっさに弊社の存在はディレートされた。


昨年たまたま知り合った作家さん(男性)と仕事の話をすることになった。
で、その方が打ち合わせ場所として指定してきたのが、
某ホテルのその人が宿泊している部屋。
「どこかお近くの喫茶店にしませんか」とメールを送ったら
「編集者を部屋に呼ぶのは普通でしょう」と言われ「心外なのでこの件は
無かったことにしましょう」と言われた。


深夜のタクシー待ち。タクシー乗り場じゃなくて普通の路上。
私が待ち始めて10分くらいしたとき若い女性がやってきて、私の5歩分右手に立った。
そこへちょうどタクシーがやってきて、彼女は即座に手を挙げ乗り込み、去っていった。
先に待ってた私のすぐ右手に立ったってことは、つまり、先にタクシーに乗るためだったのね。
あまりのなめらかな動作に私はまったく介入できなかったけど、取り残されてからジワジワ気が付いた。


「わかりあえない」がデフォルトと思おう。
そうすれば、怒らなくてすむ。

京都小旅行

京都に行ってきました。
半分仕事で半分遊び。
仕事のほうは龍谷大学の刑事政策の研究会主催の勉強会で、作家の上原隆さんに「友がみな我よりえらく見える日は—路傍の人を書き続けて」というテーマでお話を伺う役をやりました。
この模様は後でペダルファーブックスのサイト「私が最初の本を出した頃」のコーナーに載せるつもりです。


上原さんは、市井の人にインタビューするスタイルで、実に味わい深い作品を多数書いておられます。

友がみな我よりえらく見える日は (幻冬舎アウトロー文庫)

友がみな我よりえらく見える日は (幻冬舎アウトロー文庫)

にじんだ星をかぞえて (朝日文庫)

にじんだ星をかぞえて (朝日文庫)

私はずっと読み続けていますが、ネタになる人を探し、口説き、作品にするのは並大抵のことでは無いみたい。
例えば取材に応じてくれる人を探してハローワークの前に立っていたら職員に拡声器で注意されたり。
取材先の女性とラブホテルに行き「何もしなかったのはあなたが初めて」と後で言われたり…。
そういう創作の苦労話も面白いのだけど、もっと面白いのは、上原さんが取材を通じて、
誰もが何かしら生きる支えを持っている、ということに気が付いたというお話。
どんな人が何を支えにしていたか、そのいくつかを紹介してくれました。
参加者の1人が「上原さんは、人が生きる謎を書いているんですね」と感想をおっしゃって
いましたが、たしかに人間は自分だけの生きる支えを発明する生き物なのかもしれません。


サイトに公開したら、是非読んで下さい。


遊びのほうは、京都の有名なお寺をいくつか観てきました。
建仁寺知恩院三十三間堂・・・。まるで大人の修学旅行ですね。
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