ゴリラのハオコ

 名古屋の東山動植物園のゴリラ、「シャバーニ」(19歳)がイケメンゴリラとして写真集が出るほどの人気である。

東山動植物園オフィシャルゴリラ写真集 シャバーニ!

東山動植物園オフィシャルゴリラ写真集 シャバーニ!

 上野動物園の「ゴリラの森」でも観客、特に“ゴリラ女子”の間から「シャバーニ」という名前はよく聞かれる。
 そのシャバーニの3歳年上の兄が上野にいるハオコ。22歳。1993年、オランダ生まれで、その後、オーストラリア・シドニーのタロンガ動物園に移動し、2007年に上野にやってきた。
 いずれも10歳以上年上のおばちゃんゴリラ3頭と群れを形成し、そのうちのモモコとの間に2頭の娘(コモモとモモカ)がいる。
 上野でゴリラを見るなら、開園直後を別にすれば午後2時ごろがおすすめ。2時前に飼育員さんが運動場の掃除と新しい餌の準備をして、その後、ハオコのグループが登場。大体、先頭で出てくるのがハオコ。

 続いて、2歳のモモカをおんぶしたモモコ(32歳)、コモモ(6歳)の母娘が出てきて、その後、トト(38歳♀)、最後にナナ(33歳♀)が出てくるというパターンが多い。
 ハオコもなかなかのイケメンだと思うが、とにかくデカくて、圧倒的な迫力。


 娘のモモカと対面。

 やはり女子に人気。



 ハオコを見ていると、いつもハオコと相撲をとって勝つための作戦を考えてしまう。「ハッケヨイ、ノコッタ」でまず土俵から出ないギリギリまで逃げる。ハオコがナックルウォークで迫ってきた段階で、土俵に手をついた彼の負けなので、勝利を確認したら、あとは全力で逃げる、というもの。ハオコが直立のまま来たら、その時は諦める。絶対、ハオコと相撲は取らないけどね。どうしても相撲を取らねばならないとしたら、土俵のサイズと仕切り線の間隔は通常より広めでお願いします。