9時前に出発。今年の春以来の檜原村に出かける。
まずは多摩川サイクリングロードを福生市の睦橋まで走る。
サイクリングロードと書いたけど、本当はこの道、ナニモノなのだろう。一応「歩行者・自転車専用道」ということになっているようだが、正気とは思えない発想である。そもそも歩行者と自転車を同列に考えるというのが根本的に間違っている。クルマやバイクが走らないから安全だという錯覚をしがちだけど、せいぜい幅3メートル程度の道に杖をついたお年寄りからベビーカー、車いす、歩行者、散歩の犬、ランナー、低速の子ども自転車やママチャリから超高速のロードバイクまでがひしめきあっているのだ。その中で歩行者をママチャリが追い抜き、それをさらにロードバイクが追い越すなんてことが双方向で行われていたりするのだから、危険きわまりない。実際、「歩行者・自転車接触事故多発」の看板があちこちに出ているが、そりゃそうだろう。実は今日も帰りに事故現場を見てしまったのだが、歩行者と自転車がぶつかったのか、顔が血だらけの男性が路上に倒れていた。ちょうど救急隊が到着したところだったので、ちらりと見ただけで、通り過ぎてしまったのだけど。
とにかく、歩行者と自転車は分離すべきだ。もっとも、当局もそんなことは百も承知ながら、用地も予算もないということなのかもしれないけど。接触事故が多発しているという現状は歩行者にも自転車にも不幸としか言いようがない。自転車の速度を抑えるなんてことでは何ら解決にならないと思う。
ま、とにかく、事故を起こさないように気をつけながら走って、睦橋からは睦橋通り〜五日市街道を行き、途中、引田の「山田うどん」で早めの昼食。
武蔵五日市駅前から檜原街道。荷田子付近は新しい短絡ルートが完成しているが、自転車は旧道も通れる。路面には落ち葉が積っている。
(桧原街道旧道)
あきる野市から檜原村に入り、役場のある本宿に到着。北秋川と南秋川がここで合流するが、まずは合流点から南秋川を少しさかのぼった地点にある吉祥寺滝を見る。落差はないが、岩の狭間を水が段々になって勢いよく流れている。
(吉祥寺滝)
次は北秋川の支流・払沢にある「払沢の滝」を見にいく。ここはもう何度も訪れている桧原村の代表的な観光スポットだ。
自転車をとめ、山道を登っていくと、滝がある。4段になっていて、最上部は見えないけれど、全体の落差は60メートルにもなるそうだ。山道の途中から約2キロ彼方の山にかかる天狗滝が小さく見える。
(払沢の滝)
(紅葉)
(人がいても恐れずにそばまで来るヤマガラ。ヒマワリの種が目当て)
(切株の上の秋)
次は北秋川に沿って最奥部まで走る。約10キロ。けっこうアップダウンがきつい。もちろん、全体的には上り基調。
バスの終点の藤原に着き、そこからさらに薄暗い林道を登っていくと、「雨乞の滝」に着く。北秋川の源流。
14時半に帰途につき、ほぼ同じルートを走って18時帰宅。
走行距離137キロ。こんなに走ったのは久しぶりだ。