キツネの仲間とばんえい競馬の思い出

 今日の写真は井の頭自然文化園フェネック北アフリカアラビア半島の砂漠に暮らすキツネの仲間。


 こちらはホンドギツネ

(おまけ)過去の旅の写真から岩見沢競馬場ばんえい競馬(1999.8)
 すでに廃止になってしまった岩見沢競馬場ばんえい競馬。この日は気温が30℃を越える真夏日。暑かった。

(がんばれ〜!!! 勝負どころの第2障害)
 ばんえい競馬はサラブレッドの倍近い体重の馬が重い鉄ソリを引いてゴールをめざす、スピードとパワーとスタミナを競うレース。実際に見たのはこの時だけだが、レースの模様は想像とはずいぶん違うものだった。
 直線200メートルのコースで、途中に高さ1mと1.7mの二つの障害があるのだが、僕はとにかく馬はひたすらゴールめざして爆走するものだと思っていた。実際、馬たちはスタートすると、猛然とダッシュし、最初の山はわりと簡単に越えて、第2障害へと突進する。ここまでは予想通りだったが、第2障害を前に、騎手はいったん馬を止め、一息入れさせるのだ。なので、各馬がまた横一線に並ぶことになる。そして、いよいよ勝負。一気に山を乗り越える馬がいるかと思えば、なかなか越えられない馬もいて、ここで一気に差がつく。見ている方も力が入る。しかし、いち早く山を越えても油断はできない。ゴールを目前に馬が疲れて止まってしまうこともありうるからだ。
 そして、ゴール。普通の競馬は馬の鼻先がゴールに達したところで勝負が決まるが、ばんえい競馬では荷物を運びきるという趣旨からソリの最後部がゴールインするまでで競う。
 僕が見たのは午前中のレースで、格の低い馬たちだったと思うが、わずか200メートルに1分50秒ぐらいはかかっていた。
 北海道独特の競馬で、かつては岩見沢のほか、旭川、北見、帯広で開催されていたが、現在も存続しているのは帯広競馬場だけ。それも状況は厳しいようだ。なんとか廃れないようにしてほしいと思う。