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ばんごはん備忘録 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2006/09/02 Saturday

pencapchew2006-09-02

[]Episode-47 全ての血を越えて

[]Episode-47 全ての血を越えてを含むブックマーク

タイトル通り「血」と、「自らの選択」がテーマの回でした。けっこう深い。

で、ソロモン・・・こんな終わり方はまるで予測していませんでした。小夜の目の前で華々しく戦った末、涙ぐむ小夜の膝の上か何かでキザなセリフの一つでも言い残して、そうして小夜に看取られて死ぬんだとばかり思ってました。結局シュヴァリエって(リクを含む)、誰一人幸せな死に方してないな・・・。うっかり生きてたらいいのにな、ソロモン

それにしても今週、作画、ひどかったなあ!!

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アバンは沖縄の情景。OMOROを見上げる香里。

「みんな・・・どこに居るのかな・・・」

そんな香里の頭上には、いつものようにやかましい音を立てて米軍機が飛んでいます。その米軍機が基地で下ろそうとしてる積荷は、なんとコープスコーズ。一方、岡村の実家ではおかんがお電話中。

「そうなのよぉ!あーくんったら、ニューヨークから絵葉書一枚寄越したっきり。捜索願とか出した方がいいのかしら?どこに?どこに言えばいいの?国連!?」

国連!?て・・・そして、おかんがつけっぱなしにしてるテレビからは、ディーヴァ情報が・・・

世界中で話題を呼んでいる謎の歌姫、ディーヴァの初公演が近づいてまいりました。ニューヨークのメトロポリタン歌劇場での公演のチケットは即日完売しており、大変なプレミアがついております。当日はその歌声を、衛星ネットで完全中継いたします」

てっきり「最終回にはみんなで沖縄に帰ってくるよー」っていう幸せ伏線なのかと思いきや、「ディーヴァの脅威がここまで来てるよー」っていう恐ろしい伏線でした。



香里がしんみりと心配してた「みんな」は、NYのアパートメントで暑苦しく会議中でした。

「この中継基地にあるパラボラアンテナに、爆弾を仕掛けに行く」(デヴィッド)

「当日、公演が中止できなかったときの保険かぁ・・・」(岡村

岡村無意識に手にしたタバコをひったくる真央さん。「なんだよぉ」と言わんばかりに真央さんを見る岡村と、「ダメゼッタイ」的な真央さん・・・ここだけ見てたらまるで夫婦のよう。

ニギギギギ・・・とにらみ合う二人をまるっきり無視して、デヴィッドの説明は続きます。

遠隔操作爆弾を操作すれば、衛星中継だけは防げる。米軍が展開している別の地域でも、『赤い盾』の別部隊によって作戦が進行中だ。ニューヨーク計画の実行部隊は、私とルイス、カイ、それから貴様だ」

「赤い盾」って、他にも残党が居たのね。ちょっと安心。そして、最終回目前のここに来て、岡村が正式メンバー的な扱いに。しかし唐突に「貴様だ」とか言われてもびっくりしてしまうわけで、岡村は思い切りキョトン顔です。「貴様」て。

「えっ」(岡村真央

「オレ?」(岡村

「そうだ」(デヴィッド)

「よろしくなぁ!」(ルイス)

「すごいじゃない!しっかり!」(真央

「あたいもいくー!」(ルルゥ)

「日没前にここを出る。いいな」(デヴィッド)

「あれっ・・・ねえ!あたいは!?」(ルルゥ)

「はいーはいはいはいはい」(ルイス)

「ちょっとぉー!離してよー!」(ルイス)

ルイスがルルゥの頭をなでなでしてやんわり戦力外通告してる頃、今週まだ一言も口をきいていないカイは、小夜が眠る寝室の前に立っていました。

「この体で戦うのは無理です」

「ううん、戦う」

「しかし・・・」

「もう、次はないの。私のために流れた血のためにも、私の中に流れる血を、絶やすためにも・・・今度目覚めたときには、翼手が支配する世界になっているかもしれない。だから、ディーヴァを倒して、全てを終わらせるしかないわ」

室内の会話がカイに聴こえているのかどうかは謎ですが、中では目を覚ました小夜とハジの、なんとも言えない会話が始まっていました。そしてこの会話、いつものうじうじトークかと思いきや、意外な方向にハッテンしたからビックリ。

「・・・彼には話したのですか?カイは、あなたが私と交わした約束を知りません」

「知らない方がいい。知ってしまったら、カイは、きっと私を止める。そんなことされたら私、きっと・・・」

「あなたは明日を生きて」

「言わないで!私たちは、人間と一緒には暮らせない!」

「しかし、彼ならば・・・」

「カイが生きてゆく明日は・・・私にはまぶしすぎる。私は翼手、明日を望んじゃだめなの。だから、あなたとしか生きられない。・・・ねえ、こう言って、『戦え』って」

「・・・」

「お願いだから・・・」

「・・・小夜、戦って・・・」

「・・・ありがとう」

ちょ、なんて酷な・・・カイが導くまぶしい明日が欲しい、でも翼手だからあなたと頑張ります的に聴こえてちょっと違和感。ホントはそんなことないんだろうけど(と思いたい)。

でもここで「小夜、戦って」を言わせるなんて、あまりにもひどすぎる・・・グッと握りこぶしを作ってから、搾り出すように「戦って」って言った(そして顔を背けた)ハジの気持ちを思うと、不憫で不憫で私も握りこぶしを握ってしまう次第です。そのままグーで殴ってやりたい、小夜を。

着替えた小夜は、カイと真央さんが出発準備をしているキッチンに向かいます。

「くだものも要るんじゃなーい?」(真央

遠足じゃねんだから、要らねって」(カイ)

「そぉ・・・あ、おはよ!・・・には、遅いか」(真央

「起きたのか」(カイ)

「うん。どこか、行くの?」(小夜)

「作戦よ、作戦。衛星アンテナ爆破大作戦」(真央

「ちょっと、『赤い盾』主催遠足にな」(カイ)

「そう・・・」(小夜)

「おい、そろそろ行くぞ」(岡村

「ああ!」(カイ)

「カイ・・・ケガ、しないで・・・」(小夜)

「まあアレだ!お前はゆっくり休んでろよ、なっ?」(カイ)

小夜の横を通り過ぎたカイに、背中から話しかける小夜。一瞬、互いに深刻な表情を見せたものの、笑顔で明るく返すカイと、お兄ちゃん口調にふっと笑みを見せる小夜、そして、その様子を心配そうに見つめる真央さん・・・テーブルのうえに置き去りにされたくだものと真央さんのコントラストが、ちょっと切ないです。



いよいよ出発の時。ここで、各カップルごとのミニドラマが。,カップルかどうかは怪しいというかネタですが。

.襯ぅ垢肇襯襯

「なーんであたいが行っちゃいけないんだよー」

「留守を、よろしくな!」

岡村真央さん

「・・・ん(カメラを手渡す))」

「なによ、これ?あー!ひょっとしてアレ?形見なワケぇ?」

「そんなに俺を死なせたいのかよ!」

「じゃあ売っていいのー?でも売れんのかなー、こんなおんぼろカメラ

「置いてくだけだっ!」

「なんで怒鳴んのよぉ」

「とにかく!俺が戻るまで大事に置いといてくれ!」

「あーはいはい、大事大事っと」

デヴィッドとジュリアさん

「デヴィッド!」

「ん?」

「・・・気をつけて」

「ああ・・・」

しばらく思いつめた顔をしてるかと思いきや、覚悟を決めたように真央さんに歩み寄った岡村がとにかく印象的だったのでした。これ、これって、£ονεだと思っていいのかしら・・・?

2年もあんな可愛くてムチャクチャなお嬢さんと一緒に居たら、恋に落ちないわけないのですけど、視聴者にも非恋愛要員と思われてたであろううえに、肝心の真央さんはカイ一筋なわけで、どこまで行っても不憫な岡村をどうしても応援してあげたくなってしまいます。

で、これ、さっきのカイと小夜をあわせると合計4組になってしまうのですけど、どうやっても1人余ってしまうのですね・・・ハジ・・・は、どこへ・・・私の中ではハジ小夜、カイ真央、デヴィドさんち、の3組で鉄板なのですけども、これ見ちゃうと岡村の想い、真央さんに届けー★って応援してしまいます。

でも、違ったらどうしよう。岡村、本気でカメラが心配なだけだったらどうしよう。



その頃、ネイサンの私邸では、それどころじゃない光景が繰り広げられていました。拷問部屋(としか思えない部屋)に吊るされたソロモン。足元には鮮血が・・・

「死を感じるほどに血を抜かれた気分はどうだ?」

「・・・君はいい気分でしょうね、ジェイムズ」

「その姿・・・ママお気に入りの美しいソロモンが、薄汚い家畜以下だな。これから小夜を殺しに行く。お前はママを裏切った。戒めとして、小夜の首をここへ持ってきてやる。サロメのように、ヨカナーンの口へと口付けるがいい」

ふははははは、ふははははーっと笑いながら出てゆくジェイムズ。ソロモンの顔をひっぱたいたり、あごをひっつかんだりと、下衆なことこのうえないです。

そんなジェイムズにはお構いなしのソロモンは、一人になった部屋の中で「小夜・・・」と呟くのみ。

ところで今週は、「サロメ」を使った比喩が3回も出てきます。サロメをご存知ない方は、こちら↓を見ると参考になるかもしれません。

ttp://www.gutenberg21.co.jp/salome.htm

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おんもに出たジェイムズに話しかけたのはネイサン。

「お出かけ?美しいわぁ・・・そしてアナタの全身から凶暴な血が香り立って・・・ステキよ、ジェイムズ」

ママに跪かぬ者は、この世に存在する価値がない」

屈折したママ愛を撒き散らして去ってゆくジェイムズを、ため息まじりで眺めるネイサン。と、そこへ、アンシェル兄さんがやってくるのですが・・・

「ジェイムズが担うはずだったシュヴァリエ殺し、お前が継ぐか?」

「俺に命令するな・・・」

「・・・!」

「ジェイムズは壊れた。だが、言ってることは間違っちゃいない。女王に跪かぬ者は、この世に存在する価値がない。アンシェル、お前はディーヴァを実験体としか見ていない・・・」

怖すぎる(そしてカッコよすぎる)男声で淡々と話すネイサン。ネイサンがアンシェルを快く思っていないことは、これまでのセリフの端々からうっすらと感じ取れていたのですけど、いよいよ対立構造がハッキリしてきました。

息を呑んだきりのアンシェル兄さんに、姉さん声に戻ったネイサンが言います。

「まっ、私たち全員がどうディーヴァを見ているか、バラバラだけどね・・・」

デヴィッドを隊長とする男4人は、爆破遠足に向かう船の中。豪快にため息をつく岡村に、デヴィッドが話しかけます。

「そう心配するな。手早く行えば、危険はそれほどない」

「あ、いや、そうじゃなくて。事件を取材する側から、起こす側になっちまったなあって思ってさ。・・・俺の親父はカメラマンでな、ベトナム戦争のときに、小夜を撮ったんだ」

「あの写真がそうだったのか」

「けど、そのあと撮るのをやめて、町の小さな写真屋になっちまったのさ。だが、今その親父の気持ちが分かる。物事の真実ってのを知りすぎちまうと、何もしないか、何かをするか、どちらかを選ぶことになるんだな」

「・・・お前も、自分の父親に導かれてここまで来たのか。私は父が何故、自分を傷つけた小夜を保護し、ジョージに託したのかを知りたいと思った」

結論は、出たのかよ?」

「小夜は私たちに残された、たった一つの希望だ。それが、結論だ」

「あんたも、親父の血を受けついでるんだな・・・」

「血か・・・」

「皮肉なもんだな・・・」

思いがけず岡村とデヴィッドの心情をうかがい知ることが出来た一幕。最終回を目前に、ちゃんとこういう細かいところを描いてくれてよかったなあ。

と、夕陽に向かってたそがれてるおじさん二人に向かって、カイが口を開きます。

「そんなの関係ねえ。俺は、親父とも小夜とも血のつながりはねえけど、今、ここに居る。俺がそうしたいから、ここに居るんだ。あんたらだって、そうだろ」(カイ)

「ああ」(デヴィッド)

「そうだな、選んだのは俺だ」(岡村

真摯な表情のカイ、うっすらと笑みすら見せるデヴィッドと岡村、そして無言で何かを食い続け、フッと笑みを零すルイス。ほんと、こういうシーンを入れてくれてよかったなあ。

船は一路目的地へ。一方、小夜はまたおねんね中でした。小夜の寝顔を眺めるルルゥとハジ。

「なにか、夢を見てんのかな?眠ると夢を見るんだろ?」

「ええ」

「あたいも眠れたらいいのに。そしたら夢の中で、みんなに会えるかもしれないのになあ・・・」

「いい夢が見られるとは、限りません」



目的地に到着した一行は、そろいの作業着を着て作業員に成りすまし、車で施設内に潜入。デヴィッドのコスプレを見るのは何度目かしら。そして、どこかの橋の上で「ああおーーっ」と叫びつつ完全翼手化するジェイムズ。そしてそして、例の拷問部屋では、ネイサンが気になる行動に及んでいました。

アナタも頑張るわねぇ・・・小夜のためにどうしてそこまで出来るのかしら?」

「わかりません」

「わからない?」

「ただ僕は、誰に命じられたわけでもない・・・僕が、この生き方を選んだのです。小夜に、全てを捧げる生き方を・・・」

「愛に狂い、道を外れる・・・もっと早く、アナタが小夜に会っていたなら・・・この世界は変わっていたのかもしてないわね。私に見せて頂戴、愛を貫くアナタが綴る、新しいサロメの物語を」

カッ!と真っ赤な瞳を見開いたかと思ったらソロモンを吊っていた鎖がドギャーンと壊れ、ソロモンは自由の身に。しかしすぐには動き出せないほど消耗しソロモンは、しばし突っ伏したまま・・・

一方「赤い盾」一行はデヴィッド・カイ組とルイス・岡村組に分かれて作戦行動を遂行中。終始びびり気味な岡村を、ますます応援したくなる次第です。今週は表の主役=ソロモン王子、裏の主役=岡村だなあ・・・!

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引き続き、眠ったままの小夜とそれを見守るばかりのハジとルルゥ。が、突如何かの気配に気づいたハジ。振り向いた先からは、ジェイムズが放った真っ赤なトゲのようなアレがすっ飛んできていました。

「なっ・・・なんだよ!」

「小夜を頼む!」

「なに・・・?小夜!小夜、起きてよう!!」

間一髪、チェロケースで全ての攻撃を防いだハジは、小夜をルルゥに託すと窓の外に飛び出してゆきます。

そして、交戦するもあっちゅう間に翼をやられたハジが急降下してる頃、ようやく目を覚ました小夜のもとにジュリアさんと真央さんがやってきます。窓からニョキっと現れたジェイムズを見てもまるで動じず、冷静に「下がって!」とみんなを制するジュリアさんが頼もしすぎます。

「お前の首をもらいに来たぞ、ヨカナーン!!」

サロメブーム真っ只中のジェイムズがワクテカしながら夜這いをかけようとするのですが、素早く刀を掴んだ小夜は静かにジェイムズに襲い掛かると、そのままジェイムズもろとも窓から飛び出してゆきます。

地上でジェイムズと対峙した小夜は、ぐるるるーっと獣チックな唸り声を上げるジェイムズをよそに、静かに手のひらを刃に滑らせます。樋の先端にまで血液が行き渡ると、瞳を真っ赤に輝かせ、ジェイムズに斬りかかる小夜。が、ガチコーン!と硬い音を立てるのみで、まるで斬れません。

「忘れたか!わが皮膚は堅牢な鎧!生まれ変わり、より完璧なものとなったのだ!もはや死角はない!」

忘れてましたそんなこと。

ご機嫌でトゲをびゅんびゅんぶっ放すジェイムズ。刀で防御したものの、一本だけ肩に刺さってしまい苦痛の表情を見せる小夜のもとへ、ハジがやってきます。でも、ふははー、ふははーと高笑いのジェイムズは相変わらず一人語りに夢中。

「見たい!血の滴るお前の首を抱き寄せ、悲嘆にくれながら口づけするわが兄弟を!この美しい光景をディーヴァに捧げる!愛と絶望ディーヴァの歌をより高らかにする!」

ここまで執着されると、なんかもうママっ子っていうよりもソロモン大好きっ子に見えてしまうのですけど、ハジをやっつけ、小夜を近くにあった車にたたきつけたジェイムズは、小夜の落とした刀を掴むと「お前の刀で決着をつけてやる!」とノリノリ。

助けに入ろうとしたルルゥまでもあっさり撃破したジェイムズが、小夜に止めを刺そうとしたその時!



邪魔をするな、ソロモン!!」

間一髪のところでジェイムズを止めたのは、やっぱりソロモンでした。とは言え、大量の血液を失ってるので、フラフラです。

「無様な姿だな!お前はディーヴァシュヴァリエでありながら、小夜を守るというのか!」

「たとえ報われなくても、僕は小夜のシュヴァリエになる・・・僕は僕の意思で、小夜、あなたのシュヴァリエになります。血を越えて・・・僕は、血よりも甘く芳しいものを見つけたから・・・今、この時より・・・僕はあなたのシュヴァリエです」

「血が足りず完全な姿になれぬか!笑止!」

ソースじゃなかった(先週の感想の最後のほう参照)。

翼手化できたのは腕から手の部分のみ。しかし、なんとか小夜の刀をジェイムズの手から取り戻したソロモン。そんなソロモンを真摯な表情で見つめるハジ。何も言わないけど、ソロモンを同じ小夜のシュヴァリエとして認めたんでしょうか。そうして、ジェイムズの前に立ちはだかる3人。

「くそぅ・・・愛に仕える騎士たちか・・・!そんな物語ディーヴァは好まん!ディーヴァがお気に召すのは『憎しみ』『裏切り』『絶望』『混沌』『破壊』そして『死』だ!!」

シュバババーンとすっ飛んでくるトゲをハジが全て一身に受けて小夜を守れば、ソロモンが斬り込み隊長になってジェイムズと交戦。見事なチームワークではあるものの、本調子ではないソロモンはジェイムズに止めを刺すことが出来ないまま倒れてしまいます。そんなソロモンの名を呼ぶ小夜もまた、フラッフラな状態。わー3人とももうだめだー!と思ったその時。

「終わりだ、小夜!・・・なっ・・・?なんだこれはっ・・・」(ジェイムズ)

「ソーン・・・」(ルルゥ)

「まさか・・・私の体が・・・な・・・何故だっ・・・!?」

パキパキと音を立ててひび割れていくジェイムズの体。その顔面に広がるのは紛れもなくソーンでした。わー、シフの体を使ったからなのは間違いないですけど、アンシェル兄さんのことだから、ソーンの出現をコントロールしてくれなかったのかなあ。

そして、ソーンの出現に驚くジェイムズの一瞬のスキを見逃さない小夜とハジ。ハジに抱きかかえられて飛んできた小夜は、迷いなくジェイムズの顔面に刀を突き刺します。

「・・・ママ・・・」

砕け散ったジェイムズを前に集まる小夜たち。

「きっと、モーゼスたちだよ。死んでも、あたいたちを守ってくれたんだ」

ルルゥが呟く横で、ソロモンは小夜の前に跪くと、小夜の手を取り、そっとキスします。

「小夜、僕が必要なときは、いつでも、僕の名を・・・」

ソロモン・・・!」

立ち上がると、なんとなく儚げな笑みを残して去って行ったソロモン。力ない足取りといい、あまりにも不安なさよならです。思わず呼び止めようとした小夜ですが、ジェイムズの攻撃を受けて弱りきった体には、叫んだだけで激痛が走ります。

「血を越えて、彼はあなたのシュヴァリエとなったのです。・・・誇り高い」

「血を・・・越えて・・・」

ソロモンを見送る小夜とハジの元に、爆破班が帰還。カイは、車を飛び降りるなり小夜の元に駆け寄ります。

「小夜!!どうしたんだ、その傷!」(カイ)

「何があった!?」(デヴィッド)

シュヴァリエが現れたの。・・・小夜も、こんなに消耗が激しいなんて・・・それに、眠ってばかり・・・」(ジュリア

「まさか・・・小夜に眠りの時期が近づいているのか?・・・そうなのか?」(デヴィッド)

「小夜・・・」(カイ)

「大丈夫・・・すぐ、治るから・・・」(小夜)

小夜も心配ですけど、それよりも今心配すべきはソロモン王子。どう見ても無事じゃない去り方をしてった王子なのですが・・・

「まだ・・・小夜を守らなければ・・・これから、ディーヴァと・・・もう少し、もう少しだけ・・・」

苦痛に顔をゆがめながら右手で押さえた傷口は、結晶化を始めています。さすがのシュヴァリエとはいえ大量出血で瀕死の状態だったところへジェイムズの攻撃を受けてしまったわけですが、まさかそれが致命傷になるなんて。ポロリした小夜の刀(血付き)が当たったのが致命傷でした。ギャー!!この死因ひどい。いっそ小夜にぶっ刺してもらえた方がどんなに幸せだったか。

と、何故かそこへアンシェル兄さんが登場。

「哀れなり、ソロモンゴールドスミス

「兄さん・・・あなただけでも・・・!」

左腕をいつもの剣に変えて、力なくアンシェルに襲い掛かるソロモン。でもその刃は、アンシェル兄さんの体に触れただけで粉々に・・・

「・・・すみません、小夜・・・」

「・・・馬鹿者が・・・」

崩れ落ちるソロモンの両肩を掴むアンシェル兄さん。え、うそ・・・!ホントに死んじゃうの!?

ベトナムでの華やかな出会いといい、フランスとニューヨークでの二度にわたる長セリフ口説き大会といい、BLOOD+王子成分をほぼ100%担当していたソロモンなのに、あの物腰もルックスも、こんな路地裏で、たったひとりのおっさんに看取られて死ぬためのものじゃなかったはずなのに・・・!カールたんですら、ジェイムズですら、小夜の手で死ぬことが出来たのに。

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その頃、ネイサンはディーヴァお茶最中でした。

「とうとう、私とアンシェルだけになっちゃったわね」

「それがどうしたんだい?」

「あら、寂しくないの?」

「僕にはこの子達が居る。生まれたら、僕の歌を聞かせてあげたいんだ」

「めずらしいわね、アナタが誰かのために・・・だなんて」

「そうだね・・・なんでだろ?この子達を見てると、そんな気持ちになるんだ。この世には、僕に跪く者か、僕を殺そうとする者しか居なかった。でも、この子達は何か別のものを与えてくれる。この子達は、どんな世界を作るんだろう・・・」

ラストシーンは、ソファで眠ってしまった小夜を無言で囲む一同、そして、いよいよMETの幕が・・・



次週予告はアンシェル兄さんと小夜。

「翼手で満ちた世界にディーヴァ子ども達が生まれ、そして育つ・・・その時ディーヴァはどうするのか、それが見たいのだ」

「だからって、こんなことをしていいわけがない!」

「ご覧、ディーヴァの歌が始まる」

「次週、BLOOD+『摩天楼オペラ』。私の、最後の戦い・・・」

METに正装で現れたカイのオールバックが気になります。

にゅげにゅげ 2006/09/03 14:17 ソロモンがね、可哀想だったよね。おっさんに看取られる最期なんで嫌過ぎるよ。
もうあの麗しいお姿を見れないのね…

ラブスカウターに岡村さんのトキメキ値を捕らえました!
100…500…どんどん上がるぞ!
な、380000だと!?
って感じかなぁ。
いいカポーになると思うんだけどなぁ。

儂もカイのオールバックが気になります。
作画が崩れませんように。

sophiesophie 2006/09/03 17:28 お久しぶりです。
ソロモンの最後に納得がいかないsophieです。
モーゼスにしてもソロモンにしても、尺が足りないんでとりあえず退場していただきましたって気がします。残念。
それにしても、ハジはいつになったら強くなるのでしょうか?主人はもうフラフラなのに・・・。

PS.作画悪かったですか?私は前半は綺麗だったと思います。特に吊るされた王子が・・・。

RadiotomRadiotom 2006/09/03 17:37 すいません、図らずも「ソースじゃなかった」にまた吹いてしまいました。蒸し返してすいません。でも私もソースに聞こえました。先週。確かに。ソロモン、何か地味な退場でカワイそです・・・カールたんの方が華やかに逝ったなあ・・と。

pencapchewpencapchew 2006/09/04 14:23 ( ゜ρ゜ )< にゅげたま
ホントもうショック、あんなひっそりと・・・しかも忌の際にアンシェル兄さんただ一人って。すばらしく王子なキャラだったのになあ。

そうそう!岡村、今までまるっきり恋愛要員の数に入れてなかったもんだから、不覚にも┣¨‡┣¨‡しました!真央さんのニブさにも┣¨‡┣¨‡。


( ゜ρ゜ )< sophieさん
お久しぶりです!作画、ほんとだ、最初のほう(吊り王子とか)はいいんだなあ・・・後半は苦手な絵柄だったので、その印象ばかり・・・。

ハジは、毎度毎度バトルになると体にドカーンと穴開けられてますよね。何で毎度毎度、腹に風穴なんでしょう・・・気の毒です。あと、あれだけ毎回狙われるなら、そろそろ風穴攻撃を避けるスキルを身につけないと・・・!


( ゜ρ゜ )< Radiotomさん
ちょ、ソース!!もうね、穴があったら入りたいとはまさにこのことでした。今週はちゃんと「笑止!」って聴こえました・・・うふふ、うふふふ・・・

ソロモン王子は小夜命に宗旨替えしたし、ひょっとしたら死なずに済むのかな?と甘い考えでいたんですけど、容赦なかったですね・・・ホント、カールたんのほうが華々しかったです。愛する小夜に死んだことすら知ってもらえないなんて!!あまりのあっけなさに、涙も出ませんでしたよ・・・

dabedabe 2006/09/05 00:00 はじめまして、こちらにコメント書くのは初めてですが1話からずっと閲覧させていただいてました。

BLOOD+好きでずっと見てるんですが、今週のソロモン死亡やらなんやらで「あぁ、もう終わるんだなぁ」と実感し思わず書き込みました(><)
あと少しで終わっちゃいますが、これからも訪問させていただきますのでよろしくお願いします。

あとちょっと気になったのですが、ソロモンの致命傷はジェイムズの攻撃でなく、ソロモン王子が力を振り絞ってジェイムズの腕を潰した時に、小夜の血がついた刀がポロッと落ちてサクッと王子を切り付けちゃったので、それじゃないかと思います。
しょうもないツッコミですが^^;

pencapchewpencapchew 2006/09/05 00:48 dabeさん

こんにちわ、はじめまして!コメントありがとうございま・・・ギャー!!ほんとだ、致命傷について妙な記載が!!な、な、直させていただきました・・・!ありがとうございます!まぬけすぎて恥ずかしゅうございます、ヒイ・・・

それにしてももうすぐ最終回なんですねえ。なんだか実感湧かないというか、こ、これ、終わんのかな・・・?という不安でいっぱいになりつつあります。なんだかんだ言っても私BLOOD+だいすきなので、さみしくて仕方なかったりします。いっそOVAで延々シュヴァリエ物語とか続けてくれたらいいのになーとか思っちゃいます。

esbeeesbee 2006/09/05 04:51 はじめまして。いつも楽しく拝見させていただいています。
今週のBLOOD+見直しているときにdabeさんと同じツッコミを入れようとして、出遅れました(笑)

ソロモンは「血を越えて…」と言い続けていましたけど、やっぱり小夜の血を受けると致命傷になってしまう…
カイは「血なんか関係ない」と言っていましたが、やっぱ血縁というやつからは逃れがたい、というメッセージを最後のソロモンとアンシェル兄弟の姿からも感じました。

血というものを意志の力が越えられるか!?
その辺のテーマ?に私は納得のいく答えを期待していますんで、ソロモン復活!を待望しています!!

長文大変失礼しました。こちらの感想を見つけてからBLOOD+を見る楽しみが何倍にもなりました。
これからも更新頑張ってください><

pencapchewpencapchew 2006/09/06 20:48 esbeeさん

はじめまして!最終回が近くなったせいか、コメントくださる方が増えてびっくりしつつ猛烈にうれしいです。つ、つうか、よかったー!!第二のツッコミの前に修正できてよかったー!!(笑

「血というものを意志の力が越えられるか」って深いですね。ほんと、ソロモンを看取るアンシェルという構図は、ひとつのテーマを感じさせてくれました。小夜とディーヴァとシュヴァリエたちにとっての「血」と、リクとカイ以外血が繋がっていない宮城家(と仲間たち)にとっての「血」、ほんと大きなテーマを持った作品だなあと思います。どう収拾つくのかまるっきりナゾではありますが・・・あああ、ソロモン、復活してくれたらいいのに・・・!

yakiniqyakiniq 2006/09/06 23:32 はじめまして。いつも楽しく読んでいます。

………もうね、先週のあなたのせいで、今回の本編も「ソース!!」にしか聞こえなくて、シリアスなシーンなのに大笑いした。どうしてくれよう。

pencapchewpencapchew 2006/09/06 23:56 にくのひと

ギャー!!何しらばっくれてやがんだ職場の同僚の貴様!!つうかソースやめて!!もう忘れたいのにいつまで経っても忘れられないじゃないのよー!!早くも今年最大の汚点に決定だよ!!

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